タルサから今日の目的地のアーケディアまでは約90マイル、直線距離であれば時間にして1時間30分弱の道のりだが、それはあくまでもフリーウェイをすっ飛ばした場合のことで、ルート66を通り沿線の街に寄りながら行けばその倍の時間でも当然足りない。
珍しい雨天に加え、今日は飛行機まで遅れた。本来結構タイトであったスケジュールがより一層厳しくなり襲いかかる。そんな時はどうする?
そう、諦めるんだ(笑)また来れば良い。それだけだ。

空港からまずは東へ。おいおい逆だろう、って思った方は中々のタルサ通です。
タルサは街を東西一直線に通る 11番通りがルート66。通りにはモーテルやカフェが点在する。まずは161 東通りまで行き、西へ向かって戻る。
Brookheaven Motor Inn、Toby’s Beauty Rest Court、Brookshire Motel、Oasis Motel、Elm’s Court、Desert Hills Motel、そして Tally’s Cafe 66 に Campbell Hotel と Meadow Gold Sign。何と煌びやかな通りだろうか。


ただ残念なのは雨。全くと言って良いほどフォトジェニックで無い。プロの写真家であればまた雨天の被写体を上手く撮る技術が当然あるのだろうが、残念ながら私には無い。それ以前に雨嫌いの私には写真を撮る気すら起こらない。折角のルート66を訪ねる旅が残念極まりない。

そこで気を取り直し今回初めて訪問するマイナーリーグ球団 “Tulsa Drillers” の本拠地 One OK Field に行ってみることにした。タルサ・ドリラーズは AA(ダブル・エー)テキサスリーグ北部所属、1977年に創立されたクラブだ。2015年よりロスアンゼルス・ドジャーズ傘下のチームになっている。


あまり耳にしたこともないと思うけどメジャーの多くのスター選手もこのチームに在籍した。何人か簡単に紹介すれば、Troy Tulowitzki, Matt Holiday, Sammy Sosa, Carlos Pena, Gabe Kapler, そして私も大好きな殿堂入り選手、Ivan “Pudge” Rodriguez だ。彼の写真を見つけた時は興奮した。が、しかしちょうど私がタルサを訪問している期間ホーム試合はない。その前後は6連戦、7連戦ってあったのに!(涙)

でもね、ここも結局ファンに優しいマイナーリーグ。公式ファンショップのお兄さんに中を見せてもらえないかと尋ねると、快くスタジアムに通じるドアの鍵を開けてくれる。何と親切!一通り周って座って。誰もいないスタジアムを独り占めする感動を味わう。


球場見学中は比較的雨は少なかったものの、相変わらず止む気配はないなぁ。