Month: August 2019

2020年のフィールド・オブ・ドリームス

1989年に見た映画「フィールド・オブ・ドリームス」、正直当時はあまり感動しなかったことを憶えている。むしろどちらかと言えば、ストーリー的にも、分かったような分からなかったような(笑)
何かいきなりケビン・コスナー氏をディするようなことになったけど、真意はそうじゃない。(むしろ彼は好きな役者の一人だ)
そんな映画のタイトルを何年も後になって、カンザス州バクスター・スプリングスを訪れたときに再び思い出した。同街にある「フィールド・オブ・ドリームス」と名付けられた施設を訪れたときのことだ。

いや、正確にはその施設の名前が書かれた看板の前を通りすぎたときだろうか。二度見をした私は思わず急停車。ギアをバックに入れてその標識をわざわざ確認しに行ったことを憶えている。

その「フィールド・オブ・ドリームス」をまた!鮮明に蘇らせてくれたのが昨月のアイオワ州デモインの地方紙「Des Moines Register」に掲載されたこの写真記事だ!

何とMLBは来年2020年、ニューヨーク・ヤンキースとシカゴ・ホワイトソックスの試合を同州ダイアーズビルで開催することを発表したのだ!
マジかっ?!と記事を目にしたとき疑ったのは言うまでもない。え?なぜ?
無数の疑問が頭の中を駆け巡る。
でもよく考えるとそんな無粋な質問はどうでもいいではないか。興行してくれるというのだから有難く楽しませて貰えればそれで良いのだ!

映画を観た方はよく憶えていると思うけど、この映画の撮影にあたって、ダイアーズビルは実際のベースボール場を建造したわけで。その後もその施設は土地の所有者によってしっかり保存され、今でも勿論使用できる立派な現役の施設さんなのだー!もはやベースボールファンにはたまらない「聖地」だね。(昨今この表現がメディアでも多い(汗)

MLBの公開したポスターによれば、試合予定日は2020年8月13日。しっかりホワイトソックスのスケジュールにも載っているぞ。

しかも当日は試合だけではなく、ベースボール・クリニックの開催を中心としたファンサービスも半端ないという。。。
あー観たいな~、行きたいな~、チケット取れるかな~
オールスター戦の1か月後かぁ。
日本はお盆かぁ。
また一つ悩みのタネが増えちゃったよ!

週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol.5 オクラホマのエンターテイナー

毎月恒例の寄稿、SEASON 3!第5回目(8月号)のテーマはオクラホマ州エリックの孤高のエンターテイナー、ハリーさんのご紹介。演奏パフォーマンスもさることながら、ホスピタリティ精神の神髄を彼を通して体感できるこのと楽しさを是非皆さんも味わってください。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで
https://nyseikatsu.com/editions/737/737.pdf

Route 66 と Air B&B

「エアーB&Bにお客、取られてない?」
一時とても良く聞かれた質問だ。
私のようにホテル業界で働く人の多くは、多かれ少なかれ必ず聞かれた経験しているのではないかと思う。
ただ、私の答えは NO だ。少なくとも私自身が長い間関わっている、いわゆる大手チェーン系のホテルにとっては、エアーB&Bは脅威ではない。
例えばヒルトンを例にとれば、ヒルトン系列で「Hampton Inn」とか、「Homewood Suites」等は場所によればエアーB&Bの競争相手になっている所もあるが、大きな意味ではホテルに泊まるお客と、エアーB&Bに泊まるお客では「マーケットが異なる」わけで、お互いのマーケットに脅威ではなく、どちらが良いとか悪いとか、そういう話でもなく、お互いに共存できる仕組みになっていると個人的には感じている。

Illinois State University

ところが最近になって、このエアーB&Bの存在はルート66にてモーテルを経営する人たちに取っては決して他人事ではなくなってきた。
昨年の話になるが、イリノイ州立大学の公共ラジオ局が、同州ブルーミントン・ノーマルにある、築103年になる物件を所有する Kevin Lewis 氏の話をある取材で取り上げた。Lewis 氏によれば彼がエアーB&Bに登録したのは約2年前、財政不況にあった時だという。
ただ彼は今はもう財政的にその必要もなくなったが、エアーB&Bはそのまま継続して営業している。なぜなら「(それが)好きで楽しいから」、だそうだ。Lewis 氏は単純に人が好きで、宿泊者との交流を楽しんでいるということだ。

同じルート66でありながら大都市であるシカゴは、数年前からエアーB&Bに対して規制を厳しくしているが、前述のブルーミントン・ノーマルのような小都市であり、かつ市場価値の低い場所にとっては、この現実問題が今になって降りかかってきたわけだ。
ブルーミントン・ノーマルにだって昔ながらのモーテルは存在する。が、年々減る宿泊者の確保に困っている状況で、エアーB&Bが(ホテルでないため)ホテル税が免除されていたり、宿泊者用のセーフティルールが曖昧だったりと、不公平であるという声が出ている。
一方、エアーB&B側は、ホテル側の提供できない「Home Away from Home」というこじんまりとした快適さこそが顧客のニーズであり、それに応えられているのは自分たちの方だと主張するのだ。

ブルーミントン・ノーマルにあるランドマーク、Ryburn Place

現実では昨年、エアーB&Bはイリノイ州内での宿泊予約に関して収税を徴収すると発表し、その金額は約930万ドル(約9.9億円)になる。
しかし同時にエアーB&Bは、地方の宿泊税は徴収しておらず、ブルーミントン・ノーマル地域では、既存のホテル税は年間約300万ドル(約3.2億円)にのぼるそうだ。
市の当局者はこの問題をしっかり把握しており、何等かの解決策を見出す努力はしているものの、まだ最善の策は見つかっていないようだ。

最近の面白い事例の一つとして、テキサス州のヴェガという小さい街に存在する歴史あるモーテル「Vega Motel」がある。長らくモーテルとしては機能しておらず、長く住み着いている女性が部屋の一つを占有していた。最近になってその物件を購入した新しい所有者は、このモーテルを通常のモーテルでなく「エアーB&B」に登録して、この場所を復活、活性化させようとしていると聞いた。

エアーB&Bのサイト上で、ルート66と検索するとテキサス州グルーム、イリノイ州スタントン、そしてアリゾナ州ホルブルック等がヒットする。昼ブルックは別として、いずれもモーテル数が殆ど無いルート66上の小さな街だ。
ルート66の旅行者が、歴史のあるモーテルが不足している地域で一晩滞在した場所を探すにはエアーB&Bは、一つの有効なオプションかもしれない。
今後どのような展開を見せていくのか、ルート66にとってももはや他人事でない大切なトピックスの一つである。

テキサス州ヴェガのメイン通り

US’s One of the Coolest Motels on Texas Route 66

先月の話になるけど、アメリカの大手メディアABC局の記事で、テキサス州アマリロにある「Big Texan Motel」が「アメリカで最も Cool な(恰好良い)モーテル」の一つに選ばれた。
え?一瞬目を疑った。モーテル?モーテルの方で?
そう、ご存知の方は私の驚きも納得できるかもしれない。というのは、Big Texan が有名なのはモーテルなく、「72オンスのステーキを制限時間内に食べたら無料!」で名を馳せるステーキハウスの方だからだ。

まあ、それはそれとして。クールなモーテルの一つというんだからルート66愛好者として非常に気分が良い。だけど、これは勿論全米のホテル、モーテル全部からではなく、あくまでもカテゴリーは Budget Travel なんだけどね。
その Budget Travel 誌によれば選考された理由は次のようなこと。

「モーテルは、ビッグテキサン・ステーキランチのに隣接するが、そのそびえ立つカウボーイの標識は、品がなく何となくゴテゴテと飾り立てた”古きアメリカ”そのもの。まるでご先祖さんからのプレゼントだね。外観は、西部劇の映画によく出てくるもの、内部には時代遅れの動物の毛皮やキャンピングカーが飾られていて、スイング式のサロンドアや木製のインテリア、と雰囲気は素晴らしい。」
とても褒められているようには感じられない批評だけど、何と言っても選考基準は「ヴィンテージを損なわず、レトロな雰囲気を保ったまま、モダンなアメニティを提供するモーテル」だそう。
モダンなものを提供しているかどうかは是非泊まってその真相を探ってみては?

参考までにベスト8は以下の通り。

  1. Austin Motel, Austin, Texas
  2. Beck’s Motor Lodge, San Francisco, California
  3. Vagabond Hotel, Miami, Florida
  4. Modern Hotel & Bar, Boise, Idaho
  5. Big Texan Motel, Amarillo, Texas
  6. Jupiter Hotel, Portland, Oregon
  7. Thunderbird Inn, Savannah, Georgia
  8. Unscripted Durham, Durham, North Carolina



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