Month: November 2019

週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol.8 そうだ!サンタフェへ行こう

毎月恒例の寄稿「魅惑の旧街道ルート66をフォーカス」SEASON 3、第8回目(11月号)は、ニューメキシコ州の州都、サンタフェの紹介です。サンタフェと言えば宮沢りえ、とか言ってるあなた!イケてないかも(笑)
意外と知らない人が多い「冬のリゾート」サンタフェ。さあ、クリスマス休暇から年末年始はニューメキシコでいかが?

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで (29ページです)
https://www.nyseikatsu.com/editions/749/749.pdf

新ビジターセンター@Route 66 Village in タルサ

先日11月6日(水)、オクラホマ州タルサに新しくビジターセンターが一つ誕生した。
え?ビジターセンター?と侮ることなかれ、 中々興味深いランドマークとなりそうだからだ。

その場所はタルサ中心街から南西に約5マイル(8キロ)。タルサ・ルート66は11番街通りということを考慮すれば3マイルにも満たない、目と鼻の先程度の距離だ。実はここには「Route 66 Historical Village」というアトラクションサイトがある。

開設されたのは2010年3月、同市の売上税増加プロジェクトの一つとしてUS$550,000(日本円で約6千万)をかけて作られた。「ビレッジ」とは名付けられたものの、実際は大きな野外博物館だ。
タルサ市の初期時代からの過去の遺産が復元されており、タルサの石油、精製、および輸送産業の歴史を楽しく学ぶことが出来るようになっている。復元されたフリスコ4500蒸気機関車、乗用車、車掌車、オイル塔等がハイライト。塔の高さは194フィート(約60メートル)で、1901年6月25日にタルサを「Oil Capital of the World」にした最初のオイルストライキがあった歴史的な場所でもあるのだ。
今年の5月にはこんなイベントも行われている。

当日のオープン時、現地でのニュースより。
https://youtu.be/bsKy_abBtS8

今回造られたビジターセンターは、赤いガスポンプのレプリカを備えたビンテージ風のフィリップス66ガスステーション。素敵なイメージに出来上がっていると思う。

私の良き友人でもある、Route 66 Alliance のCEOである、Ken Busby 氏はこのビジターセンターを、「マザーロード刷新に対する包括的なビジョン作りをサポートし、より多くの訪問者を獲得する素晴らしいプロジェクト」と手放しで喜んでいるそうだ。
タルサの街を通るルート66は26マイル程(約42キロ)だが、その「タルサ・ルート66」の可能性を示す大きな礎の一つになりそうだ。
私の次回の訪問が待ちきれない!

“I am Route 66” プロジェクト from Texas

来る12月5日(土)テキサス州アマリロに新たなルート66アイコン、 「I am Route 66 Visitor Center and Gallery」 が誕生する。
運営するのは Jim Livingston 氏。彼は世界的にもよく知られ、北米大陸を駈け廻り美しい自然、夜空、西部の大地やニューメキシコ州名物のバルーン祭まで幅広く素晴らしいイメージを発信するアーティストである。
Jim の作品を勝手に選んで少しお見せしたい(Jim 許して!)

そんな Jim が手掛けているプロジェクトが「I am Route 66」だ。彼自身のウェブサイト、そしてソーシャルメディア「Facebook」では特別ページを設け、その活動を展開している。
「I am Route 66」、そのコンセプトは至ってシンプルだが、実はそうでもないのがポイント。ルート66上で働く人、またはそれに深く携わる人達に焦点を当て、彼らの白黒ポートレートに次の三つの問いに答えてもらう、それだけだ。至ってシンプルに聞こえるが、その質問内容はこれ。
① I am…(単純明快な自己紹介)
② I regret…(後悔していること)
③ Before I die…(死ぬ迄にやりたいこと)

私自身もこのプロジェクトに参加できる機会を頂戴したが、さあ答えをどうぞ、と問題を投げられた時実は結構考えたものだ。結局大したことない回答に収まったものの(笑)いろんなことを考えさせられた。だが最終的にはとても自分な好きなことのシンプルなことに行き着く。ああ人生ってこうシンプルなんだな、と勝手に改めて痛感した。

一方、等の Jim にとって言うほどシンプルでないのは、このプロジェクト、まだまだ先は長いということらしい。知っての通りルート66は約2,400 マイル。現在 Jim の走行距離はこのルート66で何と 12,000 マイルにも及ぶらしいが、「未だ1500名にしか」会えていない。その街々を通過するタイミングで中々すべての人たちに会えるものでもないし。
知人友人を全員紹介できないのが残念だが、それは Jim ご本人に任せるとして、折角なので誰でも知ってるルート66上のアイコン達をここで何名かご紹介したい。その他詳しくは以下のページへ是非。

Website:
www.jimlivingstonart.com
Instagram:
www.instagram/jimlivingstonart/
Facebook:
www.facebook.com/iamrt66/

そして更に我々インターナショナルチームより 。
Franco (Italy), Marian (Czech), Wolfgang (Germany), and Dave (Australia)

おっと!ご本人を忘れてた!

I am Route 66 – Mr. Jim Livingston

最近のSNSへのアップでは、まだ看板しかできていないようなイメージも受けるが、こんな感じの場所。

I am Route 66 Visitor Center and Gallery
1900 SW 6th Avenue, Amarillo TX Texas 79109

12月5日(土)午前10時~11時、近くにいる人は是非行ってみよう!
(私なら近くでなくとも行くけどね 笑、少なくとも米国内に居れば(泣)!

Jason Bourne ルート66に降り立つ❕❓

何ともエキサイティングなニュースが入ってきました。
2020年11月6日に公開予定の、あの Matt Damon 氏が主演を務める映画、「Stillwater」のワンシーンがオクラホマ・ルート66のアーケディアで撮影されることが判明!
実際の撮影は一日のみで、11月8日(金)に予定されていたとか。
現地ニュース ⇩
https://okcfox.com/news/local/matt-damon-movie-filming-in-arcadia-at-least-one-day

映画の大筋は、石油掘削作業員に扮する主人公(マット・デーモン氏)がマルセイユ(フランス)にて無実の罪で投獄された娘を、言葉や文化、さらに法律の壁と闘いながら助けに行くという内容で、かのジェイソン・ボーン・シリーズで私も彼の大ファン。

オクラホマでの撮影の殆どは、登場人物の故郷という設定で同州の Coyle (コイル)という街で行われるそうだ。コイルは アーケディアから北へ約30マイル(48キロ)ほど。車で行けば30分強の距離である。私もまだその街は訪れたことはないが、次回アーケディア近辺を通る時は是非行ってみようと思う。街自体はとても小さく人口は300人程度で、いわゆるルート66上にある小さな街と通ずるものがある。ネット上でも中々ぴたりと来る画像が探せなかったが、こんな感じみたいだ。いずれにしても、 デーモン氏の映画の中に映り込むルート66を観るのは待ちきれないほど楽しみである。

ではそのアーケディアとは一体どんなところ?という方。詳しくはこのブログの2017年4月より連載した「Acadia Neon Fest」の一連をご覧になって頂きたい。アーケディアは、私の友人である、Jim Ross 氏、Shelle Graham 女史の、ルート66重鎮夫妻が居を構える街でもあり、幾つかのユニークな観光スポットもある人気の高い街だ。

街で一番目を引くのは Pops Route 66 だろうか。
見渡すほど地平線の広がる田舎に忽然と建つ巨大かつシンプル、そして近代的なオブジェは、日が暮れると綺麗にライトアップされる必見のスポット。
ポップソーダをテーマにした、ガソリンスタンド、ダイナー、そしてギフトショップが併設されている。(ガス代はちょっと高めだけどw)

そしてアーケディアと言えば歴史的なランドマークである「ラウンド・バーン」。1898年に地元農家の William Harrison Odor 氏によって建てられた。1988年には直径60フィートもあるその屋根が崩落する事故もあったが、4年後の1992年に無事修復作業は完了。現在1階はお土産屋さん、アートギャラリー、そして観光案内テーブルが置かれ、2階は結婚式披露宴ができる素敵な宴会場となっている。
このラウンド・バーンは文字通りラウンド(真円)、六角形でもなければ八角形でもない、何とアメリカ唯一の丸い納屋なのだ。
報道によると撮影クルーはこのバーンのトイレと休憩スペースを使わせてもらうらしい。映像にも出ないかなぁ(笑)

最後にもう一つ。アーケディアの観光スポットの一つして友人のお店、Glassboy Studio を紹介。ネオンサインのチューブ等、ガラス工芸を扱っていて、もちろんお客さんはガラス細工を体験できる。
また Tourist Trap Tee というシリーズでルート66各州で語り継がれている御伽噺をテーマにしたTシャツも秀逸。私もオクラホマ、テキサス、アリゾナ州の3つを持ってます。近郊訪れた際は是非!





永遠を駈ける: アメリカ横断 5,000 キロランニング日記

Kさん(向かって右)と奥様(左)とマンハッタンビーチにて

「2015年4月25日。48歳の誕生日。アメリカ西海岸ロサンゼルス。サンタ・モニカの桟橋。
20年間追い続けた夢「アメリカ横断5000キロ・ランニング」のスタートを踏み出そうとする僕がいた。
ゴールは、アメリカ大陸の逆側にある東海岸ニューヨーク。
完走目標日数は、80日。
アメリカ横断ランニングの成功者は、歴史上、恐らく約500名。
幼少の頃からずっと体育・運動の苦手だった僕には、大きすぎる挑戦だった……。 」(アマゾン販売サイト本文より)

以前このサイト(2016年10月16日)でも紹介した Atsuyuki Katsuyama(通称 K さん)サンタモニカ~シカゴへのルート66全線、そしてそのまま何とニューヨークまで!自身の足で駆け抜けた。
その時の記録がついにデジタル書籍にて販売開始!
Kさんの魂の叫びがここにある。
この機会を是非お見逃しなく!

祝優勝!ワシントン・ナショナルズ

10月31日(木)ワールドシリーズ第7戦。ヒューストン・アストロズ最後の打者となったBrantleyが空振りの三振で、ワシントン・ナショナルズの球団史上初のワールドシリーズ制覇、すなわち優勝が決まった。

2019年度の私のMLBシーズンはナショナルズに始まってナショナルズに終わった。偶にはルート66とは直接関係ないお話を(笑)

現在私は家族の理由で日本(東京)に在を構えているが、年に最低1、2度は「帰省」する。その際には必ずルート66を旅することにしているが、最近それに合わせて気に入っているのが国の首都、ワシントンDCを訪れることだ。所属する会社の本社がDC近辺にあることも無関係ではないが、お客様や旧友を訪ねる等に加え、とかく若い頃より一度でいいから「ワシントンで働いているんだ」と、言ってみたいという未だに消えない夢もその理由の一つだ。なぜ?それは自分でも明確に分かっていない。とにかくワシントンDCで仕事がしてみたい。

まあ、そんな与太話は置いておき、毎年帰省する時期はとある事情で必ず2月下旬~4月上旬のどこか。今年2019年は3月末からの10日間程度だった。
非公式ながら住所のあるカリフォルニア州を訪問後、今回も迷わずDCへ。国防総省(ペンタゴン)に勤務するお客様スラッシュ友人を訪ねるためだ。ちょうど日本で見過ごした満開の桜がDCで見ることが出来、感無量。

で、この話題の結論から言えば、DCに到着してから、ワシントン・ナショナルズのシーズン第4戦目となる、ナイトゲームがあることに気が付いたことだ!OMG!まだ現地では肌寒い 4月2日(木)のことだった。

これは何としてもチケットを取らないと!と予定を急遽やり繰りしてチケット探しに奔走。断っておくが、私はナショナルズのファンではない。が、この一戦何と相手は同地区のライバル、フィラデルフィア・フィリーズ。フィリーズかぁ、と普通はなるところだが(フィリーファンの方、すみません)、今年ばかりはそうは言っていってられない。そう、ブライス・ハーパー選手がナショナルズから移籍して初めての帰還、ということになる。史上最強のブーイングが経験できる滅多にないチャンス!しかもナショナルズの投手は、マックス・シャーザー。開幕早々、舞台は完全に出来上がっているのである。

残念ながら晴れ男の神通力も適わず、当日は曇天から雨だったが、少々の試合開始時間の遅れで済み、何とかプレイボールにこぎつけた。
試合結果としてはハーパーの活躍もありフィリーズが勝ったが、最初の2打席はいずれも三振。シャーザーの力投が目立った素敵な勝負だった。

そして再び10月31日。現地観戦でなかったことは残念だが、ワールドシリーズ全試合をテレビで LIVE 観戦できたことは思った以上の収穫?だった。
ナショナルズが敵地で2戦共勝利し、このまま一気に勢いで頂点へ行くかと思われた直後のホームでの3連敗。沢山のドラマが詰まった2019年ワールドシリーズは幕を閉じた。

ナショナルズは2005年、モントリオール・エクスポズのDC移転によって誕生した。1969年創設のエクスポズは、ドーソン、マルチネス、ジョンソン、レインズ、カーターと好きな選手が多かったが、取り分けセカンドベースマンのホセ・ヴィドロが好きでジャージまで買ったものだ。
ナショナルズ、優勝おめでとう!

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