Author: Toshi (Page 1 of 19)

ルート66産のメイプルシロップは美味すぎる!?

私はメイプルシロップが大好きだ。アメリカでの生活にこれは欠かせない。どの位好きなのかは昨年12月24日の投稿「ルート66とパンケーキ」でも余すところなくお伝えしているので興味のある方は読んでもらいたい。
それはともかくとして、うちではここ数年ある特定のメイプルシロップを購入しており、100%それしか利用していない。
100%天然の産物は非常に風味豊かで甘さも丁度良い。クセもしつこさも無い、例の商品と並んで私の中ではメープルシロップ界のツートップなのである。

そのシロップが切れそうになったのが今年の7月下旬。早速いつものように友人店に連絡を入れ今年分の注文をする。友人とは言ってもここ何年かメールのやり取りをしているだけで実はご本人には一度も会ったことがない。
最近イリノイ州ルート66そのものを走る機会が減っていたことに加え、中々限られた時間の中での旅は彼らの営業時間に合わないことも多いためだ。その都度早く巨額ジャックポッドを当て引退したいと切に願うのだ(笑)
とは言え、こうしてアメリカに住んでいる期間に会うことが適わなかった人に、仕事で東京に住んでいる時にそのチャンスが巡ってくるのだから人生は不思議なものだ。どうやら秋期に少し渡米できそうな感じではあったので「今年は直接ピックアップに行くよ」と意気揚々と伝えて取り置き願い大作戦へと舵を切った。

そのお店の名は “Funks Grove Maple Sirup”、イリノイ州シャーリーという所にある。シカゴからルート66を南へ150マイル(約240キロ)、車で約2時間15分強のドライブ、比較的近いものだ。
イリノイ・ルート66はとても景観がきれいで街々によってその姿は千差万別。高速道路など使わず必ずした道を走ってもらいたいものだ。
シャーリーの街近郊へ入ると景色はこのように緑がとてもきれいな森の中を走ることになる。日中でもあまり車は通らないので、街灯のない夜間は結構肝試し的なルートだ。

この辺りは同州でグランドプレーリーと呼ばれ、サンガモン河の支流には、多くの樹木が広がるシュガークリークやティンバークリークを形成し、ホワイト・オーク、バー・オーク、そしてメイプル樹木がそれらの中心だった。イリノイ州地元のネイティブアメリカンはイロコイ種族で、彼らが毎年春になるとメイプルシュガーやシロップを造っていたのが起源だそうだ。その後土地は欧州からの入植者達の手に渡り、1824年アイザック・ファンクという開拓者が本格的にシロップを造りはじめビジネスとしての基礎を築いた。

現在のオーナーはマイクとデビーのファンク夫妻。まさにジェネレーションだ。
毎年約2000ガロン(約7570 リットル)のシロップを製造、販売するが殆どの場合8月中には完売となる。イリノイ州の秋は寒いので10月にもなれば旅行者もほぼいなくなるが、それでも9月に訪れて「OMG!」というケースは少ないないのだ。

幸い今年は9月下旬にイリノイ・ルート66を走ることができたので、私のタスクリストでも最重要項目として、とある天気の良い午後の訪問と相成った。
入り口はあまり目立たない簡素な標識のみ。もちろんこの道を通る皆がここに来るわけではないが、私の少し前を走っていたブルーのコルベットは減速もぜすに走り過ぎて行った。

敷地内に入り車を停める。「販売商品は殆どもう無いのでお店には居ないから、着いたら電話して。3分で行けるから」と、言われ車を降りて電話してみる。車が一台停まっているが、店の雰囲気は静か。
電話が通じない。案の定、電波が届いていない地域だ。ルート66を走っていると非常に良く出くわすこの状況、「電話しろ」というのだから、彼らの電波は正常?なのだろうか。(いや、そんな細かいことは気にしていないんだろうな)

お店の入り口に近づいてみると中から笑い声が。あー良かった、人は居るのだ。
ドアを開けると2人の旅行者らしき女性とデビーが話していた。
「あら、トシ、やっと来たわね。電話くれた?」
「こんにちはデビー、やっと会えたね!電話したのだけれど電波なくてできなかったよ。」
「あらまあ、じゃあ丁度良いタイミングだったわね、会えて嬉しいわ。旅行はどう?」
電波云々の話は一瞬で過去の遺物となる。

2人の旅行者は買いに立ち寄ったのだが、お土産用の最小瓶があるだけだったので少し残念そうだったが、それを3つほど買って帰っていった。
やはり頼んでおいて良かったようだ。デビーは裏の倉庫から私の取り置き分を入れた箱を持ってきてくれた。

今年の消費予定シロップ

彼女はここから3分ぐらいの場所に住んでいるらしく、9月に入ってからは商品もほぼないのでアポのお客のみ対応しているという。
ここ数年のお互いのメールでのやり取りを振り返りながら、小一時間シロップの話で盛り上がった。

Funks Glove のメイプルシロップ、現在ウェブサイトでも購入可能。もちろん現在は SOLD OUTとなってるが、春になるとまた販売が始まるので、欲しい!という方は是非ネット注文をしてみて欲しい。本当は実際に買いに行くのが一番なんだえどね!

 

Funks Grove Pure Maple Sirup
5257 Old Route 66
Shirley, Illinois 61772
https://www.funkspuremaplesirup.com

Terri & Sprague Super Station の壮大なプロジェクト


皆さんはイリノイ州ノーマル (Normal)、という街の名前を聞いたことがあるだろうか。ノーマルはイリノイ州のほぼ真ん中あたりに位置し、通常近郊のブルーミントン (Bloomington) と一緒に「ブルーミントン・ノーマル・メトロポリタン地域」等と呼ばれたりするが、ノーマル単体では人口約55,000人程の小さな街だ。かく偉そうに語る私も実はルート66を走り始めるまで勿論聞いたこともなかった。
ノーマルはシカゴから140マイル(約224キロ)、車で2時間ほどルート66を南に向かったところにある。街で最も有名なものは州の公立大学としては最古のイリノイ州立大学のメインキャンパスがあることで、街のほとんどの人達がこの大学か、ステートファームまたはカントリーフィナンシャル(ともに保険会社)で働いているとうから驚きだ。
そんなノーマルには昔から素晴らしい歴史的建造物がある。1931年、ウィリアム・スプラーグ氏によって建てられたチューダー建築様式のガソリンスタンド「スプラーグ・スーパーサービス・ステーション」だ。これはルート66に現存する僅か3か所の建物中最も大きな2階建てもので、当時は一階がステーションとカフェ、二階はオーナーと従業員がクラスアパートだったそうだ。

The Station in 1966

ガソリンスタンドはルート66の発展と共に繁盛し、1940年代~60年代はその頂点を極めたが、高速道路の発展により徐々に衰退。1971年に最後の給油販売をし閉店。1979年にはガスポンプ自体が撤去されたと記述が残っている。その後この場所は溶接会社、ボイラー会社、レンタカー会社と姿かたちを変えて残るが、そこに颯爽と登場したのが本日の主人公、テリー・リバーン女史である。
イリノイ州立大の講師であり、かつルート66の歴史家でもあるテリーは夫のウィリアム・サンダース氏(2011年他界)と共に2006年、22万ドル(約2400万円)の資金でこのステーションを購入、歴史的建造物復活への第一歩を踏むこととなる。

Terri Ryburn 女史

テリーの構想はこのステーションを多角化してルート66の発展に役立てることで、インフォメーション・センター、カフェ、ダイナー、ソーダ・ファウンテン、ベッド&ブレックファスト、イベントスペースとしての将来的計画を持つ。聞くところによると総額120万ドル(約1億5千万)相当の野心的なプロジェクトだそうだ。
この「完全なる修復」プラスアルファのプロジェクトは、オーナー自身からの更なるポケットマネーや、市や街、そして国立公園サービス(政府)からの助成金を始め、マッチンググラントや各州ルート66アソシエーション団体からの寄付金等、多くのルート66を愛する者達からの支援する気持ちで成り立っている。こんなところはいかにも「ルート66は一つの大きなファミリー」のコンセプトが体現されている。

そして2017年8月、スプラーグ・スーパーサービス・ステーションは万感の想いを乗せて再開した。昨年より仕事の都合でルート66よりかなり遠い場所に住んでいるため開店日には行けなかったが、それから1年経った今年、やっと念願かなっての訪問となった。もちろんまだ観光センター+お土産屋+イベントスペースの部分しか完成していないが、今後少しずつ確実にプロジェクトを進めて行くことだろう。

知ったかぶりにずらずらと書いてきたが、今回の訪問時にテリーさん本人に話してもらったことだ(笑)優しい笑顔と暖かい人柄に加え、亡き夫との夢に向かって進むテリーさんからは芯の真っすぐ通った強い意志も同時に感じることができた。とても貴重で有意義な時間だったことは言うまでもない。

最後になったけど、スプラーグ・スーパーサービス・ステーションは、2008年4月25日、国家歴史登録財に指定され、翌年2009年にイリノイ州名誉勲章殿堂協会にも選出、そして2011年8月15日には地元の歴史的ランドマークとして指定されている。

Sprague Super Station – Ryburn Place
http://www.ryburnplace.com/
305 Pine Street, Normal, IL 61761

待ってろよ Launching Pad


あまり好ましいことではないのだが、どれだけ思い続けていても中々「ご縁」が無いこともある。ルート66上では私にとってそれは、6月生まれの双子座である私と同じ冠名を持っている “Gemini Giant” を擁するイリノイ州はウィルミントンにある、Launching Pad のことを意味する。
ウィルミントンはシカゴより約60マイル(約96キロ)、車でおよそ1時間弱の距離にある。ルート66を旅する者にとって、旅の始まりであり、かつ終わりであるシカゴから僅か1時間しかないという距離をその縁遠い理由に挙げるのは少々乱暴だが、中らずとも遠からずと言った具合であろうか。
私は1996年からルート66を旅し始めて、何度かこのレストランの前を通る機会があったが、営業時間外であったり、私側の理由で素通りせざるを得ない場合であったり、はたまた祝祭日期間であったりと、とにかく訪問する機会に恵まれなかった。そうこうしている間に2010年、Launching Pad は突然閉店してしまいます。
そのニュースを聴いてから初めて訪れたのが2014年。当時はこんな感じで寂れていた。

冒頭で触れた “Gemini Giant” は、ファイバーグラス製で高さ30フィート(約9メートル)の大きな像で、1960年頃アメリカで “Muffler Man” (マフラーマン)と呼ばれ人気があったらしい。当時ほとんどのこの像が「カウボーイ」又は「木こり」であったが、当時のオーナーは「目立つように」と、宇宙飛行士をモチーフに特注したという逸話がある。

Launching Pad と Gemini Giant は、両方供2000年にイリノイ州のRoute 66に殿堂入りしたが、ビジネスとしての存続は難しくオーナーは売却を決意。当時の売値は65万ドル(当時で約610万円)だったらしいが、閉店したのであるから買い手がつかなかったことは想像に難しくないか。

ところが2017年10月、事は急展開を見せた。何と Launching Pad に新しいオーナーが現れ、改修後2018年春には再開する見込みとの記事がルート66界を震撼させる(大袈裟だよ!笑)
本当だろうかと半信半疑で居たところ、早速10月18日には、”Miles of Possibility” というイリノイ州ルート66協会が中心となって行われている、ルート66の歴史や今後の保存プロジェクト等、教育的観点から毎年行われているカンファレンスにて正式にオーナーが発表された。

©Route 66 News より

新オーナーの Tully Garrett 氏 と Holly Barker さんは、少しでも早い再開を目指し、12月にクラウド・ファンディングを設立して有志からの寄付を募る行動も見せた。
そのかいあってか、Launching Pad は2018年5月、ソフトオープンを迎えた。まだレストラン機能が100%回復するには2019年まで待つ必要があるらしいが、観光案内所およびお土産屋さんとして無事復活を遂げたのだ!

だが、やはり遠いご縁は早々簡単には復縁しないらしい。今回私はLaunching Padへの「初訪問」、そして(既にFBでは繋がっている)新オーナーの2人に会えることを旅の楽しみの一つとしてシカゴからオクラホマ・シティまで走る計画を立てたのだが、その日も朝8時にシカゴを出発した私はその開店時間である9時を目指して上機嫌で走った。

到着したのは9時ちょっと前。駐車場にはまだ車の一台もない。Gemini Giant は変わらず堂々と鎮座している。天気も秋晴れ、何の問題もない。
が、オーナーさんが到着している気配もなく嫌な感じがした私は、再度開店時間をGoogleさんと確認。そこには「9時」と記載されている。
念のため入り口に貼られている営業時間を確認。そこに記されていたのは無残にも「10時」の文字だった。。。
生まれ変わった Launching Pad の中だけ(窓の外から撮影)

きっと皆さんはたった1時間のことだから待てば良いだろうと思っているはずだ。そう、たったの1時間だ。が、しかし!短い旅行の関係上予定はかなり濃密に組まれており、1時間の誤差を後を大きく狂わせる。午後には重要な知人、友人とのアポも入っており計画の変更は様々なものに影響を与える。
10分弱悩んだが、今回は諦める決断をし、ノートを残して先に進むことにした。

2018年、未だに訪問できずにいる Launching Pad だが、見方を変えれば2019年のレストランオープンを待て、という神様の思召しかもしれない。
もう一回少なくともここに戻って来れるという仏さまのご意志であろう、と前向きな私は勝手にそう思いこんで、ルート66アソシエーション・ジャパンのステッカーを貼らせて頂き次の目的地にアクセルを踏んだ。

最新映像を含んだ Launching Pad の歴史。詳しくみたい方はこちら ⇩

 

 

週刊NY生活連載第二弾⑦:ルート66ベスト10~ミュージアム東部編

NY週刊生活掲載企画「ルート66何でもベスト10」!今月はミュージアム特集。
東部4州から(イリノイ、ミズーリ、カンザス、オクラホマ各州)ご紹介します。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで!
https://www.nyseikatsu.com/editions/698/698.pdf

Lou Mitchell’s、マザーロード最初の停留所

さて、ミルウォーキーでベースボールを堪能した後はルート66へ戻ろう。
シカゴ郊外に宿を取った私は朝の通勤ラッシュに巻き込まれまい、と朝6時に起床をし、シカゴに向かって車を飛ばした。
が、しかし!
朝6時30分では既に遅いようだ。


フリーウェイは渋滞し、シカゴ中心部へわずか16マイル(約25キロ)の距離であるのにゆうに1時間以上かかる。シアーズタワーが見えてくる頃にはすっかり陽も昇って明るくなっちゃったよ。

旅のスタートはまず腹ごしらえから。
わざわざここから始めるためにホテルに着いている朝食を振り切ってここまで来た感じだ。

Lou Mitchell’sは、ルート66を、いやシカゴを代表するダイナー・レストランの一つだ。ルート66サインポストから僅か1マイル(約1.6キロ)の所にあり、映画「アンタッチャブル」に登場したユニオン駅にも近く、地元民はもとより多くの観光客で賑わう。


またレストランは出発地点近くなだけでなく、ルート66沿線上にもあるため、”The First Stop on the Mother Road”(マザーロード最初の停留所)というニックネームまであるほどだ。
尚、2002年5月にはこのレストランが起点となり、Nationwide Route 66 Restoration Program(ルート66包括的修復計画)なるものが開始され、レストランも2006年に国家歴史登録財への認定を受けるに至っている。

いやはや Lou Mitchell’s に来るのも本当に久しぶりだ。前回訪れた時はまだルート66で何らかの活動に加わろうなんぞ考えたこともなかった時代で、興味本意でただ走っていたころだ。
到着した時は、朝7時30分をとっくに回っていた。
店内は相変わらずの人の入りであったものの、カウンターはほぼ誰もいなかったのでそこに陣取る。

すかさず “I’ll be right with you, handsome ; )” と朝っぱらから飛び切りの愛想を頂戴する(笑)
コーヒーをまずは頼みながら「お薦めは何?」と聞くと、「うーん私ならフレンチトーストかな」と即答。
フレンチ・トースト好きの私にとってその「秒速の」回答はどんな理屈よりも優先される。「じゃあそれにするよ。サイドはハムでお願い」と通常ソーセージかベーコンのところをわざわざハムを頼むのが私の好みだ。

注文後周りをキョロキョロ見渡しているとお店番の女性が “Do you travel along the road? Do Route 66 things?” と聞いてくる。
自分の身分となぜここに居るのかを簡単に説明したら、「じゃあ丁度良い。うちのクッキングブックをあげよう」と、昨年レストランが創立95周年を記念して作ったお料理本を頂くことになった。「ここで出しているものが全部載ってるよ。包み隠さず、だよ」とウインクをしながら自慢げに出して来る。「まあ、うちの場合秘密にするようなレシピはないけどね」と自虐オチも忘れない。

注文したフレンチ・トーストを頬張りながら、その女性(Danaさんという)とルート66にまつわるいろいろな話で盛り上がった。
おかげで30~40分を予定していた計画が最初から大幅にくるった。
仕方ない。旅とはそういうものだ。
「今回はどんな人達に会えるのだろうか」そう期待しながらシカゴの街を出発した。

Henry’s Drive-In 美味しいホットドックはいかが?

ルート66の起点、シカゴ。
観光しようと思えば見るべきものは山ほどあるのだが、ルート66を旅する多くの人達にとってはどうやら起点のサインボード(このサインボードに関しては今回の旅の終盤で改めて触れようと思う)がメインとなるようだ。そうは言ってもダウンタウン地区に鎮座するグラントパーク、「アンタッチャブル」の映画でもお馴染のアムトラック駅、ウィリス・タワー(旧シアーズ・タワー;私は未だにこっちの呼び名を使い通します)それに幾つかの著名レストランとルート66関連だけでも結構あるのだ。これらに通常のシカゴ観光を追加すれば1、2日は余裕で必要になる。
ただ今回の、時間のあまりない私の旅でもそうだが、朝食を取る時間に着かなかった場合、お昼近辺からスタートする際、是非トライして欲しいのが、本日ご紹介する「Henry’s Drive-In」だ。

1950年代にヘンリー氏がそのビジネスを始めた時は、今でもよく見かけるホットドックのワゴン販売だったそうだ。当時はオグデンという地域に出没したらしいが、ルート66をドライブする旅が一般化した1950年代、現在のシカゴ郊外、シセロ(Cicero)という街で店を立ち上げたと聞く。

看板メニューのホットドックに加え、サンドイッチ、タマレ、ウィング等、お店のメニューは極めてシンプルかつリーズナブルな価格で昼時は良く賑わっている。


今回私がシカゴに到着した時間は午後12時半を回っていたので、迷わずヘンリーズに向かって先ずは腹ごしらえすることにした。
こちらが Hot Dog with Fries、ソーダと合わせて5ドルぐらいだ。

 


店に到着した時は既にお昼時を過ぎていたため並ばず買え、かつ僅か20席あるかないかの狭い店内にもゆっくり座って食すことが出来た。

歴史はあるものの、あまりごちゃごちゃした店内でなく、こちらもシンプルかつ小奇麗に。壁には全盛期?の写真も幾つか飾られていてルート66ファンを喜ばせる細工もしっかり整っている。

取り立てて「シカゴでナンバー1のホットドック!」と声だかに宣伝することはないが、「普通に美味しい」満足の行く一品とお薦めできる。
近くを通る際は是非立ち寄って頂きたい。


Henry’s Drive-In
6031 Ogden Avenue
Chicago, IL 60804
(708)656-9344
Open: 10am-9pm (Sunday 11am-8pm)

ビール王国にて American Pastime

今回の旅、正味約6日間である。短いだけに濃い内容にしたい。
シカゴ到着後、ミッドウェイ空港からダウンタウンに向かう交通渋滞の中でそう考えている時にとっさに閃いたのが「ベースボール」だった。
時間調整ではないが、ルート上の宿泊先を決めた際にどうしてもシカゴで少し多めに時間が出来てしまうのは既に分かっていたこと。その時間を実際どう使うかは現地に行ってから考えようと思っていたが、すんなりと思いついた。
街に入ってからホットドックを食べながらスマホでMLB.com、本日近くで行われるのは、シンシナティ・レッズ@ミルウォーキー・ブルワーズのようだ。
我がお気に入りの Christian Yelich  が観れるとなれば即決だ。

どちらかと言えば日本の皆さんにはマイナーな両球団だが、6日間しかない旅のスポットで「観れる」ということはラッキーそのもの。それに筆者には「観たい」理由も幾つかあるしね(笑)ということで、今日はルート66物語からはズレるが、ベースボールについて少し書かせてもらいたい。

私がブルワーズを最後に彼らのホームで観戦したのは何と2001年に遡る。
何と17年前だ!(驚)
当時は Richie Sexson、Mark Loretta、Mark Sweeneyを筆頭に強打の選手が多く、取り分けお気に入りの Geoff Jenkins 選手と、その年新しくオープンした本拠地球場 Miller Park を観に駆けつけた。開閉式の全天候型スタジアムの先駆けとなったものの一つで、設計は何と元スター選手のロビン・ヨーント氏だというから更に驚きだった。スタジアムは左右均等の美しい形で(当時としては非常に珍しかった)レストランが外野席スタンドに併設され、食事をしながら観戦できるという代物。

その翌年2002年にはここミラーパークでオールスターゲームも開催される予定になっていて、当時はその熱狂を肌で感じたことを憶えている。

余談になるが、アメリカ4大スポーツと呼ばれるMLB、NFL、NBA、そしてNHL。これら全てのスタジアムに実際に足を運んでの観戦経験が私のちょっとした自慢だ。だから新しく開いたスタジアムにはそのシーズン、確か5月になってしまったが、イソイソと訪問した(のだと思う)。

さて、そのミルウォーキー・ブルワーズ。本拠地はウィスコンシン州ミルウォーキーにあり、現在はナショナルリーグ中部地区所属だ。「現在は」という言葉が気になった皆さんは感が鋭い(笑)そう、ブルワーズは1997年までアメリカンリーグの所属だった。1998年の球団拡張に伴うリーグ編成で移籍したってわけ。ブルワーズの「ブルワー(Brewer)」は勿論「製造者」という意味であり、これは地元ミルウォーキーがビール醸造が盛んなことに由来する。皆さんも良くご存知の MILLER BEERはここの地酒だ。現在使用されているロゴはミルウォーキーの頭文字「M」の下にビールの主原料である大麦が描かれており、バックの小金色のシェイプはウィスコンシン州の地形だ。

これは2000年から使用されているが、メジャーリーグ他の球団同様、その歴史を遡ると様々な愛敬のあるロゴやマスコットが存在するわけで、その変遷をみているだけでも大いにワクワクするものだ。

ブルワーズのマスコットは「バーニー・ブルワー」。ブルワーズの選手がホームランを打つと、左翼スタンドに設置されている滑り台からすべって祝福する。

そしてもう一つの人気アトラクションは「ソーセージ・レース」だ。ソーセージの着ぐるみを着たランナーが(6回終了後に)フィールド内を競争し、観客が勝者を当てるという極めて単純なものだが、これが老若男女とてつもなく熱狂するのだ。
なぜソーセージ?ビールの相棒ということもあるけど、ミルウォーキーにはドイツ系移民が多いことも関係していると地元のファンから聞いた。日本人選手も過去に何人か在籍したブルワーズだが、1999年に在籍した野茂英雄元選手が翌年タイガースの一員として還ってきた際にこのレースに参加して話題になったことも。

今回はそのソーセージさん達をコンコースで発見!ハイタッチで挨拶をし、ミラービールを購入。地元ビールを飲みながら地元チームに声援を送る素敵な夜でルート66の旅は開けた。

 

 

 

週刊NY生活連載第二弾⑥:ルート66ベスト10~撮影スポット西部編

NY週刊生活掲載企画「ルート66何でもベスト10」!今月は撮影スポット編。
西部4州から(テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニア各州)ご紹介します。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで!
https://www.nyseikatsu.com/editions/694/html5/index.html

Arcadia にて(2018年度晩)


東京に軟禁されて早1年4か月。今年の春に渡米したとは言え、半年に1回ぐらい「我が家の空気」を吸わねば窒息する!とばかりに、日本ではシルバーウィークと呼ばれる期間を利用して放浪の旅に出させてもらった。
ちょうど?休みを取れる期間がこのあたりだったので、ルート66上では何かイベントがあるだろうかと検索したら何と!
昨年3月~5月の間で5回に渡ってお伝えした、アーケディアのネオン祭りが、ちょうど第2回目がその期間の週末金、土、日で開催されるというではないか!

イベントというもののは頻繁に旅に出れない場合は非常に有益で、その場所一つで色々な州や街から来ている友人、知人に一気に会えるという優れもの。
今回の休暇もルートに出られるのは正味5日間なので、とても素晴らしいタイミングに恵まれた。

ネオン・フェスタの内容自体は昨年とほぼ大きくは変わらないが(いや変わる必要はないのだ)ともかく一番の共通目的は「Family Reunion」、一つの大きな家族である皆との再会を楽しむものだ。

初日は金曜日であることや、しかもその日はオクラホマ州は大雨だったこともあり、昨年ほど人の集まりはなかったが、それでも盛況の幕開けとなった。
早めの午後には開催場所近くのGlass Boy Studioにてガラス細工の作成デモ+実体験イベントがあり(私は行程上間に合わなかったが)、それに参加して一旦帰った人達もいたようだ。

わずか数時間のこの集まりのために片道10時間のフライト+800マイルを走っていくわけだが、ある意味とても贅沢な話だ。


今回私は金曜のセッションしか参加できなかったが、それでも約20人ほどの友人らと近況報告をしながら飲み、談笑し、とても楽しい時間を過ごすことができた。こういう「ガス抜き」がないとホテル商売なんぞやってられない(笑)

 

パワーハウスビジターセンターとのお仕事


今年の春ごろの話になるが、アリゾナ州キングマンにあるアリゾナ・ルート66博物館、通称「パワーハウスビジターセンター」は、1997年に開館して以来、200万人の来訪者を超えたと発表した。
この博物館の目玉展示物の一つに、かの著名米国人作家ジョン・スタインベックの書いた「Grape Of Wrath(怒りの葡萄)」にも登場する幌馬車がある。当時の様子そのままに再現された原寸の模型は臨場感満載だ。
その展示物が見たくてミシガン州からやってきたリサとトムのマレティック夫妻が見事当選、400ドル相当のギフトバスケットが贈呈された。

とは言いながらも実は、2009年(正確な月日も不明)まで、開館して12年ほど経つわけだけど、最初の来館者から100万人目まではきちんと数えていないらしい。このあたり如何にもアメリカっぽくて良いのだが(笑)
当然その時は「あなたが100万人目です!」などと言うセレブレーションは行われていないわけだが、重要なことは100万人~200万人目までは10年かからず、年々来訪者の数は増加している、ということらしい。


私の友人でもある博物館の観光責任者であるジョシュア・ノーブル氏は、2017年までで、米国50州と世界71か国より約12万3000人もの来館者数があったと報告している。が、これは来館時に旅行者が記帳するサインブックからのデータ収集で、「訪れる人の20%が記帳する」という仮説に立ってのものだ。
実にアバウトである。

そんなパワーハウスビジターセンターのジョシュアから「博物館のガイド・パンフレットを外国人客のことを考えて何か国語かでも作ろうと思うから、よかったら協力してくれないか」と打診をもらったのが2016年。
私とジョシュアの共通の友人、ジム・ヒンクリー氏を経ての依頼だった。

ジュリー&ジム・ヒンクリー夫妻と

ルート66に役に立つことが出来る話を断る理由はどこにもない。快諾して日本語版を請け負って完成したのがこれ。


全21点の飾られている作品の解説が書かれた簡単なものだが、博物館を訪れた日本の方々のお役に少し立てれば嬉しいってものだ。

パワーハウスビジターセンターは、2017年にギフトショップの拡大を含む 25万ドルの改装工事を完了した。仲間と一緒に活動しているルート66日本アソシエーションの事柄も一時期、ショップのドアに貼られていた。


これからアリゾナ州ルート66を走る計画を立てている皆さん。是非パワーハウスビジターセンターへも足を運んでみて!

Powerhouse Route 66 Museum
120 W. Andy Devine Avenue
Kingman, AZ 86401
958.753.9889
Open 9:00-17:00
http://www.gokingman.com/attraction-Powerhouse-Route-66-Museum

 

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