Category: Neon Sign

Arcadia にて(2018年度晩)


東京に軟禁されて早1年4か月。今年の春に渡米したとは言え、半年に1回ぐらい「我が家の空気」を吸わねば窒息する!とばかりに、日本ではシルバーウィークと呼ばれる期間を利用して放浪の旅に出させてもらった。
ちょうど?休みを取れる期間がこのあたりだったので、ルート66上では何かイベントがあるだろうかと検索したら何と!
昨年3月~5月の間で5回に渡ってお伝えした、アーケディアのネオン祭りが、ちょうど第2回目がその期間の週末金、土、日で開催されるというではないか!

イベントというもののは頻繁に旅に出れない場合は非常に有益で、その場所一つで色々な州や街から来ている友人、知人に一気に会えるという優れもの。
今回の休暇もルートに出られるのは正味5日間なので、とても素晴らしいタイミングに恵まれた。

ネオン・フェスタの内容自体は昨年とほぼ大きくは変わらないが(いや変わる必要はないのだ)ともかく一番の共通目的は「Family Reunion」、一つの大きな家族である皆との再会を楽しむものだ。

初日は金曜日であることや、しかもその日はオクラホマ州は大雨だったこともあり、昨年ほど人の集まりはなかったが、それでも盛況の幕開けとなった。
早めの午後には開催場所近くのGlass Boy Studioにてガラス細工の作成デモ+実体験イベントがあり(私は行程上間に合わなかったが)、それに参加して一旦帰った人達もいたようだ。

わずか数時間のこの集まりのために片道10時間のフライト+800マイルを走っていくわけだが、ある意味とても贅沢な話だ。


今回私は金曜のセッションしか参加できなかったが、それでも約20人ほどの友人らと近況報告をしながら飲み、談笑し、とても楽しい時間を過ごすことができた。こういう「ガス抜き」がないとホテル商売なんぞやってられない(笑)

 

John’s Modern Cabin

またしても廃墟ネタ。
ここまで来るときっと私は廃墟フリークだと思われている気もするが、もう一度はっきり否定したい(笑)
廃墟って絵にはなるけど、何となくやはり怖い。日中に訪れれば大丈夫な場合も多いが、そんな時でも空気感はヒンヤリ気味。ホラー映画の見過ぎが、こんな時にふと何かが起こる感じがして気が気でならないのが本音だ。
元々幽霊は嫌いだし、肝試しなんて超苦手だ。20代後半ハロウィン時に友人らとユニバーサルスタジオの幽霊屋敷に行って酷い目に会ったし。。

と、まあ廃墟が好きなのか嫌いなのかという微妙なスタンスだが、ルート66を旅するようになってずっと気になっていた廃墟、”John’s Modern Cabin” は、ミズーリ州、ニューバーグというエリアにある。
このエリアは過去何回か通ったが、立ち寄る時間がなかったり、立ち寄っても見つけられない旅も何度かあり、つい最近まで個人的には「未開の地」状態であった。

そんな John’s Modern Cabin、2年前にやっと訪れることが出来た。
いや、「導かれた」と私は勝手に思いこんでいる。

まずはその John’s Modern Cabin について3分間でまとまった映像があるので興味のある方は。

2015年秋、その初訪問の前年、イリノイ州で開かれたあるルート66のカンファレンスで、友人 Mike Ward の奥様、Sharonよりあるプレゼントを頂いた。
Sharonはとても聡明で手先の器用な方。中でも刺繍を得意としていて、ルート66にまつわる建物や場所を独自のセンスでアレンジし、小さなハンカチサイズの刺繍を作成しては、ルート66上のモーテルや博物館、レストラン、お店やさんを営んでる人達に順次プレゼントしていた。

With Mrs. Sharon Ward

カンファレンスで会った時「トシ、今日はあなたにプレゼントを持ってきたわ。会えてよかった」と、いつもの優しい笑顔でハグしてくれた。
その時に頂いたものが、これだ。

!!! 何とその題材は “John’s Modern Cabin”!!!
私はこのキャビンがずっと気になっていて行きたくても未だ辿り着けていない、なんて誰にも言ったことは無いし、もちろんこのブログにも、FBにも書いていない。なぜ彼女はこのキャビンを私にくれる題材として選んだのだろう?
(余りの驚きにその際この重要な質問をするのを忘れてしまった)

だから私は思った。そう「呼ばれている」と!(笑)
次にミズーリ州に行く時は何が何でも行かなきゃならない。この時強く誓ったことを憶えている。

それから1年後、ミズーリ州でのイベントに参加した際に友人のRhys と「その場所」へと向かった。

With Rhys Martin

彼は何回かそこを訪れているので場所は知っているとのこと。イベントの始まる前の早朝、わざわざ6時半ごろ起きて一緒に訪問してくれたのだ。車で片道30分、決して近い距離ではない。

John’s Modern Cabin はルート66から少し外れた雑木林の中にひっそりと佇んでいる。当時はこの辺りも開かれていたのだろうが、今ではすっかり忘却の彼方に建っているようだ。

初めてみる荒れ果てたその姿は郷愁と共に感動を憶える。今まで何度か見つけられなかった苦い記憶と、嬉しさが入り混じった不思議な気分で写真を撮りまくった。

キャビンは、1931年ベアトリスとビルのベイレス夫妻によって “Bess’s Place” という名前でオープン。当時はダンスホールと6部屋のログキャビンがあり、旅人にホテル、モーテルとは違う「格安」な宿泊所を提供し人気を博した。夫妻はそれから約10年後にそのキャビンを売却、その後数人の所有者を経て、1951年、ジョンとリリアンのダーシュ夫妻が$5000ドルで買収。ジョンは当時の地元の法律(禁酒法)に反旗を翻し、周7日ビールを販売して地元民の人気者でもあった。
が、1957年の区画整理によってキャビンは大通りから奥に場所を移さざるを得なくなり(だから見えなかった!)、ダンスホールは破棄されることになり、近隣の Vernelle’s モーテルもレストランをたたむ羽目になったと言う。
結局このキャビンは Lilianの死後、Johnは閉鎖を決意。1971年以来破棄された建物は腐食と崩壊を免れず今日に至っている。

JMC, in August 1966, courtesy of Renee McHenry at MoDOT

最近はこのような場所からネオンサインや、お金になりそうな残された物品が盗まれるという残念なニュースが頻発しているが、同ミズーリ州に住むルート66に多大な貢献をしている、Rich Dinkela 氏(通称 Roamin’ Rich)が先日このキャビンを荒廃や盗難から救うため立ちあがってくれた。
これは Rich と彼の有志によって素晴らしいプロジェクトが行われた記録の一つ。
次回訪れる時は何等かの形で貢献したいと思っている。
そして Sharon にも大切なこと聞かないと!

 

Arcadia Neon Fest 2017 ⑤:Arcadia の夜は永遠に

“Hey Toshi, Let’s meet to dine with us around 17:00! Will call ya later.” と、簡単なSNS メッセ―ジが届いたのはその日の午後2時すぎ。おいおい、こっちにも予定ってのがあるんだよ。そうならそうと早く言えよ!と腕時計と睨めっこしながら間に合う距離にいるのか再確認。
もちろん皆で一緒に夕飯するのは大きな楽しみの一つだけど、自分の予定は曲げられない。でもちょっとばかり足早気味に行動、彼らからの場所の連絡を待ちながらBristow、Depew、Stroud の街での撮影に精を出す。


時間を見ればもう4時を回っている。が、一向に連絡の兆しはない。まあこのままArcadia に向かえば5時過ぎには着くはずなのでピッタリだろうとばかりに(それでもフリーウェイには乗らず)ルート66をひたすら走った。

さて、時間は午後5時17分、Arcadia の街に入る。予定より若干遅れたが許容の範囲だ。が、一向に連絡がない。
“hey guys, where you all? Ain’t know the place yet.”
“Oh Toshi, forgot to text ya. We all at XXX.”
とまあいつもこんな感じだ(笑)
指定された店は典型的なアメリカン・フード。オクラホマのアメ食だ。心からホッとする。美味い。


どうやら結局かなりの大人数で行くことになったらしく、誰が行くのか何人行くのか誰もつかめておらず(最終的には30人を超えていたらしい)店には流れてきたものの適当にバラバラに座りそれぞれ楽しんでいる状況だ。
こういうの本当に楽で良い。苦手な方もいるだろうが、私はこういう方が断然性に合っている。

陽もすっかり暮れはじめ、まだ夜は肌寒いオクラホマ州の4月。Arcadia Neon Festa の2日目が始まった。昨日は Jim と Shelle のサプライズ結婚式だったが、今宵は仲間内ですっかり談笑。近隣 Yukon の街よりエルヴィスも甦り(笑)素敵なパフォーマンスで会を盛り上げてくれた。
ご本人の許可を貰っているのでちょっとだけその雰囲気を味わって頂きたい。

今回8州にわたるルート66のうち、5つの州から多くの友人が集まった。毎年夏場を中心にルート66沿線上各地でいろいろなお祭りや催しものが開催されるが、いつも一大家族のリユニオンのようだ。互いの元気な姿を確認し、最近どうだい?と仕事の話、家族の話、悩み話、下らないゴシップから政治の話までまるで本当の家族のように本音で気取らず楽しめる。
元々この集まりには最初から参加する予定では居たものの、今年の春に実は少々大きな決断をするに至った。だからこのフェスティバルで彼らに会うことは、オクラホマからテキサスを走っておくことは今回非常に重要だったのだ。

沢山の笑い声とアップビートな音楽に包まれてアーケディアの夜は更けて行く。

 

Arcadia Neon Fest 2017 ③:サプライズ結婚式


夕方のフェスタに向かってタルサから南下するわけだけど、一向に雨が止む気配が無く全く写真の撮れる状況にない。Sapulpa から Rock Creek Bridge を抜けて Ozark Trail を走る。本来であれば爽快感が半端ないこの道も今日ばかりは泥道と化していて走行すら覚束無い箇所もチラホラ。こりゃ本当に無事に辿り着けるんだろうか?(笑)
天気予報によれば明日には雨が上がりだいぶマシになるらしい。ので、今日は全ての予定を取りやめて明日に廻すことに決めた。一旦そう決めると後ろ髪は引かれない。一気に目的地のアーケディアまで車を飛ばした。
そうそう、一つだけ。どうしても行きたかった道、Warwick から Davenport という小さい街間だけど、レンタカーのスペックじゃどうしても諦めざるを得ない場所があった。自分の愛車 FJ なら楽勝なのだが。。。


時間は午後7時45分。予定より15分遅れての到着だ。このシリーズ①でもお伝えした、Jim と Shelle の自宅はまるで小さなルート66博物館。いつも訪れる度に楽しい気持ちにしてくれる。実際車を近くに停めて家向かって歩き始めた時、とあるカップルに呼び止められこの家が何か聞かれた(笑)やはり博物館かギャラリーだと思ったらしい。

ネオンフェスティバルは今晩、明日の晩と週末全部を使って皆で楽しむイベントになっている。特に他州から来る場合、金曜に間に合わない仲間もいるのでメインは土曜と勝手に考えていたが、実は。。。?

何と凄すぎるサプライズ、Jim と Shelle が結婚するって!
これにはびっくり。ずっと長い間パートナーとして仲良くしてきたのはずっと見てるし、今更ってのは失礼だけど、その手の「形」に拘るようには見えなかったし。
いずれにせよ嬉しい知らせだ。ネオンフェスティバルの行事に相応しい。あー本当に来て良かった。無理したわけではないけど金曜日に仕事を休んでカリフォルニアからオクラホマまで飛んでくるのは決して簡単じゃないよ。でもルート66の仲間の人生の重要な 1ページに同席出来る幸せはどんな言葉にも代え難い。「心の底からおめでとう!本当に嬉しいよ。呼んでくれてありがとう!」満面の笑みで彼らとハグしながらそう伝えた。いつもは男勝りの Shelle がちょっと涙ぐんでいる表情が何とも言えない。


更にその式の誓約証人として取り持ったのが、あの Micheal Wallis 氏。自身のFBでも少し触れたけど、ルート66では知らない人はいない著名な歴史家であり、作家であり、ジャーナリスト。ディズニーピクサー映画「CARS」では声優さんとしてシェリフの役で登場。現在タルサ国際空港では彼の「ボイス」が観光客を待ち受けることでも有名だ。そんな Wallis 氏、私は実は今まで実際に会ったことはなかったんだ。何度かメールのやり取りはしたことがあったんだけど、いつもすれ違いが多くて。彼の書いた本「Route 66 Mother Road」は、私がまだ若い頃読んでルート66に引きずり込まれた書物の一つ。何十年越しの対面に滅多に緊張しない私の表情に多少の堅さ見られるのは我ながら面白い。ははは。
彼は日本のアソシエーションのことをとても気にかけてくれていて、出来ることがあれば何でも協力すると言ってくれた。大御所にそんな言葉をかけて貰えるなんて柄にもなく言葉にも詰まる(笑)

終日雨模様だったオクラホマも何故か?この式典の時は小雨からほぼゼロになり、集まった50人強の仲間たちも想い想いに楽しい時間を過ごすことが出来たと思う。ちょっと未だ肌寒いオクラホマの夜は更けて行く。

Arcadia Neon Fest 2017 ①:スタートは雨!?

 


そうこうしている間に月が変わって今年も既に5月。新緑の季節、とは言ったものだけど、先月後半からアメリカの天気は巡るましく変わっている。アメリカ、何て言うとサイズがデカ過ぎるけど、同じ日に雪の降っている街もあれば、台風や洪水で大変になっている街、かたや摂氏30度を超え夏本番の姿を見せている街、と国土の広さと気候の違いに改めて気付かされる。
そうそう、これを書いている時はミズーリ州から、オクラホマ州、テキサス州と大災害が起こり、ルート66の名所 Devil’s Elbow を始め多くの場所で尋常ならぬ被害が起こっている。被災された方々が一日も早く通常の生活に戻れる日を願ってやまない。

さて今回の旅はオクラホマ~テキサスの一定区間、目的は友人 Jim Ross と Shelle Graham が彼らの自宅で主催する “Arcadia Route 66 Neon Fest 2017” への参加だ。Jim と Shelle は二人とも才能溢れる作家、写真家+アーチストであり、ルート66の世界では知らない人はいない。彼らは1997年から正真正銘のルート66であるこの場所に住み移り、Phillips 66 Gas Station をモチーフに自身の家を博物館のようにしてしまったのだ!


この企画は結構早くから聞いていたので仕事も何もかなぐり捨てて現地へ赴くことが出来てラッキーだった。ルート66をこれだけ長く走っていると各地に友人知人が出来る。もちろんSNSやメール等で近況報告をし合うわけだけど、シカゴからロスアンゼルスまでストレッチされた距離で全て友人らに定期的に会うのは不可能だ。そんな時こういう集まりがあるとかなり相当数の友人らと一箇所で会うことが可能になる。今回もそんな集まり、まさにルート66のファミリーリユニオンだ。

                                   向かって左の二人がJim とShelle

そんな素敵な集まりにまるで少年のように何日も前からウキウキしながら地元、オークランド空港より出発。デンバーを経由して(いつもの?)タルサ空港に到着する。馬鹿にするわけでなく、タルサ空港はいつも空いている。

勿論混んでいる時もあるのかもしれないが、私の10回+ぐらいの利用経験ではそう断言して良い(笑)到着時は勿論、出発時でさえ、チェックインカウンターそしてセキュリティゲートでもまず並んだ憶えはない。素晴らし過ぎる。
25年もアメリカに住んで色々な場所に住んだが、私の好きな空港は、①アルバカーキ、②タルサ、③フォートローダーデールである。

更に。私は「晴れ男」である。アメリカ国内では滅法強い。旅行に出かけて天気の悪い経験は錚々ない。例えばハリケーンが近づいていても、行った時には台風の目に入り晴れている、そんな感じだ。
が、しかし!今回はいつもと様相が違った。タルサは何と雨だ!
あまりにも珍しい光景に暫し眼を疑う。「マジで?」大袈裟な言い方だがロッタリ―に当ったかのように自問自答してしまった(笑)


車を借りて街に出る。ルート66を走ってみる。本当に雨だよ。
これから起こる物事にルート66は泣いてくれているのか。こうして旅は始まった。

 

10月1日、トゥクムキャリの朝

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10月1日の朝は肌寒い。日中はまだまだ暑いが、朝夕は結構冷えるのがニューメキシコの10月だ。昨晩のうちに大体の日の出時間を聞いておいたので、時差があるとは言え、朝に強い私には楽勝だ。

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、ということで窓からの日の出も拝み、新月は始まった。

Tee Pee Curious を営む友人に挨拶してからの出発と決めていたので、朝8時の開店前にダウンタウンを散策に行った。

downtown-tucumacri土曜の朝はまず人っこ一人居ない。余裕をかまして車道に堂々と出て写真を撮っていたら「トシ!トシだろ!?」とトラックから呼ばれる。
おいおいちょっと待ってくれ、このエリア一体で人口6000人のこの小街でいきなり名指しかよ?と思って振り向けば、その Tee Pee Curious の友人、Garwin Engman 氏(通称 GAR)何でも早起きして開店前に散髪に行くんだとか。朝から心臓に悪いよ~(笑)

一通り写真を撮り終えて8時15分、お店に行ったら店番は奥様の Heidi さんのみ。FBでは繋がっているものの、奥様との対面が実は初。でもお互いに全くそんな感じはしない。「あれ、GARは?」「今さっき来たけど、お腹すいたらしくキックスに食べ行ったよ」「了解、じゃあ捕獲してくるよ」
お店から1ブロック西へ行ったダイナーのカウンターで朝飯が出てくるのを待つ彼に無事に会えた。ちょっと昨晩から食べ過ぎの私はコーヒーだけ貰って、あーだこーだとGARと近況報告をし合った。

with-gar
さあ、この後はサンタローザに停まって、今回の目的地ラスベガスに向けて出発だ。FBを見ると日本からの友人は昨日無事に街に着き、皆で既に楽しんでいるようだ。彼らに会うのが楽しみ。そしてまた今日も延々とルート66を走るのだ。

Tucumcari Tonite 🎶

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30日の夜はトゥクムキャリ泊。この街には宿泊する Blue Swallow Motel の他にも、Historic Route 66 Motel、Motel Safari、Roadrunner Lodge、Pow Wow、Palomino Motel、Americana というルート66の名物モーテルを始め、Days Inn、Travelodge 等のお馴染のチェーン系もありチョイスには事欠かない。が、やっぱりいつもここに泊まる時は Blue Swallow を選んでしまう。
現在のオーナー夫妻は、ミシガン州からやって来たケヴィンとナンシーのミュラー夫妻。とても気さくでラブリーなカップルだ。
デニスとの夕飯が長引いたから到着は夜9時近く。それはここトゥクムキャリでは「ほぼ真夜中」だ(笑)
bs-check-in
「トシが最後の客だよ~、寝ちゃうよ~」と、いきなりジョークをかまされ和む。
今回のお部屋は部屋番号1番。天気が良ければ部屋の窓から朝日が見える、なんて聞いたのでそこを予約してみた。

room1
トゥクムキャリに泊まるとこんなネオンが見れる。携帯でだってこんなにきれいに撮れるんだから堪らない。(モーテルと、近くのお土産屋さん Tee Pee Curious )


おやすみなさい~

Route 66 Corridor Preservation Program その③<最終回>

nps66
過去二回に渡ってお伝えしてきました、アメリカ合衆国国立公園局主導の助成金プロジェクト。今回で最終回です。残りの三つのご紹介をしたいと思います。

Nelson’s Old Riverton Store floor restoration project
Location: Riverton, Kansas
Recipient: Private Owner
NPS grant: $6,356; cost-share match: $6,356

nelsons
ウィリアムズ一家の経営するその店は1925年3月に建てられ、ガソリンから通常の食材、日用品まで販売する「General Store」でした。靴、衣料、フードスタンプ、アイスクリーム、牛乳、卵、パン、缶詰、肉や魚、新鮮野菜、本当に何でもありました。当時の店の名前は「Y Not Eat/Williams Bar-B-Q and General Merchandise」と言ったそうです。翌年になるとルート66を行く旅行者が増え、冷えたスイカやお店の看板メニューであるBBQサンドイッチ、それに魔法瓶にコーヒーを買って行く客が目立つようになりました。店の前から赤と緑色のネオンチューブがぐるっとお店を廻っていて、特に寒い冬の夜、街灯もままならなかった時代にはどこからでも見える「安息所」のような役割も果たしました。現在、カンザス州ルート66において「Nelson’s Old Riverton Store」と言って知らない者はいません。でもこのお店が国家歴史登録財に選定された時は誰もその名前を知りませんでした。2005年、国立公園局は屋根と電気系統系の修理のために助成金を設定しました。今回の助成金はかなり酷く傷んでいる床の修復に充てられるそうです。
現在のオーナーさんは私の友人でもある、Scott Nelson 氏。彼との話、そして名物BBQサンドイッチの話はまた別の機会にゆっくりと。

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Donut Drive-In exterior sign restoration project
Location: St. Louis, Missouri
Recipient: Private Owner
NPS grant: $6,300; cost-share match: $6,300

donutsdrivein
Donuts Drive-In は1952年、セントルイスの Chippewa 通りとWatson 通りの交差点に経ち「The Wedge」の愛称で知られていましたが、ドーナツ店がルート66に増え始めたことがきっかけとなり、Donuts Drive-In は自動車産業の興隆に投資を開始します。店の名前からは当時流行りのレストラン、シアター、そして銀行が一体になった商業施設を彷彿させましたが、実際はそんな風に造られておらず、ドライブスルーすら無かったそうです。ドーナツ一本で勝負したんですね。国家歴史登録財に認定を受けるにあたってシンプルなコンクリートで出来ただけの建物は逆に脚光を浴び、2008年にはネオンサインの修復に成功しました。店はそのほか3か所、蛍光灯によるライトアップがありますが、いずれも壊れたまま。今回の助成金はその部分に充てられるそうです。

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Western Host Motel door rehabilitation project
Location: Grants, New Mexico
Recipient: Private Owner
NPS grant: $12,500; cost-share match: $12,500

westernhotel
Western Host Motel は、1950年代後半に建てられ、素晴らしいモーターインの例の一つと言われています。モーターインは自動車で旅行する人が増大したことで一躍その必要性が高まりました。新しいタイプのモーターインは、それ以前のタイプ(モーターコート)より大きく、贅沢な作りで、2階3階となって駐車場や中庭を備えたものでした。イン内のコーヒーショップはレストランやカクテル・ラウンジになり、チェックインカウンターはロビー化され、ギフトショップも併設されます。客室においては、”The Motel in America”の記録によれば、部屋の大きさは勿論のこと、エアコンやTVセットまで完備されるようになりました。
Western Host Motelは全部で50部屋あり、各部屋に窓、バスルームやきれいな家具までありました。お客にとっては天国のような状況になる中、経営者は常にそのレベルを保たないといけなくなります。国立公園局は50部屋全部のドアの修繕に助成金を設定しました。次の課題は昔の装飾を保つための大改造とのことです。

さて来年2017年はどこがこの助成金を獲得できるのでしょうか?

GlassBoy Studio と Tourist Trap Tee

GlassBoy Studios
本日は友人のショップをご紹介。
この春、待ちに待った「GlassBoy Studio」が遂にオクラホマ州アーケディアにオープン。オクラホマ・ルート66を旅した人には染みの深い Round Barn の隣に建ってます。オーナーは Joel Rayburn 氏、ジョエルの本業はネオンライト作成だけど、それ以外でも最近では「Tourist Trap Tee」シリーズのTシャツでもルート66上にその名を轟かせています。

建物は元々グローサリーストアで建ってからほぼ100年近く経つ歴史的なもの。昨年夏よりジョエルさんが少しずつ開店に向け準備してきました

Tourist Trap Tee は、ルート66にまつわる都市伝説からヒントを得て作られたもので、私もネットで初めて見て速攻一目惚れ。これまた友人Bob Lile 氏の経営する Lile Art Gallery (@Amarillo TX)で最初の1枚を買って以来既に3種類持ってます(笑)どう?カッコいいデザインじゃない?

Tourist Trap Tees
お店の営業時間は、朝9時~夕方5時(火曜~土曜)、日曜日は午後1時~夕方5時。詳しくはホームページで確認をば。
http://www.touristtraptees.com/glassboy-studios/

オクラホマを旅する時は是非立ち寄ってみて!
ロゴがまたいい。

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