Category: New Mexico (Page 1 of 3)

週刊NY生活連載第21回:ニューメキシコ州パート③


恒例の月イチ投稿。今回はアルバカーキ、ギャラップ、コンチネンタル・ディバイドとニューメキシコ州の残りをご紹介します。State of Enchantment「魅惑の州」の完結編をお楽しみください。

https://www.nyseikatsu.com/editions/647/html5/index.html

週刊NY生活⑳:ニューメキシコ州パート②

恒例の月一寄稿。ニューメキシコ州第二弾!サンタローザの街から北上し、ラスベガス、そして州のハイライト、サンタフェをご紹介します。お時間のある方は下記のURLで、13ページをご覧ください!

https://www.nyseikatsu.com/editions/643/html5/index.html

週刊NY生活⑲:ニューメキシコ州

恒例の月一寄稿。今月は遂にニューメキシコ州に入りました!が、ニューメキシコ州について四の五の語っていたら結局トゥクムキャリの街までしか紹介できませんでした(汗)さあ、先は長いぞ~!お時間のある方は下記のURLで、13ページをご覧ください!

https://www.nyseikatsu.com/editions/639/html5/index.html

Award Winning “Hell or High Water” & Route 66

そこまで映画の話をするのが好きなわけではないんだけど、旬の話題なのでご勘弁を(笑)
昨日?だったのかな、アカデミーかオスカーかグラミーか、良く分からないんだけど(筆者はその手のものが大嫌いなので)発表にミスがあってネットニュースが随分騒いでたよね。その賞の一つに選ばれていたらしいんだけど、 “Hell or High Water” 皆さんはもうご覧になったかな?


その映画、撮影された場所のクレジットがトゥクムキャリ、モリアルティ、そしてアルバカーキ、とニューメキシコ州のルート66とドンぴしゃり!私の大好きな俳優さんの一人、Jeff Bridge 氏も素敵な演技を見せてました。

内容についてはネタバレになるから割愛。Hell or High Water は映画批評サイト、Rotten Tomatoes でも98%の 「Fresh 評価」を獲得してましたし、興業収入でも大成功になりました。
ただこの作品、元々予算は非常に低かったようでUS$ 1200万ドル強しかなかったらしいんだけど、積極世界中での興業成績は何とUS$ 3100万ドル!だそうですよ。
話の中では場所はテキサス州西部だけど、実際に撮影されたのはニューメキシコ州。同州はかなり寛大な映画税額控除プログラムがあると聞いているので、それが大きな理由になっていることはきっと間違いない。2015年の春に実際の撮影が始まった時、撮影場所は(Comancheria とリストされたけど)トゥクムキャリだったそうで、同街のルート66 のアイコン、Tee Pee Curios とRockin’ Ys’ Roadhouse を俳優さんたちが訪れたそう。

その他では、Portales(ポルタレス)、Clovis(クロヴィス)、それにEstancia(エスタンシア)等の小さい街々でも撮影が行われたらしい。

ディズニー作品の “CARS” のように、どうせならもっとルート66を盛り上げる材料に使ってくれればいいのにね。でも全く関係のないスクリーンで見るルート66は本当にワクワクするもんだよ。

では最後に恒例?、予告編の掲載です。



 

Reichardt 氏のお宝映像①


さて皆さんは Anthony Reichardt という人を知ってますか?
な~んて偉そうに聞いてるけど、実は私も彼の存在を知ったのはここ僅か2年弱。ルート66の大ファンでない限り余り耳にしない名前だから仕方ない(笑)
と言うわけで、今日はその Reichardt さんの映像作品群をご紹介したい。

Reichardt さんはカリフォルニア州サンタアナ在住で、US Postal Service、郵便局のトラック運転手さんだ。自慢の1959年製キャデラックに乗って1992年~1998年にかけてルート66を数回旅したそうで、その時の映像や写真を多数 YouTube に載せて私たちを楽しませてくれている。
公式サイト:
https://www.youtube.com/channel/UCkH__8wqUEOm4FAp_DjAowQ

その Reichardt さん、何がそんなに凄いのか?その答えは彼が旅した時期にあるんだ。今となっては当たり前のスマホや SNS。だけど、90年代にそんなものは存在しなかった。たった20年前だけど、そうだった。つまりインターネットが普及する前の映像(記録)を見せてくれるのだ!
ルート66の世界にとってそれはもはや宝以外何ものでもない。
もう既に他界してしまった人々や、朽ちて無くなってしまったランドマーク等、いろいろ貴重な「お宝映像」が見れるってこと!

今日はその中でも一際お宝度の高い、ニューメキシコ州トゥクムキャリにある Blue Swallow Motel の伝説、Lillian Redman さんをフォーカスしたこの映像をご覧あれ。Lillian さんの姿をこれだけ捕らえた映像は他に中々類を見ない。
Lillian さんは1958年、旦那さんと一緒にモーテルを購入。それから引退するまでの40年、ホスピタリティ精神に溢れたそのキャラクターは、ルート66を走る沢山の旅人に愛された。
私が最初に走ったのは1996年。Lillianさんの引退の2年前だけど、とうとう彼女に直接会うことは出来なかった。私もホテルマンの端くれとして、色々聞きたい話はあったんだけどね。


最後にLillian さんの有名な一言で。
“When Route 66 was closed to the majority of traffic and the other highway came in, I felt just like I had lost an old friend. But some of us stuck it out and are still here on Route 66.”
— Lillian Redman

 

 

 

ルート66仕様のナンバープレート

ちょっと前に話題にしたけど、いよいよ明日(12月19日、月曜日)からアリゾナ州でルート66仕様のナンバープレートが発売される。と、言っても注文を受けるだけで実際の受け取りは未だ先らしい。

これがそのデザイン  ⇩

くぅー モノトーンでカッコイイ!
販売料金のうち一枚につき$17は、そのデザイン元でもあるアリゾナ州ルート66協会に寄付されるんだって。そんな姿勢もまたまたカッコイイね。
アリゾナ州が言うには何でも2007年からここ10年間、この手のライセンス・プレートによる収益はUS$6600万ドルにもなるんだそうだ!もうルート66はニッチな分野ではないでしょ、これは(笑)
これまでルート66のライセンス・プレートが正式に州から発行されているのは、イリノイ州、ミズーリ州、オクラホマ州、とニューメキシコ州。

早く自分の住むカリフォルニア州でも出してくれないかと気を揉む年の瀬です。

 

66 ダイナー&みのりん

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アルバカーキから帰路に着くフライトに乗る前に腹ごしらえ、ということでフィナーレを飾る食事に相応しいのはやっぱりココ、 “66 Diner” かな。ハンバーガー、ステーキ、そしてシェークと、アメリカの定番メニューのオンパレード。
マイアミも真っ青なパステルカラーに、ポップカルチャー満載の店内はまさに50年代のダイナー。お薦めです。

今日はここで、実はある友人と久しぶりのキャッチアップを兼ねた夕飯。そのお相手は、何と!日本陸上競技界のレジェンドで日本女子3000m障害のパイオニアと言われる、早狩実紀選手です。勿論現在も現役バリバリ。京都光華陸上競技実業団に所属される選手であり指導員さんで、昨年より「MINORI RC」を率いて更にご活躍中です。一日前に日本からこちらに帰って来られたばかり、時差ボケの中お付き合い頂きました。

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よーく考えたら去年もこのダイナーで一緒に食事をしたので二年連続の 66 Diner だ。こんな凄い方に恐縮だが、いつかルート66を「みのりん」と走るという企画が出来れば最高だなと秘かに企んでいる(笑)

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晴れ男の私は結局また3日間晴天に恵まれて、空港へ向かうインターステート25号線の出口から夕焼けを拝むことが出来た。多くの日本人旅行者にとって、ルート66とは即ち西部の砂漠やカウボーイ文化を連想させ、アクセスしやすい現状もあり、必然的にカリフォルニアとアリゾナに集中する。ニューメキシコくんだりまでやって来てくれる人は決して多くない。だけど、ニューメキシコはルート66が走る8州の中でも最も素敵なものが沢山残っている場所なので、是非訪れてもらいたいと心から思うのだ。

日曜日。まだ夕方の6時過ぎ。でもやっぱり空港はいつも通り「ガラガラ」だわ。
ニューメキシコ、最高!

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(2016年10月、ニューメキシコの旅はこれで終了です。ありがとうございました)

 

NM Rt66 の〆は Longhorn Ranch

さてサンタフェを出てアルバカーキへと行くわけだが、インターステート25号線をただ単に下って行ったのでは面白くない。昔の通勤経路と一緒だからだ。というか、Moriarty 近辺にも寄って帰りたかったということもあり、さっき来たラスベガス方面に少し戻ることになるが、285号線を南下する道を選択してみた。
今日は日曜日、相変わらず車はいない。

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そんな道を40分ほど走るとインターステート40号線と交わる Clines Corners のガスステーション兼休憩所が見えてくる。今日は全く停まる意向はなかったんだけど、”When Nature Calls” ということに加えガスももう少し入れておく方が良いだろうとの判断で結局停車。

2日前に「今回はこの一回きりだろう」とアルバカーキからトゥクムキャリへ飛ばした時に思ったけど、こういう場所って何回か停まらせるように上手く出来てるんだろうか?(笑)
そうは言ってもここはキレイだし、お土産品から食べ物まで充実している。有難い場所ではあるんだけどね。

Clines Corners からの西行きのルート66は存在しない、というかインターステート40号線になっているので所謂「下道」はない。インターステートを我慢して通るしか仕方ないのだが、ちょくちょくと降りられる出口があるので興味に素直に従って降りてみる。普段あまりしないんだけど、インターステートの上を橋になっている車道から撮ってみた。車を橋の脇に停めるんだけど、まあ何せ交通が一切ないから安心。でもこうしてみるとニューメキシコって空と雲が素敵過ぎる。

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東西に走るインターステートの南側に少し車道があったから(繋がっていないと知りつつも)右折して西に向かって走ってみる。「さて、どこまで行けるやら」なんて考えていたら1マイルも走らないうちに。。。
自分の四駆なら行けるだろうに、でも今日はレンタカー。しかも燃費を考慮して小型の「走ればいい」車。残念。舗装が突然終わって砂利道オンリーとなる。

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と、言っているうちにお目当ての ”The Longhorn Ranch” に到着。ロングホーン・ランチは1940年にお土産屋さん、ガスステーション+カフェというコンセプトでルート66に華麗に登場。インターステートのバイパスの影響を受けて1977年に閉鎖されるまで、モーテルやミニ博物館まで拡充されて旅行者に大人気の場所だった。今はもう建物もなく、朽ち果てた看板しか残っていないが、それでも往時の繁栄を想像するのは楽しい。看板ポストの周りは現在鉄柵が張られていて近寄れないように出来ているが、どうしてもポストの真下に行って写真が撮りたかったので、少々乱暴な入り方をしたら膝を5センチほど切り、流血しながらの撮影となってしまった(笑)

たったの三日間だったけど、とても濃い内容だった。とても一昨日来たとは思えないぐらい盛り沢山の内容であっという間に時間が過ぎて行った。
さてアルバカーキまで残り45分ぐらいだろうか。
夕方になって来たからだろうか、アルバカーキが近づいて来たからだろうか、インターステートに車が増えてきた。

 

 

サンタフェのエスプレッソ

グロリエタでいつもの標識を無事「確認」した後は、いよいよサンタフェ、ニューメキシコ州の州都。25番のフリーウェイもエルドラド近辺まで来るともう見慣れた景色だ。自然とテンションも上がる。
サンタフェは、この広いアメリカの中でも比類のない独特な場所だ。(現存する中では)国内で2番目に古いこの街は、ネイティブ・アメリカン、スペイン系、メキシコ系、そしてカウボーイ等の様々な文化が融合し「サンタフェ・スタイル」と呼ばれる新しい分野を造りだした。「洗練された伝統」とでも言ったらいいだろうか。
”Santa Fe”は「聖なる信仰」という意味で、正式名称は ”La Villa Real de la Santa Fé de San Francisco de Asís” という。日本語に直せば、「アッシジのフランチェスコの聖なる信仰に忠実な都」だ。(どうやら私がイタリアのアッシジが好きなこととは無関係ではなさそうだ、笑)

まずは街の中心のプラザに行ってみた。10月は暑い夏が終わり、でもまだ寒くない絶好の気持ち良い季節。プラザの木々も黄色に光る。時間は限りなくゆったり流れるから、この後の予定も忘れそうだ。

今週末はアルバカーキで開催される Balloon Fiesta 期間中でもあり、多くの観光客が街を訪れていた。そのためか、いつもより出店も多かった。

実は今日は何を書こうか迷ったけど(サンタフェの話をすればキリがないから)、私の大好きなコーヒー屋さんの話をしたい。今回は約1時間程度の滞在だったが、ここは外せない場所、最初に来てからもう20年ぐらい経つ。
お店の名前は「Holy Spirit Espresso」、プラザからちょっと東に数ブロックほど行ったアートギャラリーの一角にひっそりとある。

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オーナーは超気さくで天然度200%のビルさん。最初に会ったのは90年代前半、まだ彼のお店が「ワゴン車」だった頃だ。当時は今の場所から更に1ブロック東に行った「Eldorado Hotel & Spa」の正面入り口付近にあった。まだ「ラテ(Latte)」という飲み物がアメリカで今ほど当たり前でなかった頃だけど、ミラノのカプチーノに決して負けていない、その美味しさに仰天したことを憶えている。お客さんの多くは観光客であったため、当然と言えばそれまでだが、ビルさんの入れるコーヒーのファンはヨーロッパ人が多かったというのも頷ける。世界中から御礼の絵葉書が届くそうでワゴン車の周りいっぱいに貼られていた。

そんなビルさんのワゴン車がお店に変わっていたのを発見したのが、2010年。仕事でサンタフェに移住した時だ。毎日何人のお客さんがいるんだろう、思い出してもらうのに時間がかかったが、「ああ思い出した。二年に一回ぐらい来る奴だろう」と言って貰ったときは嬉しかったなぁ。
お店の中のコーヒーマシンは当時のワゴン車そのもの。店内も大人4人入ったら満員。ビルさんもここ20年ぐらい毎年撮っている、という奥様と息子さんとの三人のポートレートも歴史が感じられて嬉しい。ご夫婦は早々変わらないものの、息子さんは最初赤ちゃんだったのがすっかり成人になっている。面白いね、当たり前なんだけど。

今日はビルさんは友人の手伝いとかでアルバカーキに行ってしまったらしく、初めて奥様にお会いした。正午になると少し汗ばむぐらいになったので、今日はアイス・カフェ・モカ」を注文した。これまたこのお店では「初」だ。氷を入れていない所が素敵だね。

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甘味を注入して元気をつけた後は、またルート66に戻ろう。夕方にはフライトもあるし、夕飯の約束だってある。ちょっと(後ろ髪なんかないけど)後ろ髪を引かれる想いのままサンタフェの街を出た。

 

 

 

グロリエタの道標

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ペコス国定歴史公園を出るとサンタフェはもうすぐそこだ。どうしようかなどと悩んだが、サンタフェはやはり無視しては帰れない。サンタフェに行くに一番手っ取り早いのは来た道を戻ってインターステート25番線に帰る方法だけど、どうしても「確認」しないといけないものが一つある。「ここまで来たらグロリエタに寄らないといけない」と前回書いた。その理由がこれ、道標だ。
誰が置いたのか、いつからあるのか、よく知らない。
でも何年も前からこの近くを通る度に必ず確認しに来ては同じ写真を撮る。
何故かは自分でも分からないのだ。
こうやって特に何もない道の脇にひっそりと佇んでいる。

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グロリエタは、南北戦争中のニューメキシコ作戦で非常に重要な意味を持った戦いの行われた場所。アメリカ連合国軍が、コロラド州の金鉱とカリフォルニア州の湾港を含む南西部地域での優位性を保つため、このニューメキシコ準州北部での一大軍事作戦を展開、多くの血が流れたらしい。もちろんこの道標がそんな昔からあるわけはないが、ひょっとしたら当時の亡霊さん達に呼ばれているのかな(笑)?

 

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