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未来への灯、タルサにて

2020年9月6日(水)午前9時半に差し掛かる頃、そのイベントに参加している現地の皆の歓声が上がった。
“Wow!” “Bravo!” “Fantastic!” “Light is on now!”
エイヴリー・プラザ・サウスウェストでは、ネオンサインパークの新規設置を祝う点灯式が開催されている。

今回レプリカとして設置されたのは、Will Rogers Motor Court、Tulsa Auto Court、そして Oil Capital Motel の三つだ。
ネオンサインの高さは約20フィート(6m)、実際に過去に存在したものを可能な限り正確に再現したものなのだ。

イベントにはタルサ市長である、G.T. Bynum 氏、市議会議員である Jeannie Cue 女史、さらにはタルサ郡委員会から Karen Keith 女史も駆けつけ、このイベントが如何に郡、市、そして地域にとって大切な意義のあるものなのかが伺える。

市長のカウンタダウンの下、点灯された瞬間

勿論友人である、Route 66 Alliance の Ken Busby 氏、今や同州ルート66アソシエーションの代表を務める Rhys Martin 氏の参加は言うまでもない。

イベントで挨拶をする Rhys Martin 氏

事実、この制作にかかった費用(US$ 50万ドル= 5,200 万円)は、”Vision 2025 Route 66 Project” から捻出されているものだ。今から20年近くも前に、この2025ヴィジョンを含んだ税金徴収案は有権者の皆さんに歓迎され可決されている。(そう、ルート66の保存については、もはや国家プロジェクト並みなのだよ 笑)

イベント後、Bynum 市長は自身の Facebook アカウントでこのように投稿している。

このネオンサイン・パークの建設に関する報道を最初に目にしたのが、今年の4月、Route 66 News に載った記事。
「サイラス・エイヴリー・ルート66百周年記念広場」と “East Meets West” のブロンズ彫刻がある橋の西側を利用してパークを造成する、というものであった。
Route 66 Commission によれば、この計画は2018年には提唱されていたらしいけどね。

今まで何度も訪れたことのある私の大好きなエリアであるだけに、その興奮は止まらなかった。コロナ禍が無ければ、間違いなく4月の渡米予定時には、そのスケジュールに組み込んだことだろう。残念!(泣)

これは Tulsa Planning Office の公式サイトによる、上空写真。設置場所がはっきり示されている。

赤い円で囲んだのが、今回設置されたネオンサイン・パーク、そして河の上部に青い円で囲ったのが、百周年記念公園の場所だ。

Route 66 News のサイトではより詳しく、このようなイメージが掲載された。


イベントの席で Bynum 市長は、前市長である LaFortune 氏が立ち上がった資金提供の「未来をみた」行動に感謝すると同時に、ルート66がいかに全世界の旅行者やルート66ファンに影響を与えているかを雄弁に語った。
また、レプリカをデザインしたアーチストの David Hoffer 氏は、前述しらように、それらネオンサインを可能な限り歴史的に正確なものにするため、Rhys と一緒に相当な努力をしてくれたようようだ。古い写真しか残っていないような状態のものもあったそうだが、そこから大きさ、色、質感など、不明確な情報が多い中その苦労は相当なものであったと想像する。
本当に敬服ものだ。

オクラホマ州はルート66への熱がすごい。(他州はそうではないと言ってるわけではないよ 笑)
取り分けタルサは実に多くの「情熱家」が集まってその歴史を文化的意義を後世に残そうとするその尽力は半端ではない。
ネオンサインに関しても、今年の5月には Historical Route 66 Village に点灯され、新名所、Buck Atoms の点灯式の様子も同様にここでお伝えした通りだ。

My friends, Buck Atoms Owner, Mary Beth & Samantha Extance Martin from Mary Beth’s Facebook Post


点灯式に際して Rhys は言った。
「ネオンサインはただ単にカッコいいから(それは勿論そうだが)その歴史が称賛されたり、人々に人気があるわけではないんです。ネオンサインは「ファミリー」の象徴なのです。これらサインの背後にある、そのビジネスを支える人々があって初めて存在する。ルート66の体験は、その人々との繋がりを感じること無しでは絶対完結しないのですよ!」
何と粋な言葉だろう。友よ、君は最高だ!
こんな素敵な友人らと関われる人生に、感謝の念は尽きないよね。

末筆になるけど、YouTubeでエイヴリープラザの空からの映像があったので是非ご覧になっていただきたい。
そしてコロナ禍が終息した暁には、是非足を運んでルート66の過去と未来を体験して欲しい。


タルサのビジネスプランとルート66

Tulsa, Oklahoma

タルサが熱い!
夏ではあるが今、タルサの街は「暑い」のではなく「熱い」のだ。
私のこの街に対する愛情と思い入れは再三伝えてきたつもりだが、このオクラホマ州の一大都市はテキサス州オースティンとの戦争、真っ只中だ。
もちろんCOVID絡みの話では毛頭ない。
(残念ながらパンデミックが原因でそれに関するプロセスの遅延に多方面で影響が出ていることは否めないが)

そう、現在タルサの街はタルサはオースティンと競合して、「テスラ・モーターズ」の新トラック工場の建設を巡って「健全な招致戦争」を展開しているのだ。
テスラについては今更説明の必要はないと思うけど、カリフォルニア州パロアルトに本社を置く電気自動車の開発、製造、販売で自動車業界を席捲している企業だ。
この巨大企業を地元に誘致できれば、それは街にいや州にとっても大きなビジネスチャンスとなる。

地元メディアである「タルサ・ワールド」の報道によれば、同州商工会議所のCEOである Mike Neil 氏は「自動車産業の導入は、今後何年にもわたって(州にとって)Game Changer になり得る」と考えているようだ。招致が成功すれば雇用だって格段に上がる。見込みでは10,000~20,000の新規雇用の可能性があるらしい。
当然テスラ社へのオファーは給与のカバー、減税やその他支援プログラムを含むインセンティブパッケージが用意されたようである。

取り分けここで強調したいのは「タルサは本気です」と言わんばかりに、私達ルート66ワールドの重鎮、Michael Wallis 氏をそのPRに起用しようと考えた。

私のブログにお付き合いをしてくれている方々に Michael って誰?という人はいないと確信しているが、念のために簡単に紹介すれば、Michael Wallis はアメリカのジャーナリスト、作家、そして歴史家であり、ルート66 の各団体を引っ張るリーダーの一人だ。
彼の著書の一つ「Route 66:Mother Road」は不朽の名作であり、今でも絶大な人気を誇る書物で、私自身もこの本との出会いで強烈にこの世界に引き込まれたものだ。
Michael はジョン・スタインベック賞、Oklahoma Center for the Book からアレル・ギブソン生涯功労賞、ウィル・ロジャース・スピリット賞、を受賞。Oklahoma Writers Hall of Fame、Writers Hall of Fame of America、そして Oklahoma Historians Hall of Fame にも選出されていて、「オクラホマ・ルート66 の殿堂」に最初に選ばれている。
また、ディズニーピクサーの映画「CARS」でのシェリフの声を担当していることでも有名だ。

さて、何とタルサに本拠を置く「ルート66アライアンス」は、Michael の協力を得て、この 2分間のビデオを招致活動の一環として発表した。

カッコイイ。

このようなタルサ市の熱心な勧誘に応えるべく今月当初、テスラ社のCEO である Elon Mask 氏は自身の自家用機でタルサを訪問している。同社の政策・政府問題担当ディレクターである Craig Hulse 氏と一緒に Elon は工場建設予定地に直行し、Kevin Stitt 州知事、Sean Kouplen 商務長官や土地の所有者と面会している。(もちろんその「場所」は秘密のままだが)
タルサ ABC局によれば、実は Stitt 州知事と Kouplan 商務長官は5月、Space X の打ち上げの際に Elon とはフロリダで既に会ってこのタルサ訪問の約束を取り付けていたのだとか。さすがである。
Elon が「直感」と「個人的感触」をとても大事にしていることを知っているので、あえてダウンタウンから予定工場敷地までの「ドライブ」を体験させたらしい。
Stitt 州知事は後にインタビューにこう答えている。「私たちは彼に敷地計画を説明し、敷地内がどのようになっているかを見せました。公共施設へのアクセス、水や天然ガスへのアクセスなど、敷地周辺の基本的なことを話し、テスラの工場がその土地でどのように見えるかを視覚化しようとしました。」
その面会は一定の成功を収めたようで、彼自身のSNS で次のように掲載している。

かつて世界の石油の首都であったタルサは今、電気や風力などの新しい種類のエネルギーを取り入れている。2020年の時点で、オクラホマ州には、一人当たりの電気自動車用急速充電器の数が、他のどの州よりも多く設備されていることは余り広く知られていない。同街に本社を置く「フランシス・ソーラー社」は、この地域全体に急速充電器を供給するリーダーであり、電気自動車の所有者は、州内のどこにいても 50マイル以内に充電ステーションを見つけることができるのだ。

石油首都時代の街のシンボル「Golden Driller」も Tesla を歓迎している。
こういう柔軟なスタンス、アメリカらしくて良いよね。

更に最近は COVID-19 対策?の一環でこんな姿まで(笑)

Tesla 社を招致するPR支援の先頭に立つ Bear Agency Group の Creative Director である Cullen Kogar 氏は言う。「我々は、タルサは何ができるのか?Elon に感銘を与えるべきなのは、道そのものではない。その「道」の表す考え方であり、姿勢です。言い換えれば “Open Road” というべき冒険であり野心というものです。タルサにはリスクを冒して『仕事をやり遂げる』という熱意がある。そしてそれはタルサがテスラ社と共有しているビジョンです。」と。

Tesla を運転して Historic Route 66 を走る。オクラホマ州を横断し、歴史に満ちた魅力的な街街を訪れ、他に類を見ないアメリカ南西部とネイティブ・アメリカンの遺産を探索することを皆さんも想像してみてはいかがだろうか。

Tesla & Mr. Michael Wallis by Route 66 News

Buck Atom Lights Up Tulsa’s Route 66

昨年5月、Space Cowboy がタルサに帰還しました。
ん?何の話だ?という方は 2019年5月12日の当ブログに戻って復習して頂きたいが(笑)、そうでないピンときた方はご名答!Buck Atoms Buck Atoms Cosmic Curios の話である。

その Buck Atoms より朗報が届いた。何と6mのマフラーマンに加えて、新しくネオンサイン塔を建てるというのだ!
しかもそのネオンの設置はほぼ完了した写真や動画が、オーナーの Mary Beth によってFacebook (@buckatomson66) や Instagram (buckatomson66) の公式ページに載っている。
念のため、Buck Atoms と Mary Beth をちょうど動画があるので簡単にご紹介したい。

さて、タルサ・ルート66 最新のアトラクションとなる 20フィートのネオンサインの点灯式は、来る 4月29日(水曜日)午後7時30分(中部標準時間)と設定された。(日没は午後8時10分あたり)
オクラホマ州副知事である Matt Pinnell 氏もいらっしゃるとのことだが、記事によれば更に数人の「サプライズ・ゲスト」も迎えるらしい。

残念なのは、現在コロナウィルスのパンデミックのため、Facebook Live イベントを設定した「安全な集まり」になるとのことだ。しかしながら逆に考えればこのオンライン・ストリーミングのおかげで世界中のルート66ファンが参加できるという側面もある。時差の関係上、東京の場合は仕事とバッティングするという事実を除けば、素晴らしいことこの上ない。

ルート66のネオンサインは、ルートが出来てからずっと観光客をその沿道のモーテル、カフェ、お土産屋さんや道端のアトラクションに引き付けるための、「目を引く狼煙」だった。その後年月を経て、これらの標識はルート66の「アイコン」となり、アメリカ民工芸の逸品として今は認識されている。

ネオンサインポストは、テキサス州オースティンの Roadhouse Relics 社が設計、タルサの Encinos 3D Custom Products 社が作成。もちろん新品だけど、風化して古く見えるように設計されているのだとか。(芸が細かい!)

時間の合う方は是非当日、Facebook ライヴに参加してみてはいかがだろうか。

そうそう、今回のプロジェクトに対し州より助成金は受けているが、私も貢献したい!という方は是非ウェブサイト上での Fund Raising に協力をお願いしたい。
https://buckatomson66.com/
私もやってみたのだが、相変わらず自身の PayPal のアカウントが上手く作動せず未だに立ち往生。。。泣

Mary Beth Posing with the Sign

アメリカを体感したければオクラホマに行こう!

アリゾナ州と共に、各州を走るルート66の距離としては最も長い道路を持つオクラホマ州はその圧倒的な大きさゆえにとても多くの魅力を持つ。

そんなオクラホマ州観光局は昨年大きなプロジェクトを立ち上げた。
タイミング的には半年ほど周回遅れだが、今日はその一部を紹介したい。

「オクラホマロードトリップ」と名付けれた、YouTube 上で毎週配信されるエピソードでは、ルート66を含む街、三か所を選びそこで行われるお祭りや、ユニークなレストラン、そして訪れるべき観光スポットを紹介します。観光局と共にそのBRANDINGを司るのは何と Pinnel 州知事。州のやる気が伝わってきます。
知事は 「このプロジェクトを通じて、オクラホマが提供する豊かでユニークな体験を楽しく革新的な方法で伝えていきたいと考えています。オクラホマには、楽しくユニークな観光スポットから、素晴らしい博物館、受賞歴のあるレストランやアトラクションまですべて揃っています。アメリカを見たいなら、オクラホマを見なければ始まりません。」

イタリアの諺にはもある ” Vedi Napoli, e poi muori”「ナポリを見てから死ね」と同じ、オクラホマの誇りと魂を感じるよね。

今回は最初のエピソードを三つほど。

復刻!ネオンサイン:Meadow Gold 編

ここ1、2年に渡ってルート66では、「ネオンサインの復刻」がいわゆるブームだ。看板そのものが長い間使われていなかった、ヒューズが切れたまま放置されたモーテルサインの点灯式はすっかり毎年のイベントとなりつつある。
そんなネオンサインの一つで最も象徴的なものの一つがオクラホマ州タルサにある「Meadow Gold」だ。
私もこの建物とネオンサインは大好きで、タルサを通る時はできる限り11番街に立ち寄ることにしている。
現在は、このブログでも紹介した、Buck Atom のお店が通りを挟んだ正面に出来たことで一層訪問の確立は高まったわけで。

1934年、Beatrice Foods は、Meadow Gold Milk を宣伝すべく大きなネオンサインを掲げた。それはその後何十年にも渡り、11番街とルイス通り角のランドマークだったが、1967年に当時の市長であった James Hewgley 氏は同年9月に「Scrap Old Sign Week」を導入、独自の公共イメージを促進しタルサの街を美化することを Greater Tulsa Sign Association と共に主導した。
それは「見苦しい」または「危険な」と指定されたサインは取り壊されるというものであったが、幸い1967年はまだ Beatrice Foods は営業中であったため、その難を逃れる。しかし会社はその後廃業、1970年代のある時期にサインは荒廃、その点灯は消えた。

Photo by Beryl Ford Collection, Rotary Club Tulsa

その後 2004年になり、ネオンサインが設置されている建物の所有者が建物を取り壊そうとした際に、Meadow Gold の看板は存続の危険にさらされるが、Tulsa Foundation For Architecture は歴史保存キャンペーンを主導、保存に必要な基金を設置し、看板は無事慎重に解体されることとなった。当時のルート66オクラホマ・アソシエーションの会長であった Rich Schmigle 氏は看板はタルサの歴史であり、ルート66の歴史。捨てることは絶対にできない、と解体保存に尽力したと聞いた。

そして2009年。
Meadow Gold の看板は、元の場所から約1マイル西にあるルート66上に帰還。土地は11番街のコーナー・カフェのオーナーとピオリア・アベニューから寄付された。

昨年、その当時の貴重な映像が Tulsa History Series によって YouTube に上がったので、それを皆さんにもシェア。National Park Service も関わるルート66の歴史的意義そしてアメリカにとって大きな意味を持つことを感じて貰えたら嬉しいかな(笑)

Neon Sign by illustrated touch version by Toshi (2015)

新ビジターセンター@Route 66 Village in タルサ

先日11月6日(水)、オクラホマ州タルサに新しくビジターセンターが一つ誕生した。
え?ビジターセンター?と侮ることなかれ、 中々興味深いランドマークとなりそうだからだ。

その場所はタルサ中心街から南西に約5マイル(8キロ)。タルサ・ルート66は11番街通りということを考慮すれば3マイルにも満たない、目と鼻の先程度の距離だ。実はここには「Route 66 Historical Village」というアトラクションサイトがある。

開設されたのは2010年3月、同市の売上税増加プロジェクトの一つとしてUS$550,000(日本円で約6千万)をかけて作られた。「ビレッジ」とは名付けられたものの、実際は大きな野外博物館だ。
タルサ市の初期時代からの過去の遺産が復元されており、タルサの石油、精製、および輸送産業の歴史を楽しく学ぶことが出来るようになっている。復元されたフリスコ4500蒸気機関車、乗用車、車掌車、オイル塔等がハイライト。塔の高さは194フィート(約60メートル)で、1901年6月25日にタルサを「Oil Capital of the World」にした最初のオイルストライキがあった歴史的な場所でもあるのだ。
今年の5月にはこんなイベントも行われている。

当日のオープン時、現地でのニュースより。
https://youtu.be/bsKy_abBtS8

今回造られたビジターセンターは、赤いガスポンプのレプリカを備えたビンテージ風のフィリップス66ガスステーション。素敵なイメージに出来上がっていると思う。

私の良き友人でもある、Route 66 Alliance のCEOである、Ken Busby 氏はこのビジターセンターを、「マザーロード刷新に対する包括的なビジョン作りをサポートし、より多くの訪問者を獲得する素晴らしいプロジェクト」と手放しで喜んでいるそうだ。
タルサの街を通るルート66は26マイル程(約42キロ)だが、その「タルサ・ルート66」の可能性を示す大きな礎の一つになりそうだ。
私の次回の訪問が待ちきれない!

“I am Route 66” プロジェクト from Texas

来る12月5日(土)テキサス州アマリロに新たなルート66アイコン、 「I am Route 66 Visitor Center and Gallery」 が誕生する。
運営するのは Jim Livingston 氏。彼は世界的にもよく知られ、北米大陸を駈け廻り美しい自然、夜空、西部の大地やニューメキシコ州名物のバルーン祭まで幅広く素晴らしいイメージを発信するアーティストである。
Jim の作品を勝手に選んで少しお見せしたい(Jim 許して!)

そんな Jim が手掛けているプロジェクトが「I am Route 66」だ。彼自身のウェブサイト、そしてソーシャルメディア「Facebook」では特別ページを設け、その活動を展開している。
「I am Route 66」、そのコンセプトは至ってシンプルだが、実はそうでもないのがポイント。ルート66上で働く人、またはそれに深く携わる人達に焦点を当て、彼らの白黒ポートレートに次の三つの問いに答えてもらう、それだけだ。至ってシンプルに聞こえるが、その質問内容はこれ。
① I am…(単純明快な自己紹介)
② I regret…(後悔していること)
③ Before I die…(死ぬ迄にやりたいこと)

私自身もこのプロジェクトに参加できる機会を頂戴したが、さあ答えをどうぞ、と問題を投げられた時実は結構考えたものだ。結局大したことない回答に収まったものの(笑)いろんなことを考えさせられた。だが最終的にはとても自分な好きなことのシンプルなことに行き着く。ああ人生ってこうシンプルなんだな、と勝手に改めて痛感した。

一方、等の Jim にとって言うほどシンプルでないのは、このプロジェクト、まだまだ先は長いということらしい。知っての通りルート66は約2,400 マイル。現在 Jim の走行距離はこのルート66で何と 12,000 マイルにも及ぶらしいが、「未だ1500名にしか」会えていない。その街々を通過するタイミングで中々すべての人たちに会えるものでもないし。
知人友人を全員紹介できないのが残念だが、それは Jim ご本人に任せるとして、折角なので誰でも知ってるルート66上のアイコン達をここで何名かご紹介したい。その他詳しくは以下のページへ是非。

Website:
www.jimlivingstonart.com
Instagram:
www.instagram/jimlivingstonart/
Facebook:
www.facebook.com/iamrt66/

そして更に我々インターナショナルチームより 。
Franco (Italy), Marian (Czech), Wolfgang (Germany), and Dave (Australia)

おっと!ご本人を忘れてた!

I am Route 66 – Mr. Jim Livingston

最近のSNSへのアップでは、まだ看板しかできていないようなイメージも受けるが、こんな感じの場所。

I am Route 66 Visitor Center and Gallery
1900 SW 6th Avenue, Amarillo TX Texas 79109

12月5日(土)午前10時~11時、近くにいる人は是非行ってみよう!
(私なら近くでなくとも行くけどね 笑、少なくとも米国内に居れば(泣)!

Jason Bourne ルート66に降り立つ❕❓

何ともエキサイティングなニュースが入ってきました。
2020年11月6日に公開予定の、あの Matt Damon 氏が主演を務める映画、「Stillwater」のワンシーンがオクラホマ・ルート66のアーケディアで撮影されることが判明!
実際の撮影は一日のみで、11月8日(金)に予定されていたとか。
現地ニュース ⇩
https://okcfox.com/news/local/matt-damon-movie-filming-in-arcadia-at-least-one-day

映画の大筋は、石油掘削作業員に扮する主人公(マット・デーモン氏)がマルセイユ(フランス)にて無実の罪で投獄された娘を、言葉や文化、さらに法律の壁と闘いながら助けに行くという内容で、かのジェイソン・ボーン・シリーズで私も彼の大ファン。

オクラホマでの撮影の殆どは、登場人物の故郷という設定で同州の Coyle (コイル)という街で行われるそうだ。コイルは アーケディアから北へ約30マイル(48キロ)ほど。車で行けば30分強の距離である。私もまだその街は訪れたことはないが、次回アーケディア近辺を通る時は是非行ってみようと思う。街自体はとても小さく人口は300人程度で、いわゆるルート66上にある小さな街と通ずるものがある。ネット上でも中々ぴたりと来る画像が探せなかったが、こんな感じみたいだ。いずれにしても、 デーモン氏の映画の中に映り込むルート66を観るのは待ちきれないほど楽しみである。

ではそのアーケディアとは一体どんなところ?という方。詳しくはこのブログの2017年4月より連載した「Acadia Neon Fest」の一連をご覧になって頂きたい。アーケディアは、私の友人である、Jim Ross 氏、Shelle Graham 女史の、ルート66重鎮夫妻が居を構える街でもあり、幾つかのユニークな観光スポットもある人気の高い街だ。

街で一番目を引くのは Pops Route 66 だろうか。
見渡すほど地平線の広がる田舎に忽然と建つ巨大かつシンプル、そして近代的なオブジェは、日が暮れると綺麗にライトアップされる必見のスポット。
ポップソーダをテーマにした、ガソリンスタンド、ダイナー、そしてギフトショップが併設されている。(ガス代はちょっと高めだけどw)

そしてアーケディアと言えば歴史的なランドマークである「ラウンド・バーン」。1898年に地元農家の William Harrison Odor 氏によって建てられた。1988年には直径60フィートもあるその屋根が崩落する事故もあったが、4年後の1992年に無事修復作業は完了。現在1階はお土産屋さん、アートギャラリー、そして観光案内テーブルが置かれ、2階は結婚式披露宴ができる素敵な宴会場となっている。
このラウンド・バーンは文字通りラウンド(真円)、六角形でもなければ八角形でもない、何とアメリカ唯一の丸い納屋なのだ。
報道によると撮影クルーはこのバーンのトイレと休憩スペースを使わせてもらうらしい。映像にも出ないかなぁ(笑)

最後にもう一つ。アーケディアの観光スポットの一つして友人のお店、Glassboy Studio を紹介。ネオンサインのチューブ等、ガラス工芸を扱っていて、もちろんお客さんはガラス細工を体験できる。
また Tourist Trap Tee というシリーズでルート66各州で語り継がれている御伽噺をテーマにしたTシャツも秀逸。私もオクラホマ、テキサス、アリゾナ州の3つを持ってます。近郊訪れた際は是非!





週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol.5 オクラホマのエンターテイナー

毎月恒例の寄稿、SEASON 3!第5回目(8月号)のテーマはオクラホマ州エリックの孤高のエンターテイナー、ハリーさんのご紹介。演奏パフォーマンスもさることながら、ホスピタリティ精神の神髄を彼を通して体感できるこのと楽しさを是非皆さんも味わってください。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで
https://nyseikatsu.com/editions/737/737.pdf

Space Cowboy タルサに帰還!

ルート66上にも大都市、と呼んで差支えない街は幾つか存在するが、オクラホマ州タルサはその中でも私の最もお気に入り街の一つだ。
日本の読者の皆さんにはオクラホマ州と聞けば牧場や田舎を想像するかもしれないが(勿論その想像は正解だが 笑)、タルサはその歴史と国際色豊かな文化に溢れた、さらに言えば「お洒落なレストラン」なんかも多い、とても素敵な都市である。
私が通常カリフォルニア州サンフランシスコから中西部以東のルート66へ飛ぶとき、その場所柄と便宜上、タルサ又はセントルイスを使うことが多く、タルサ空港はそろそろ自身の「ホーム」空港の一つとして認識し始めているぐらい。
さて、そのタルサにこの5月11日(土)、大きな素晴らしい「贈り物」が届いた!

Buck Atom’s Cosmic Curios on 66は、昨年6月1日に Mary Beth Babcock 女史の手によってオープン。このルート66の新たな情報発信地+雑貨屋さんの存在を知ったのは、先日紹介した Route Magazine 内に掲載された我が友 Rhys のそのお店に関する記事を読んだ9月末のことだ。
ちょうどミズーリ州キューバにある Wagon Wheel Motel に宿泊時、オーナーのコニーと雑談をしていた朝に、郵便屋さんによって1箱の雑誌が届けられた。コニーが開けてみると、それは Route Magazine の10、11月版。一冊持っていけと言ってくれたので、有難く頂戴して拝読。その時に初めて Buck Atom’s と Mary Bethが目に留まった。
日頃お世話になっている Route 66 News で、以前何となくこのプロジェクトに関する記事を目にしたことを思い出したが、このことだったとはすぐには繋がらなかった。

その夜早速ネットでサーチ。そのお店はタルサ・ルート66である11番街にしっかりオープンしていることを確認できたので、その時の予定にタルサ行きは入っていなかったが、急遽予定変更して Buck Atom’s に立ち寄ることにした。願わくば Mary Beth が居るといいな、と思いながら。。。

Buck Atom’s の場所は1347 East 11th Street。よく考えるとそれはルート66上、歴史的な Meadow Goldのネオンサインのある建物のほぼ向かいだ。過去に何度も足を運んでいる、タルサでもお気に入りの場所だ。
「あ、そういえば」と思って、過去一回だけその場所を撮った写真を引っ張りだしてみた。もともとここはガソリンスタンドで、使用されなくなって長い。当時、(今では盛んになったが)フードトラックが1台寂しくいつも止まっていたぐらい。周りに特にオフィスがあるわけでも大きなショッピングエリアがあるわけでもない閑散とした場所だったから誰がここで買うんだろうかといつも要らぬお世話、経営者を心配していたものだ(笑)

お客のいない少し寂しいフードトラック

そしてその記事を読んだ数日後、私は Buck Atom’s を訪ねた。
その明朗で超、そう、まさに「超」フレンドリーな性格で、周りをハッピーにする彼女の姿は、私がお店に入る前から充分に視界に入ってきたのだ。「ラッキー!Mary Bethがいた!」そうワクワクしながら入店。彼女に自己紹介をし、彼女が一緒に仕事をしている Rhys は私の親友だと伝えると、一気にテンションは Max!
さすがアメリカ、友達の友達は「すぐに」友達だ。
し・か・も・他のお客さんも交えて話しは盛り上がるが、奇しくもその時、今日ここでトピックにする「マフラーマン」の像を立てるべくプロジェクトの建設許可がタルサ市から正式に下りた通知が届いたのだ!
これはラッキー&ラッキー!とばかりにBuck Atom’s を挟んで、はいピース!

Mary Beth は、今から数年前タルサのダウンタウンを活性化させるプロジェクトがタルサ市の先導の下始まった際、使われていない住居スペースを再利用することでお店を設立した (Dwelling Space Store)。彼女の熱意とクリエイティビティは他の多くのサポートを通して、すぐにコミュニティの柱になったと聞く。
Mary Beth によれば、ただその時はあまりルート66に関する商品を取り扱っていなかったけど、ルート66 を訪れる観光客があまりにも多いことに気付き、今回の新たなプロジェクトを行いたいと考え始めたそうだ。
実際、 この Buck Atom’s のアイデアもその頃にはあったらしく、地元のアーチスト、Jeremy Luther 氏に頼んでこの「宇宙カウボーイ」をデザインしてもらっている。
ではこの Buck Atom’s (宇宙カウボーイ)って何?という方に、Mary Beth の語るストーリーはこうだ。
Buck Atomは、ロデオカウボーイで Route 66 のあちこちにサーキットで試合に出ていたが、ある日どこからともなく来た宇宙船にさらわれ「エーテル」(Ether)に行ってしまう。その後彼が地球に戻ったとき、すっかり衰退してしまったルート66を見て、彼と同名である Buck Atom’s というお店と共にルート66の活性化に役立ちたいと願っている、という感じのようだ。

そして遂にそのマフラーマンの完成に目途が立った2019年春、Facebook にこのお披露目パーティの広告が載った。

21フィート(約6.4メートル)のファイバーグラス製のマフラーマンは、地元のアーチスト、Mark Cline 氏によって完成。お店に置くアイテムや商品を始め、地元を活性化することが重要な Mary Beth にとって「地元」へのこだわりは強い。
残念ながら(きわめて残念)その場へ行って祝福の輪に加わることはできなかったが、Buck Atom’s 公式ページを始め、多くの友人知人のポストがSNSに上がったため、あたかもそこにいるかのように多くの情報を集めることができた。現在技術に乾杯!

それらによれば、タルサ市長の G.T.Bynum 氏、州副知事の Matt Pinnell 氏、Tulsa FMAC のAbby Kurin 女史、American Giant Co. の Joel Baker氏、Route 66 Alliance の Ken Busby 氏、そして私たちルート66の父、Michael Wallis 氏も参加した豪華な歴史の1ページとなったようだ。

Mary Beth は言う。この地に、このプロジェクトを展開することになったのは全て彼女の「運命」であると、そして彼女は「それをありのままに受け入れるのだ」と。 さらに続けて、「私はルート66とその歴史を愛し、祝いたい。だけどそれと同時に、Route 66の未来も創造したい。」

Route 66 の歴史、その意義を、保存し、未来へ残したい、という私たちルート66のコミュニティ全員が共有する基本理念そのものが、ここにある。
私たちの未来は明るい!

Rhys & Mary Beth
https://buckatomson66.com/

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