Category: Travel (Page 1 of 8)

パワーハウスビジターセンターとのお仕事


今年の春ごろの話になるが、アリゾナ州キングマンにあるアリゾナ・ルート66博物館、通称「パワーハウスビジターセンター」は、1997年に開館して以来、200万人の来訪者を超えたと発表した。
この博物館の目玉展示物の一つに、かの著名米国人作家ジョン・スタインベックの書いた「Grape Of Wrath(怒りの葡萄)」にも登場する幌馬車がある。当時の様子そのままに再現された原寸の模型は臨場感満載だ。
その展示物が見たくてミシガン州からやってきたリサとトムのマレティック夫妻が見事当選、400ドル相当のギフトバスケットが贈呈された。

とは言いながらも実は、2009年(正確な月日も不明)まで、開館して12年ほど経つわけだけど、最初の来館者から100万人目まではきちんと数えていないらしい。このあたり如何にもアメリカっぽくて良いのだが(笑)
当然その時は「あなたが100万人目です!」などと言うセレブレーションは行われていないわけだが、重要なことは100万人~200万人目までは10年かからず、年々来訪者の数は増加している、ということらしい。


私の友人でもある博物館の観光責任者であるジョシュア・ノーブル氏は、2017年までで、米国50州と世界71か国より約12万3000人もの来館者数があったと報告している。が、これは来館時に旅行者が記帳するサインブックからのデータ収集で、「訪れる人の20%が記帳する」という仮説に立ってのものだ。
実にアバウトである。

そんなパワーハウスビジターセンターのジョシュアから「博物館のガイド・パンフレットを外国人客のことを考えて何か国語かでも作ろうと思うから、よかったら協力してくれないか」と打診をもらったのが2016年。
私とジョシュアの共通の友人、ジム・ヒンクリー氏を経ての依頼だった。

ジュリー&ジム・ヒンクリー夫妻と

ルート66に役に立つことが出来る話を断る理由はどこにもない。快諾して日本語版を請け負って完成したのがこれ。


全21点の飾られている作品の解説が書かれた簡単なものだが、博物館を訪れた日本の方々のお役に少し立てれば嬉しいってものだ。

パワーハウスビジターセンターは、2017年にギフトショップの拡大を含む 25万ドルの改装工事を完了した。仲間と一緒に活動しているルート66日本アソシエーションの事柄も一時期、ショップのドアに貼られていた。


これからアリゾナ州ルート66を走る計画を立てている皆さん。是非パワーハウスビジターセンターへも足を運んでみて!

Powerhouse Route 66 Museum
120 W. Andy Devine Avenue
Kingman, AZ 86401
958.753.9889
Open 9:00-17:00
http://www.gokingman.com/attraction-Powerhouse-Route-66-Museum

 

週刊NY生活連載第二弾⑤:ルート66ベスト10~撮影スポット東部編

NY週刊生活掲載新企画「ルート66何でもベスト10」!今月は撮影スポット編。
東部4州から(イリノイ、ミズーリ、カンザス、オクラホマ各州)ご紹介します。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで!https://www.nyseikatsu.com/editions/690/html5/index.html

Blue Whale ~ 愛の贈り物

「何だこの風変りな(可愛くない)巨大クジラは?」
私がオクラホマ・ルート66を通行中、初めてこの ”Blue Whale” を見た時の感想である。
それはオクラホマ州タルサの街から東へ約16マイル(26キロ)程行った、Catoosa という街にある、地元民は当然、多くのルート旅行者に人気のあるアトラクション施設だ。ウォーターフロントの構造と言われるが、いわゆる大きな池で水遊びが出来る規模であり、リゾート感覚溢れるそれとは大きく異なる。

ルート66上にあるが、Blue Whale 自体はルート66の歴史と共に歩んできたわけではない。事の発端は、1970年代初めに Hugh Davis という男性が、鯨の置物集めが好きな奥様、Zelta さんに記念日の贈物として青いクジラを造った。(何とも壮大な贈物だが)元々は家族限定の遊び場であったが、余りにも地元の人達から人気があったため、砂で海岸っぽいものを造り、ピクニックテーブルなどを設置して、一般に開放することとなったらしい。

その後自然が大好きであった Davis 氏は、”The Fun and Swim Blue Whale and the Animal Reptile Kingdom” と、名称を代え、更に彼の義理の弟、生粋のアコマインディアンの部族長である Wolf Rob Hunt 氏の絵画や銀細工を、通りを渡ったところにお店を展開して販売した。店の跡地は中々目を引くフォトジェニックな建物である。


1990年に Davis 氏が、そして奥様の Zelta さんも 2001年に亡くなった後、誰も世話する人がいなくなりBlue Whale は一時的に衰退するが、それから約10年後、地元 Catoosa の人達と、ご近所さんの(我がファミリー!)Hampton Inn の従業員さん達の手で資金調達とボランティアが開始。オリジナルである明るい青色にピクニックエリアも復元した。冒頭の写真は復活後の姿。
現在園内にはギフトショップもでき、インディアンの地を引く心優しい LINDA さんが代表となって切り盛りしている。
最初に出会ったときも “I know you! I saw you on Facebook!” と向こうから気さくに話しかけて来てくれたものだ。
こうして背景をよく聞き、実際に運営している人達と知り合うと、冒頭に述べた鯨さんも可愛く見えてくるから不思議だ(笑)今では結構の癒しキャラで大好きだ。


Blue Whale をちょっと有名にしたのが、Snapchat から発売されたメガネ型カメラ、Spectacles に動画コミュニケーションの一部として採用されたこと。
当初日本未発売であったので、もしご存知ない方はこちらの記事を ⇩
https://www.movie-times.tv/topic/9155/

Youtube でも紹介されているので是非見て頂きたい。

そんな Blue Whaleにちょっと前、4月の終わりに悲しい事件が発生した。
何物かが夜分に侵入してピクニックテーブルを破壊し池に投げ込み、さらにはごみまでまき散らすという蛮行をはたらいた。当然監視カメラを付ける等の警備強化が施されたが、何とも残念な出来事である。

This picture from Route66News.com

 



週刊NY生活連載第二弾④:ルート66ベスト10~レストラン西部編

NY週刊生活掲載新企画「ルート66何でもベスト10」!今月はレストラン編。
西部4州から(テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニア)ご紹介します。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで!
https://www.nyseikatsu.com/editions/686/html5/index.html

ジョプリンにホリディ・イン誕生

私にとってミズーリ州は、ルート66の走る8州の中でも特別な想いのある大好きな州の一つだ。3か月ほど前にも野球の話で取り上げたが、今回はもう一つ、私自身の専門職、ホテルの紹介をしたい。
今年2018年、ミズーリ州ジョプリンの街に新しいチェーンホテルがオープンした。Holiday Inn Joplin である。残念ながら?私自身の働くブランド・チェーンではないが、そんなことはどうでも良い。ホテル業界全体が栄えればそれが最優先である。


ホテルの経営者は Randy Shippy 氏。ジョプリンで生まれ育った生粋のミズーリっ子らしい。ルート66は、その歴史的重要性と旅行者へのアピール度を考慮した際に大きなマーケティングツールになることをよく理解している彼は、ブランドオーナーである インターコンチネンタル・ホテルズ・グループに掛け合い、ルート66をテーマにしたレストラン&バー施設を盛り込むことによって収益の拡大を見込んでいるとのことだ。

一年間で約100万人がルート66を旅していると言われている中、半分と見積もっても約50万人がジョプリンの街を通過する。私の友人が経営する小さなモーテル「Boots Motel」などのモーテルは苦手で、チェーン系のホテルに宿泊したい旅行者にとっては大きな魅力のホテルになるはずだ。

ただ唯一残念なのが、このホリディ・イン・ジョプリンが、ルート66上に建っているわけではないことだ。ルート66として指定されている 7th Street と、Rangeline Road より南に4キロ近くも離れている。

とは言え、施設は先述したレストランを始め、フィットネスジム、プール、パティオやリビングルームエリアまで、旅の疲れを取るには充分な要素で満載だ。
ジョプリンの街で宿泊する際の一つのオプションにして間違いない。

ホテルの詳細はこちら ⇩ まで。
https://www.ihg.com/holidayinn/hotels/us/en/joplin/jnljo/hoteldetail

 

 

Ariston Cafe 90余年の歴史

イリノイ州リッチフィールドに建つアリストン・カフェが売りに出る、という衝撃的なニュースがルート66を駆け巡ってから4年。どうやら新しいオーナーが正式に決まったようだ。

現オーナーであるニックとデミのアダム夫妻は、この6月30日が最終日となる。

ニックのお父様であるピート・アダム氏はギリシアからの移民で、1924年同州カーリンヴィルでレストラン経営をスタート。ルート66の開設により1935年、現在の場所に移転し、数えて90年以上に渡って伝統的なアメリカンフードと暖かいホスピタリティで多くの旅人や地元住民に愛されてきた。アリストン・カフェは1992年にイリノイ州ルート66の殿堂入りを果たし、2006年には米国国家歴史登録財にもなった。
カフェとは言っても地元ではカジュアルにも、フォーマルにも対応するいわゆる「テーブルクロス・レストラン」。趣のあるカウンター席た、小奇麗に整った木製のブース席、そして角卓と清潔感は充分だ。

ニックがお父様を継いだのが奇しくも1966年。私の生まれた年だ。当時は高齢だと思っていたお父様の年齢を今のニックは当に超えてしまったらしい(笑)
私が最初に訪れたのはいつだったか実ははっきり憶えていないが(1990年代後半のはず)、マイアミ、そしてロスアンゼルスと、大都市に住み慣れた自分はこの人口1万人にも満たない小さな田舎街のレストランの質の高さとアットホームな雰囲気に気後れし、最初はろくに話もできずに食べただけで帰ったことはハッキリと記憶している。

今となってはすっかりアダム夫妻と意気投合することができ、行く度にとびきりの友情で迎えてくれる。場所柄中々頻繁に行くことが出来ず、最後に訪れてから実に3年経ってしまった。


今回掲載する写真はその時2015年のもの。何となく虫の囁きか、次に来る時までは少し時間が経つだろうと予想したのか、行けば必ず閲覧させてもらう私の敬愛する花村氏、大塚氏の自筆サインの入った著書や記事のスナップまで撮ってみた。

新しいオーナーは同州リッチフィールドとスタントンでそれぞれ育ったステファンズ夫妻で、今までのアリストン・カフェの伝統とサービスを重んじながら、新しい要素を加えよりルート66のアイコンとして頑張るようだ。
カフェは伝統的に7月初旬はお休みのため、新オーナー下での開店は同月中旬になる見込みだ。

ここ1、2年はSNSのお蔭もあり、たまにお互いが元気かどうか簡単なメッセージを送り合うだけに止まっていた。本当は最後にもう一度訪れたいのだが、今は仕事で遠く離れた東京に軟禁状態だ。来週は彼らの最後の週。SNSではなく、電話を一本入れようと思う。そして心からの感謝とお疲れ様を伝えたい。

ありがとうニック。ありがとう、デミ。



 

 

週刊NY生活連載第二弾③:ルート66ベスト10~レストラン東部編

NY週刊生活掲載新企画「ルート66何でもベスト10」!今月はレストラン編。
東部4州から(イリノイ、ミズーリ、カンザス、オクラホマ)ご紹介します。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで!
https://www.nyseikatsu.com/editions/682/html5/index.html

 

ルート66生誕地、スプリングフィールド


シカゴ~サンタモニカまで続く2,448マイル(約 3,940キロ)のルート66。
“Mother Road” とも呼ばれる、このアメリカのメインストリートの話をする度に一番よく聞かれる質問が「いつ、どこで始まったの?」である。

先に正解を言えば、今から92年前、1926年4月30日が66号線としての称号、そして”66″の数字を正式に国から頂戴した日だ。更に言えば、どこ?つまり場所はルート66のスタート地点であるシカゴでもなく、終着点サンタモニカでもない、ミズーリ州スプリングフィールドという街なのだ。当時の大統領カルビン・クーリッジが国土交通省の責任者と、この地で面談し正式承認のテレグラムを州議会に向けて打ったことから始まる。余談だけどルート66には、国として「最初の大陸横断ハイウェイ」という意味合いだけでなく、世界各地からの旅行者が継続的に訪れ、アメリカの発展が永続的なものになるようにという想いも込められていたんだ。

その後、ルート66が文字通り「66周年」を迎えた1992年、ミズーリ州ルート66協会はスプリングフィールドをルート66の正式な生誕地として指定、記念プレートを街の中心であるPark Central Squareの東側に設置した。
そのプレートがこちら ⇩


尚、このスプリングフィールドでは毎年 “Birthplace of Route 66 Festival” 「ルート66誕生地最」と銘打って8月の第二週週末に盛大なお祭りが開かれる。

昨年2017年は仕事の都合で参加できなかったのだが、その前年2016年はしっかり訪れ、多くの友人らとキャッチアップをして楽しんだ。(詳細は2016年8月のブログを参照)

スプリングフィールドの街の中心である Park Central Square に建つ、歴史博物館では現在特別展示で「母なるルート66の記憶」を開催している。これは聞くところによると、スプリングフィールドの街と街の所属するグリーン郡に焦点をあて、ルート66沿いにある多くの観光ポイントや企業らも紹介されているようで、今年いっぱいは展示が続くとのこと。
https://historymuseumonthesquare.org/

今年2018年のお祭りは8月10日、11日。
何とか仕事の都合をつけて足を運びたいと思っている。


そうそう、スプリングフィールドで思い出しだしたが、昨年8月、ドナルド・トランプ大統領は、税制改革に関する講演会を子の街で開催している。大統領がここを選択した理由は、ルート66との歴史的リンクを象徴的と魅せるためである。
この街を選ぶにあたってホワイトハウス高官は、「ルート66はアメリカのメインストリートであり、大統領の計画は国をメインストリートに戻すことだ」と再三記者団に語ったらしい。アメリカのメインストリートを、米国製の製品を米国国産のトラックが運搬し、アメリカの消費者に届ける - こんな筋書きはトランプ大統領の目指す “America First” (アメリカ第一主義)にピタリと合致する。
過去の政治家たちも、例えばジョン・マケイン前上院議員はセントルイスにある有名な Ted Drew’s Frozen Custard で一般市民とアイスを食べ、オバマ前大統領は同州レバノンにある Bell’s Restaurant へサプライズで現れてお客達を喜ばせた。
そう、アメリカとルート66は切っても切れない。

実際ミズーリ州、カンザス州、オクラホマ州などの地域ではトランプ大統領は抜群の人気を誇る。日本の皆さんには信じられないこのような看板をみかけることも少なくはないのだ。

 

週刊NY生活連載第二弾②:ルート66ベスト10~ホテル・モーテル西部編


本年度4月より始めさせて貰った新企画、その名も「ルート66何でもベスト10」
今月はホテル・モーテルを西部4州から(テキサス・ニューメキシコ・アリゾナ、カリフォルニア)ご紹介します。
詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで!

https://www.nyseikatsu.com/editions/674/html5/index.html

週刊NY生活連載第二弾①:ルート66ベスト10~ホテル・モーテル東部編

週刊NY生活編集部さんからのサポートの下、2018年度4月より新しい企画が始まりました!その名も「ルート66何でもベスト10」!
ルート66沿線上のモーテル、レストラン、お土産屋さん等を筆者の独断と偏見で選んでご紹介して行きます。旅のご参考になればこれ幸いです。

ということで今月はホテル・モーテルを東部4州から(イリノイ・ミズーリ・カンザス・オクラホマ)ご紹介します。
詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで!

https://www.nyseikatsu.com/editions/674/html5/index.html

Page 1 of 8

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén

Translate »