Fanning 66 Outpost
マジかっ!記事を見た私の第一声。いやいやいや、それはないだろう。そういうの本当に勘弁して欲しい(泣)
ミズーリ州ファニング、「世界最大のロッキングチェア」があるお店で永らく愛された Fanning 66 Outpost がいきなり?閉店ときた。「寝耳に水」とはこういうこと。昨今経営者が高齢化したり、ビジネスが上手く行かなかったり、でレストランやモーテルが閉まったり売られたりする話は聞いてきたけど、お土産屋さんの突然のクローズは中々珍しい。趣のある良いお店でしょ?
残念だなー。本当に。

Outpost Insideお店の中はこんな感じ。ルート66のお土産品はもちろん、日用雑貨や簡単な食料品や酒類、家畜用の飼料からライフルまで。結構幅広くやってたんだけど「不況」が閉店の理由らしい。まあ確かにミズーリの冬は寒いから、カリフォルニアやアリゾナと違って所謂「シーズン」と呼ばれる期間は短いんだよね。

Wine Fanning 66確かにいつも自分が行った時も、意外と?観光客は少なかったけど、地元の人は結構来て油売ってた。この Fanning というエリアにはワイナリーまであって、ルート66から一本入ったところにも2カ所ほど試飲ができるきちんとしたワイナリーがあるんだ。もちろんこのお店でもグラス単位で販売してる。確か一杯$2程度だったと思う。ボトルも一本$9.99+税金。フレンドリーなこと、この上ない。味がフレンドリーかどうかはここでは言及しないけど(笑)

この方は私が行くといつも優しく出迎えてくれたバーバラさん。「肝っ玉かあちゃん」みたいで、いつも元気。そおっと店に入っても「あれあれ、今日はまた珍客がいるなぁ」と笑顔と共に軽いジャブが飛んでくる。よそ者にとってこれ以上にリラックスさせてくれる言葉はない。

IMG_1127会って何回目かに、たまたまカリフォルニアのワインはどうだいなんて話してた時、地元のハンターのような叔父さんが(猟銃抱えたまま)「じゃあな先生、うちの孫娘よろしくな!」って言いながらウィンクして出てったから、「先生って何の?」って彼女に聞いたら、「あれ?知らなかったっけ?」って。
何とバーバラさん、地元小学校の校長先生だった。学校の仕事のないとき、週末、夏休みなんかはボランティアしてるんだってさ(笑)

そうそう、ロッキングチェア。このお店は2007年に出来たんだけど、その翌年にオーナーのダニーが「客寄せパンダ」的に造ったもの。当時のギネスブックに「世界最大のロッキングチェア」って載ったんだ。それによって確かにお客は記念撮影に沢山来たらしいけど、そのお客が皆買い物をしてくれたかどうかは気にしてないんだそうだ。意味不明。。。
後になってイリノイの方に更に大きなチェアができちゃったから、じゃあ違うアプローチに、って言って椅子を赤く塗って「Route 66 Red Rocker」とさっさと改名。ダニーさん超負けず嫌い(笑)


こんな💛ウォーミングなお店がなくなるのは本当に残念。
椅子の行方も含めて早速彼らに連絡しなきゃ。