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週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol.6 2020年のフィールド・オブ・ドリームス

毎月恒例の寄稿、SEASON 3!第6回目(9月号)のテーマは「アメリカン・パスタイム」の原点、ベースボールです。ケヴィン・コスナー氏の演じたアイオワ州、ルート66にしっかり今も存在するカンザス州、そして来年2020年にMLBが発表したマジな公式戦。ベースボール愛好家の夢は無限に広がります。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで
https://www.nyseikatsu.com/featured-article/09/2019/26734/

フードファイター見参!@アマリロ

From Big Texan Facebook Page

さあさあ、ついにこの時代が来たぞ!
つい先月も Coolest Motel の一つとしても紹介したばかりだが、何とそのビッグテキサンの72オンスステーキを平らげる日本人女性が出てきたのだ!

ビッグテキサンのFBページによれば、その女性は1枚だけでなく、何と!2枚も食べた模様。
1枚目はわずか26分40秒、2枚目も34分30秒という偉業で、制限時間60分などどこ吹く風といった具合だろうか。
そのFBページの文言はこちら ⇩

「This lovely lady @omgitsmiki from Tucson, AZ completed not only one, but TWO 72oz steak meals back to back. First in 26:40 and second 34:30 👏🏼🤠🥩 @ The Big Texan Steak Ranch & Brewery

ただし!この話にはオチがあり、その女性はプロのフードファイターだとのことだ。その女性こそ、毎年ニューヨークで行われている Nathan‘sのホットドック早食い競争で6年連続優勝を誇る、須藤美紀さん。
比較的小柄な部類に入る須藤さんだけに、その見た目とのギャップにはテキサス人もさぞびっくりしたことだろう。
須藤さんは自身のインスタグラムでその活躍?を披露している。
興味があれば下記のリンクより!

https://www.instagram.com/p/B2KFaI2HO_s/?utm_source=ig_web_copy_link

かく言う私も、過去この店で数回夕食を取ってはいるが、挑戦しようと考えたことすらない(笑)
かつては運動部に所属し、一日7食ほど食べていた高校時代ならいざ知らず、ただのオジサンとなった今となっては、普通に10オンス程度のリブアイで充分満腹、幸せいっぱいだ。

この「72オンス(約2kg)のステーキを1時間以内に食べ切るとタダ(無料)」というイベントで著名なビッグテキサン・ステーキハウス、1960年に始まって以来約1万人程度が達成したと言われている。
ただ、この偉業にも上には上がいるわけで、記録では2015年、ネブラスカ州のモリー・スカイラーさんは、たった20分で3枚の72オンスステーキを食べたらしい。しかも1枚目を最初の5分未満で食べきったので、2008年に通称「ジョーズ」と呼ばれる、ジョーイ・チェスナットさんが記録した8分52秒を大きく上回ったとか。

でもね、元祖大食いと言えば、やっぱ「ギャル曽根ちゃん」ではなかろうか? 日本に帰国中にTVで初めて見て、あの見た目、キャラと大食い加減のギャップに強烈に驚いたことを憶えている。いつか彼女にビッグテキサンでトライしてほしいと思っていたのは私だけではないはず!

お店の詳細は https://www.bigtexan.com/  まで。

2020年のフィールド・オブ・ドリームス

1989年に見た映画「フィールド・オブ・ドリームス」、正直当時はあまり感動しなかったことを憶えている。むしろどちらかと言えば、ストーリー的にも、分かったような分からなかったような(笑)
何かいきなりケビン・コスナー氏をディするようなことになったけど、真意はそうじゃない。(むしろ彼は好きな役者の一人だ)
そんな映画のタイトルを何年も後になって、カンザス州バクスター・スプリングスを訪れたときに再び思い出した。同街にある「フィールド・オブ・ドリームス」と名付けられた施設を訪れたときのことだ。

いや、正確にはその施設の名前が書かれた看板の前を通りすぎたときだろうか。二度見をした私は思わず急停車。ギアをバックに入れてその標識をわざわざ確認しに行ったことを憶えている。

その「フィールド・オブ・ドリームス」をまた!鮮明に蘇らせてくれたのが昨月のアイオワ州デモインの地方紙「Des Moines Register」に掲載されたこの写真記事だ!

何とMLBは来年2020年、ニューヨーク・ヤンキースとシカゴ・ホワイトソックスの試合を同州ダイアーズビルで開催することを発表したのだ!
マジかっ?!と記事を目にしたとき疑ったのは言うまでもない。え?なぜ?
無数の疑問が頭の中を駆け巡る。
でもよく考えるとそんな無粋な質問はどうでもいいではないか。興行してくれるというのだから有難く楽しませて貰えればそれで良いのだ!

映画を観た方はよく憶えていると思うけど、この映画の撮影にあたって、ダイアーズビルは実際のベースボール場を建造したわけで。その後もその施設は土地の所有者によってしっかり保存され、今でも勿論使用できる立派な現役の施設さんなのだー!もはやベースボールファンにはたまらない「聖地」だね。(昨今この表現がメディアでも多い(汗)

MLBの公開したポスターによれば、試合予定日は2020年8月13日。しっかりホワイトソックスのスケジュールにも載っているぞ。

しかも当日は試合だけではなく、ベースボール・クリニックの開催を中心としたファンサービスも半端ないという。。。
あー観たいな~、行きたいな~、チケット取れるかな~
オールスター戦の1か月後かぁ。
日本はお盆かぁ。
また一つ悩みのタネが増えちゃったよ!

週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol.5 オクラホマのエンターテイナー

毎月恒例の寄稿、SEASON 3!第5回目(8月号)のテーマはオクラホマ州エリックの孤高のエンターテイナー、ハリーさんのご紹介。演奏パフォーマンスもさることながら、ホスピタリティ精神の神髄を彼を通して体感できるこのと楽しさを是非皆さんも味わってください。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで
https://nyseikatsu.com/editions/737/737.pdf

Route 66 と Air B&B

「エアーB&Bにお客、取られてない?」
一時とても良く聞かれた質問だ。
私のようにホテル業界で働く人の多くは、多かれ少なかれ必ず聞かれた経験しているのではないかと思う。
ただ、私の答えは NO だ。少なくとも私自身が長い間関わっている、いわゆる大手チェーン系のホテルにとっては、エアーB&Bは脅威ではない。
例えばヒルトンを例にとれば、ヒルトン系列で「Hampton Inn」とか、「Homewood Suites」等は場所によればエアーB&Bの競争相手になっている所もあるが、大きな意味ではホテルに泊まるお客と、エアーB&Bに泊まるお客では「マーケットが異なる」わけで、お互いのマーケットに脅威ではなく、どちらが良いとか悪いとか、そういう話でもなく、お互いに共存できる仕組みになっていると個人的には感じている。

Illinois State University

ところが最近になって、このエアーB&Bの存在はルート66にてモーテルを経営する人たちに取っては決して他人事ではなくなってきた。
昨年の話になるが、イリノイ州立大学の公共ラジオ局が、同州ブルーミントン・ノーマルにある、築103年になる物件を所有する Kevin Lewis 氏の話をある取材で取り上げた。Lewis 氏によれば彼がエアーB&Bに登録したのは約2年前、財政不況にあった時だという。
ただ彼は今はもう財政的にその必要もなくなったが、エアーB&Bはそのまま継続して営業している。なぜなら「(それが)好きで楽しいから」、だそうだ。Lewis 氏は単純に人が好きで、宿泊者との交流を楽しんでいるということだ。

同じルート66でありながら大都市であるシカゴは、数年前からエアーB&Bに対して規制を厳しくしているが、前述のブルーミントン・ノーマルのような小都市であり、かつ市場価値の低い場所にとっては、この現実問題が今になって降りかかってきたわけだ。
ブルーミントン・ノーマルにだって昔ながらのモーテルは存在する。が、年々減る宿泊者の確保に困っている状況で、エアーB&Bが(ホテルでないため)ホテル税が免除されていたり、宿泊者用のセーフティルールが曖昧だったりと、不公平であるという声が出ている。
一方、エアーB&B側は、ホテル側の提供できない「Home Away from Home」というこじんまりとした快適さこそが顧客のニーズであり、それに応えられているのは自分たちの方だと主張するのだ。

ブルーミントン・ノーマルにあるランドマーク、Ryburn Place

現実では昨年、エアーB&Bはイリノイ州内での宿泊予約に関して収税を徴収すると発表し、その金額は約930万ドル(約9.9億円)になる。
しかし同時にエアーB&Bは、地方の宿泊税は徴収しておらず、ブルーミントン・ノーマル地域では、既存のホテル税は年間約300万ドル(約3.2億円)にのぼるそうだ。
市の当局者はこの問題をしっかり把握しており、何等かの解決策を見出す努力はしているものの、まだ最善の策は見つかっていないようだ。

最近の面白い事例の一つとして、テキサス州のヴェガという小さい街に存在する歴史あるモーテル「Vega Motel」がある。長らくモーテルとしては機能しておらず、長く住み着いている女性が部屋の一つを占有していた。最近になってその物件を購入した新しい所有者は、このモーテルを通常のモーテルでなく「エアーB&B」に登録して、この場所を復活、活性化させようとしていると聞いた。

エアーB&Bのサイト上で、ルート66と検索するとテキサス州グルーム、イリノイ州スタントン、そしてアリゾナ州ホルブルック等がヒットする。昼ブルックは別として、いずれもモーテル数が殆ど無いルート66上の小さな街だ。
ルート66の旅行者が、歴史のあるモーテルが不足している地域で一晩滞在した場所を探すにはエアーB&Bは、一つの有効なオプションかもしれない。
今後どのような展開を見せていくのか、ルート66にとってももはや他人事でない大切なトピックスの一つである。

テキサス州ヴェガのメイン通り

US’s One of the Coolest Motels on Texas Route 66

先月の話になるけど、アメリカの大手メディアABC局の記事で、テキサス州アマリロにある「Big Texan Motel」が「アメリカで最も Cool な(恰好良い)モーテル」の一つに選ばれた。
え?一瞬目を疑った。モーテル?モーテルの方で?
そう、ご存知の方は私の驚きも納得できるかもしれない。というのは、Big Texan が有名なのはモーテルなく、「72オンスのステーキを制限時間内に食べたら無料!」で名を馳せるステーキハウスの方だからだ。

まあ、それはそれとして。クールなモーテルの一つというんだからルート66愛好者として非常に気分が良い。だけど、これは勿論全米のホテル、モーテル全部からではなく、あくまでもカテゴリーは Budget Travel なんだけどね。
その Budget Travel 誌によれば選考された理由は次のようなこと。

「モーテルは、ビッグテキサン・ステーキランチのに隣接するが、そのそびえ立つカウボーイの標識は、品がなく何となくゴテゴテと飾り立てた”古きアメリカ”そのもの。まるでご先祖さんからのプレゼントだね。外観は、西部劇の映画によく出てくるもの、内部には時代遅れの動物の毛皮やキャンピングカーが飾られていて、スイング式のサロンドアや木製のインテリア、と雰囲気は素晴らしい。」
とても褒められているようには感じられない批評だけど、何と言っても選考基準は「ヴィンテージを損なわず、レトロな雰囲気を保ったまま、モダンなアメニティを提供するモーテル」だそう。
モダンなものを提供しているかどうかは是非泊まってその真相を探ってみては?

参考までにベスト8は以下の通り。

  1. Austin Motel, Austin, Texas
  2. Beck’s Motor Lodge, San Francisco, California
  3. Vagabond Hotel, Miami, Florida
  4. Modern Hotel & Bar, Boise, Idaho
  5. Big Texan Motel, Amarillo, Texas
  6. Jupiter Hotel, Portland, Oregon
  7. Thunderbird Inn, Savannah, Georgia
  8. Unscripted Durham, Durham, North Carolina



モーテルを買うタイミングは未だ遠い?

Photo from Route 66 News

残念な話だけどルート66では、毎年幾つかのモーテル、ダイナー、そしてお土産屋さん、が閉店となる。理由はオーナーの高齢化、または健康上の問題、それに伴う後継ぎがいない、さらには不況が原因であったり、様々だ。
ルート66の素晴らしい文化と後世に残したい、と日々大なり小なり努力をする仲間たちにもとても心の痛い話題なんだよね、こういう「現実」は。
かく言う私はホテルマンの端くれとして、いつかはこのルート66上でモーテルを再生経営したいと機会があれば言っている。
もっと言えば、その「正しい」タイミングが来る時に向かって各ホテルで経験を積みながら資金を作っているところだ。

昨年のことだけど、ミズーリ州サリヴァンにある「Shamrock Court Motel」もオーナーが売却に舵を取った。現在のオーナーはシカゴ出身の Weiland 兄弟だが、ある程度のメンテナンスはしているものの、宿泊として販売するレベルではなくここ10年以上空き家になっているものだ。

所説あるものの、Shamrock Court Motel は1945年、イタリアからの移民石工である Berti 氏によって作られたらしい。47年、または48年という記録もあるけど、まあそこはどっちでも(笑)

写真を見てもらえるとわかるように、その歴史はもとより、建築も非常に美しく目を引くよね。昔の盛況時のポストカードも披露しちゃいます。
実際、このモーテルが売りに出てから直ぐに購入を希望する人から連絡があったらしいけど、その人物、何と建物を壊したいと申し出たそうだ。何という大バカ者!もちろんオーナーは NO と言って断ったらしいが、こういうルート66の歴史と意義をわかっていない金だけ持っている輩が最近増えているのも頭の痛い現実なのだ。

でもね、売却希望金額は125,000ドルなんだって。日本円で約1,400万円ぐらいかな。東京で住宅を買うことを考えると破格に安い。
このくらいなら私が!と正直思うところもあるんだけど、やっぱりサリヴァンという場所がネックだ。。。
この地域のモーテルといえば「Wagon Wheel」と、実際私のブログでも紹介している素晴らしいモーテルがわずか18マイル(約29キロ)先にあるのだ。
車で走れば所詮20分程度だ。繁忙期はお客をスプリットできそうだけど、それ以外の時期はどうかな~、悩むな~。

週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol.4 旅に合う最高の音楽

毎月恒例の寄稿、SEASON 3!今月のテーマは何年か前にルート66を再度走ってみようと思い立った時、偶然にも巡り合った素晴らしい音楽のお話です。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで
https://www.nyseikatsu.com/editions/733/733.pdf

週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol.3 ニューメキシコ名物、 最強のグリーンチリ

毎月恒例の寄稿、SEASON 3!今月のテーマは我が故郷、ニューメキシコ州の名物をご紹介。現地で是非トライしてみてください!

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで
https://www.nyseikatsu.com/editions/729/729.pdf

終わりなき Bozo 少年の夢

ルート66を旅する者の朝は早い。
素晴らしい朝日を撮影するには、未だ暗いうちから目をこすりながら睡魔と戦うのは日常茶飯事だ。
朝食はダイナーで6時半、いや6時からだって平気でとれるが、前日お土産やグッズを買いそびれた時は結構焦るものだったりする。
そんなトラベラーフレンドリーな場所が、ニューメキシコ州サンタ・ローザにある。「Route 66 Auto Museum」が、それだ。
何と毎朝7:30 よりオープン。それも7 Daysだから助かること甚だしい。
私の何度かその恩恵を受けている一人だ。

1980年、James ”Bozo” Cordova 氏と彼の奥様、Annaは Bozo’s Garageを開業。優秀なメカニックであったBozoは、ルート66を旅する旅行者のために修理やレッカーサービス等を提供し始める。
もともとクラシックカーが大好きだったBozo はいつか自分の趣味を多くの人達と共有したいという夢を持ち、その夢は1999年、ルート66自動車博物館を作り上げることで現実となった。

博物館は大きな体育館のような大きさ で、常時30台ほどのクラシックカー、ビンテージカー、クロムやストリート・ロッドが陳列されている。圧巻のコレクションは必見、入場料は「たったの」$5ドルだ。

今回4年ぶりにその友人夫婦を訪ねてサンタ・ローザへ向かった。前日にほぼ開店と同時あたりに行く旨を伝えたら、「そんな朝早くは私は準備ができないわ」と、いつもきれいに身支度をするAnnaに言われたが、しっかり待っていてくれた。その心遣いというか、フレンドシップがとてもうれしく、心地よい。

広い空間にはしっかりお土産ものも陳列されており、セクション毎にTシャツ、バック、小物、大型の置物なんかに分かれているあたりもお客さんへの優しさが伝わってくる。

ちょうど店を訪れているとき、Bozoから3台も車を買ったという英国から来た夫婦と一緒になった。何とBozoは車を修理するだけでなく、一から作ってしまうのだ!
初めて作ってもらってからBozoの腕を気に入って今回が3台目、ちょうどお金を払いにわざわざ英国からこんなニューメキシコの田舎くんだりまで来たってわけ(笑)<サンタ・ローザ、ごめんなさいw>

Bozoは通常博物館から通りを渡ったところにある「Bozo’s Garage」に居る。朝は Anna の代わりに通常博物館の店番をするらしいが、とにかく早く車と向き合いたいらしい。

With Anna

今日の対面でも彼は車の話ばかりしている。彼が最初にエンジンの修理をしたのは12歳の時だそうだ。その時の仕事っぷりに、Bozoのお母さんはBozoはきっと一流のメカニックになると、近所に言って回ったらしい。
「オレはそれからずっと車と共に生活しているんだ。今はいくつだっけな、あ、70歳を超えてるなぁ。いくつまで生きられるか知らないけど、好きなことを突き詰めるには人生は短いよ」、そう私に語りながらウィンクして大好きなガレージへと消えて行った。

James “Bozo” Cordova

人生、そんなに好きなことに出会えて、それに携わって生きていけるというのは本当に素晴らしい。
Bozo を見ていて、誰かが言った、私が最も好きな言葉の一つを思い出した。
” Happiness is not about getting all you want, it is about enjoying all you have.”

サンタ・ローザを訪れる際は通過せず、ぜひ少しでもこの博物館を訪れてみて欲しい。
Anna と Bozo のホスピタリティはきっと貴方の心にも響くはずだ。

Anna Cordova

Route 66 Auto Museum
2436 Route 66
Santa Rosa, NM 88435
575-472-1966
Open: 7:30-17:30 – 7 Days

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