三月になると俄かに全米中のルート66で出会った友人らの動きがが活発になる。そう、いよいよシーズンの始まり、ってなわけで私も遅れをとってはならぬとばかりに(元々通る予定はなかったのだが)、幾つかの案件でLAエリアを訪問する途中ちょっとだけルート66を通ってみることにした。
残念ながらサンフランシスコに住んでいると、ルート66に交わるだけでも陸路片道 7時間ほど走らないとならない。不都合極まりないので、そろそろ潮時かと秘かに思っている(笑)

なので今回は Barstow ~ Victorville 限定ってことで、ここ何年かリピート率が非常に高い ベストウェスタン・デザート・ヴィラ・インに宿泊。このモーテル、「プラス」扱いではないが、非常に快適。充分なアメニティに冷蔵庫にレンジも完備。私には非常に重要なシャワーの水圧も完璧。ESPN も大型HDで見れるし Wifi あるし朝食付きだし、言うこと無し。更にこの一帯では値段が低めなのも嬉しい。

本当は Barstow まで来たらいつもお世話になっている、Route 66 Mother Road Museum の Manager、Debra さんに会いたいかったのだが、生憎ご家族の事情で今週は出勤しないとのことで泣く泣く見送り。
(ここは週末しかオープンしていないけど、立ち寄る価値はあるのでタイミングの合う方は是非!)
なので朝は朝食をしっかり食べ、少々ゆっくり目にモーテルを出発し、直ぐにフリーウェイに乗せようとするカーナビの指示を無視し、メイン通り(ルート66)をひたすら南下することにした。

Main Street Barstow

Barstow から南へ向かって走ること約15分。Hodge という小さなエリアに着く。ここは街とは言えず、寧ろ Settlement と呼ばれる。日本語でいうと「居留地」と言ったら当てはまるか。
その昔 Gilbert と Robert という Hodge 兄弟が牧場をこの地に展開し、そのままその名が使われるようになった。そこに “The Two 66 Sixes Co” という如何にも郷愁を誘う看板が残っていて、66 Roadies の間では有名なスポットの一つ。


看板は北側に向かってあるので、実は南から Barstow を目指して北上すると見落とす可能性が高い。かく言う私も過去に何度か見落とした経験もあって、最初に発見したのはいつだったか正確に憶えていないけど、やっと見つけた感がいっぱいの感動は忘れていない。FB に載せたところ、友人の一人がペイントし直してるよね、と鋭い指摘が。確かに最近きちんと看板を塗りなおした光沢と綺麗さが残っている。誰がしてくれているか分からないけど嬉しい限り。

そのまま道を進めば Halendale、Bryman、Oro Grande とお馴染の街が続くけど、昨年の11月の旅路でも触れたので今日はスルー(笑)、ご容赦!
次の目的地である California Route 66 Museum @Victorville では予想外の Happy なことが。届けものがあったので立ち寄る程度のつもりで訪問したんだけど、たまたま館長の Sue Bridge さんが早朝からいらした。この博物館には気の合う友人の一人、Delvin がボランティアで勤務しており彼を通じて Sue を紹介してもらった。まだアソシエーションを立ち上げたばかりだったが、当初から私たちの意志に賛同頂き、協力をしてくれた方々。久しぶりの再会に感動。ご本人曰く、写真に登場するのは余り好きではないらしいが、博物館内ピクチャースポットで記念撮影、貴重な一枚頂いちゃいました。

Delvin も毎週多くの訪れるお客さんに接しており、聞くところによれば日本人観光客も少ないないとか。日本人と分かるや、私やアソシエーションを常に紹介してくれているので、感謝の念は尽きない。そこから繋がって連絡をくれた人も実際にいるしね。
人と人との輪がルート66を通して世界中に!まさに私たち、ルート66に携わる者たちが描く夢と現実がここにある気がする。

With Delvin (Photo by Jax – our common good friend out of Missouri)

SALUTE to Route 66 !