10月31日(木)ワールドシリーズ第7戦。ヒューストン・アストロズ最後の打者となったBrantleyが空振りの三振で、ワシントン・ナショナルズの球団史上初のワールドシリーズ制覇、すなわち優勝が決まった。

2019年度の私のMLBシーズンはナショナルズに始まってナショナルズに終わった。偶にはルート66とは直接関係ないお話を(笑)

現在私は家族の理由で日本(東京)に在を構えているが、年に最低1、2度は「帰省」する。その際には必ずルート66を旅することにしているが、最近それに合わせて気に入っているのが国の首都、ワシントンDCを訪れることだ。所属する会社の本社がDC近辺にあることも無関係ではないが、お客様や旧友を訪ねる等に加え、とかく若い頃より一度でいいから「ワシントンで働いているんだ」と、言ってみたいという未だに消えない夢もその理由の一つだ。なぜ?それは自分でも明確に分かっていない。とにかくワシントンDCで仕事がしてみたい。

まあ、そんな与太話は置いておき、毎年帰省する時期はとある事情で必ず2月下旬~4月上旬のどこか。今年2019年は3月末からの10日間程度だった。
非公式ながら住所のあるカリフォルニア州を訪問後、今回も迷わずDCへ。国防総省(ペンタゴン)に勤務するお客様スラッシュ友人を訪ねるためだ。ちょうど日本で見過ごした満開の桜がDCで見ることが出来、感無量。

で、この話題の結論から言えば、DCに到着してから、ワシントン・ナショナルズのシーズン第4戦目となる、ナイトゲームがあることに気が付いたことだ!OMG!まだ現地では肌寒い 4月2日(木)のことだった。

これは何としてもチケットを取らないと!と予定を急遽やり繰りしてチケット探しに奔走。断っておくが、私はナショナルズのファンではない。が、この一戦何と相手は同地区のライバル、フィラデルフィア・フィリーズ。フィリーズかぁ、と普通はなるところだが(フィリーファンの方、すみません)、今年ばかりはそうは言っていってられない。そう、ブライス・ハーパー選手がナショナルズから移籍して初めての帰還、ということになる。史上最強のブーイングが経験できる滅多にないチャンス!しかもナショナルズの投手は、マックス・シャーザー。開幕早々、舞台は完全に出来上がっているのである。

残念ながら晴れ男の神通力も適わず、当日は曇天から雨だったが、少々の試合開始時間の遅れで済み、何とかプレイボールにこぎつけた。
試合結果としてはハーパーの活躍もありフィリーズが勝ったが、最初の2打席はいずれも三振。シャーザーの力投が目立った素敵な勝負だった。

そして再び10月31日。現地観戦でなかったことは残念だが、ワールドシリーズ全試合をテレビで LIVE 観戦できたことは思った以上の収穫?だった。
ナショナルズが敵地で2戦共勝利し、このまま一気に勢いで頂点へ行くかと思われた直後のホームでの3連敗。沢山のドラマが詰まった2019年ワールドシリーズは幕を閉じた。

ナショナルズは2005年、モントリオール・エクスポズのDC移転によって誕生した。1969年創設のエクスポズは、ドーソン、マルチネス、ジョンソン、レインズ、カーターと好きな選手が多かったが、取り分けセカンドベースマンのホセ・ヴィドロが好きでジャージまで買ったものだ。
ナショナルズ、優勝おめでとう!