Month: June 2022

オジサン二人のルート66旅①シカゴ編

実は今回渡米するまで一つ大きな勘違いをしていたようだ。
ずっとコロナ禍による渡航制限のせいで「2年半」も渡米できていない、と公言していたのだが、前々回のポストにも書いた通り、本当のところは「丸っと 3年」になるらしい。。。😱
オクラホマ州ルート66へ、友人宅で行われる秋のイベントへ弾丸ツアーをしたのは 2019年のつもりでいたが、それは実際には 何と2018年の秋、ということが判明した。そうだよ、よく考えたら 2019年の秋は(まだコロナの到来など想像していなかったので)仕事が変わったこともあり、渡米を春(2020年)のタックス・リターン時に延ばしたのだった😂
ってな事で、ルート66への帰還?も実に 3年ぶりになるんだと言うことに気が付いたわけで。まあ別に半年の差に然程大騒ぎすることはないのだけれど、記憶が明らかに衰えているところに心配の種が育つってものだ 💀

さて本題。この 5月の渡米目的は実はルート66でなく、幾つか重要な私用案件なのでそれらを優先、更にしっかりやるべき仕事もした上で、時間を捻出。シカゴでの案件に合わせ、日本に戻る前の週末に行われたミズーリ州ルート66アソシエーションが企画主催するイベントにも顔を出すことにした。公私のバランスは完璧だ。

3年ぶりのシカゴ・オヘア空港。相変わらずの盛況ぶりだ。カリフォルニア州ベイエリアでは比較的まだマスクをしている人々もみるのだが、ここは少々事情が違うようだ。2週間前の閑散とした羽田空港のことを思い出すと、このギャップには驚きを超え感心する。(出発したサンフランシスコ空港もここまで居なかった)決してコロナを軽視するつもりではないが、合理的な考え方は自身の性にもよく合っている。


到着後、レンタカーを借りて早速ダウンタウンへ向かう。アポイントメントの時間まで約 2時間半。高速道路は想像よりずっと空いていて助かる。
だが、「晴れ男」である私が来たというのに天候はイマイチだ。空港タッチダウン時に機長が「シカゴの天気は霧雨」とアナウンスしていたが、街に近づく頃には完全に止み、青空が雲の間から見え始めていた。

ダウンタウンはやっぱり交通量が半端ないので、今日の宿泊先の駐車場にさっさと止めてあとはその場所まで歩く。
そうそう、この高架下の景色がたまらなくシカゴっぽくて好きなんだ。

さて、ルート66もこれだけの回数を走っていれば、まだ訪れたことがない場所はそうそうないわけで、あるとすれば新しくルート66上にオープンしたビジネスか、夜間時や修復完了したネオンサイン等になるのだが、それらを見られるか見られないかは全てタイミングの問題であり、神様の判断の領域と自分は捉えている。

なので、今回ルート66の旅は非常に限られた時間ということもあり、3年間も会えていない友人達に一人でも多く会えれば、というテーマでスタート。

翌日、朝6時過ぎ、市内ど真ん中に宿泊地の通りの路面からは夜間にも結構雨が降ったことがわかる。が、外に出ると止んでいる。晴れ男の面目ちょっと保てたかも 😚 8時過ぎにはシカゴの街を出るから、それまでもってくれればそれで良し、十分合格点だ。

というところで最初に登場いただくのが、今回初めて直接お会いする、オンラインで知り合って 2年弱になる。ひょんなことから健さんからお声がけを貰ったのが コロナ禍で世界揺れている真っ只中の 2020年夏。彼の仕事の一環でオンラインツアーを提供販売しており、その番組コンテンツの一つとしてルート66について語って欲しいという要請であり、それからオンラインによる「ルート66妄想ツアー」を細々と続けている。健さんとの出会いは人と人のご縁、というのを久しぶりに強く感じたものだ。とはいえ、今回の旅は100%彼にとってもプライベートだけどね。

さあ、シカゴに来たからにはまずはこのサインを確認することから始めなければいけない。ん?若干場所が移動した?(気のせいだろう)サインが低くなった?(これは気のせいじゃない)標識にべたべた貼られたステッカーは多少掃除され綺麗になったか?(取り換えられたようだ)
うっかりしていると、知らないうちに修正・修復が微々されるものである。

お約束、ではないがまずは出会いを祝して健さんとスタート地点で記念の一枚。今までオンライン上の繋がりだったが、何度も何度も顔を見ながら話し合っているのでお互い結構知ってるつもりになっている。だからやっとお会いしたのだけど「今更感」は半端ない😄
健さんがルート66を走るのは今回が初めて。ただ、昨年 11月に配信したオンライン番組では、彼はシカゴに自費で飛んで現地(つまりここのサインから)生中継をしてくれたので、ルート66@シカゴダウンタウンは正確には 2度目となる。

そして市内を流れる河を渡り、シアーズ・タワー前を通り、まず最初の重要な場所へ出向く。この私の与太話ブログを読んでくれている方ならもうお分かりだろう、絶対に外せない朝食スポット「Lou Mitchell’s」へ出陣だ。

あ、その前に「シアーズ・タワー」に違和感を持った若い方たち向けに少し補足説明を。このビル、今では「ウィリス・タワー」(Willis Tower)と呼ばれるけど、英国系保険関連企業の Willis Group Holdings が命名権を取得した 2009年7月までは、シアーズ・タワーの愛称で通っていた。アンテナを除くビル最上階(110階)までの高さは 442m、シカゴでは一番高いビルだけど、アメリカ全土ではニューヨークの One World Trade Center に次ぐ2番目なのだ。

さて、そうこう言ってる間に Lou Mitchell’s に到着。宿泊ホテルより約 1.5キロ弱、徒歩で20分の距離だ。腹を空かせるには最適の距離である。

朝が早いせいか、まだ店内に人はまばらだ。普段はもう少しいるんだけど、それは8時あたりかな。斜め向かいにアムトラック駅があることもあって、通勤するビジネスパーソンが朝も昼もよく利用する人気店だ。数日前にオーナーの Nick に、この朝出勤してるかどうか聞いたんだけど、残念ながらこの日は来れないようだった。ただ、いつもの笑顔のフロアマネージャーの Dana が相変わらず元気そうだったのはうれしい限り。

さて、ここで本日2、3人目の友人に登場していただこう。
話は一週間以上戻るが、まだシカゴに飛ぶ前、かねてからSNS上で交流している Sylvia と Bernhard のご夫婦で、5月中旬からルート66を旅している様子がアップされていて、どうやら同じ時期にシカゴに居るようだったので、メッセージしてみた。「木曜日の朝、7時から Lou Mitchell で朝食する予定だけど、都合合えば合流しない?」
すると行くよ、と即返事。
こうやってまたSNS上で繋がっている友人に「初めて」実際にお会いできる機会に恵まれた。彼らはドイツからのルート66愛好家。実は彼らとはニアミスが一回あり、コロナ禍前の2019年夏、イタリアの友人の結婚式に参列するためフランクフルト経由で行ったのだが、家内がフランクフルトが初めてということで、2,3日滞在した。その時は気が付かなかったのだが、Sylvia 達はフランクフルトから車で15分程度の街に住んでいるらしい。私のフランクフルト紀行をSNSで見て、連絡してくれたのだが、その時はすでに帰国便へ向かう途中だった。わずか3年で逃したチャンスが再度巡ってくるのだから、これも何か一つのご縁なのだろう。

4人でテーブルを囲み、私は今朝は軽め?に大好物のホーランデーズソースがたっぷりかかったエッグスベネディクトを注文、話に花が咲いた。
聞くところによれば二人は5月にカナダ入りから始まり6月中旬までルート66をシカゴからサンタモニカまで行くとか。共通の友人達にも沢山会える予定にしているらしいので羨ましい 😵
1か月以上旅行を楽しめるドイツのライフスタイルはやっぱり進んでるんだなぁと心底感心した。

お互い道中気を付けて!とエールを交換し、お店の前で記念撮影。

さあ、我々も今日はミズーリ州セントルイス目指して出発だ!


【週刊NY生活月イチ連載】SEASON 4: Vol. 14 旅の計画はしっかりと(Q&A)

毎度懲りずに世界の流れから数歩遅れて行動する日本政府もようやくその重い腰を上げた!と言いたいところだが、まだ日本へ入国できる外国人は団体旅行のみって💦
そのニュースを聞いた時、旅行代理店とグルになって特例措置を出してるのかと思ったよ 🤣

と、揶揄はしてみたものの、こっれは大きな第一歩だよ、ジャパン。そう、世界は確実にコロナ禍の戦いに終止符を打つ方向で動いている。基本的なエチケットを守り他人を想いやる行動をとれば、恐れることはない!

毎月恒例の日系情報誌「週刊NY生活」紙にて連載中「さあ行こう!魅惑の旧街道ルート66」SEASON ④の今月はちょっと半年前に書いた内容に近いが、今回は回答を含めた Q&A ということでご容赦。いよいよルート66へ本格的に出る人も増えるだろう!ってことで、ルート66を旅するにあたって、良く聞かれることを綴ってみた。

同紙に投稿している今年2月の Vol.10 の記事、そして先月のアプリ記事と合わせて読んで貰えれば、もうあなたの準備は完全だ!😎

某鉄道会社の宣伝文句まるごとコピー、「そうだ!ルート66へ行こう!」

記事全文は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで (14ページです)
https://nyseikatsu.com/editions/870/870.pdf

3年ぶりの故郷凱旋 🤠

Alameda, CA

まさかこのような状況になるとはだれが予想しただろうか。2020年春、ニューメキシコ州ルート66の地を後にする時、「次はどの州を旅しようかな?」そんな風に考えていたことを鮮明に憶えている。

あれから3年、遂にこの時がやってきた。とは言え、時期的にパーフェクトではなく、まだまだ予断を許さないタイミングではあるが、諸事情がある故、連休の余韻が冷めない5月初旬、渡米した。

羽田国際空港。ガラガラだ。
今回利用する日航、そして米国政府の要請に従い、空港到着後PCR検査を受け、陰性証明を手にした後チェックインカウンターへ。

私しかいない 😑
もちろん早い時間帯だというのはあるが、誰一人として列にならんでいないのだ。
航空会社からは手続きをスムーズにするため、VeriFly なるアプリに必要書類をダウンロードしておいてくださいと散々連絡があったが(結局そうしないままカウンターへ)、私一人に対しグラホの御姉様が3人。懇切丁寧に手続きを済ませてくれたのでモノの5分も係らずチェックイン作業は終了した。

搭乗まで時間があるので何か腹に入れようと思ったが、この通り。搭乗手続き階のコンビニぐらいしか開いていなかった。

出国手続きも、もちろんフロアに私一人だ。全職員(と言っても5人程度)の目が向いているのを肌で感じる(笑)

ゲートに向かっても(出発までまだ3時間以上あるので)誰もいない。DFS 以外のお店は全て閉まっていた。(その後飲食は2,3店舗開店)

と、まあ中々できない経験が出来たことは嬉しい 😁
きっとこんなことこれから何度も見ないはずなので(そうであってほしい)、今回の出発の一連の動きは長く記憶に残るものとなるはずだ。

この3年、日本国内でも飛行機には一度も乗っていない。左右が違うことと、都内近郊では必要ないことから、車の運転も一度たりともしていない。海外生活をするようになって30年経つが、こんなことは一度も経験のないことだ。「サンフランに着いたときの新たな空気感に戸惑うだろうか」「果たして車の運転は安全にできるのだろうか」、そんな不安?を抱えながら9時間過ごした。

サンフランシスコ国際空港、到着ロビー。
入国審査を終えてロビーに出た瞬間、「ああ、帰ってきたー!」「懐かしいなあ」そう思うと思っていたが、実は何も感じなかった😅
超淡白なほど落ち着いている自分が居た。
(3年間見ていなかったはずの)空港ロビーの雰囲気に何の違和感も新鮮さもない。何のことはない「いつもの日常」が、始まった 💦

空港まで迎えに来てきれた友人の車に乗り、サンフランシスコ・ダウンタウンを抜けてイースト・ベイへ。
途中トレジャー・アイランドにて晴天のベイエリア絶景を確認した。

⇩ これは、到着後最初の食事。その友人宅にお世話になるのだが(小池さん、ありがとう!お世話になります 😎)、近所にあるローカル・ダイナーにて「カントリー・フライドステーキ」を堪能。
実はこのメニューはこの店で初めて食べたのが、あまりの美味さにびっくり!した 🤩 やっぱり食事はアメリカの方が全然美味いことを再確認だ。

長年?恋焦がれたピーツのラテにもあり着き、やっと落ち着いた。仕事の事情で家内が同行できなかったのだけが寂しく残念だが、こうして私の 1か月ほどに及ぶ滞在は始まった。お帰りなさい、ミー!

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