
何と言ったらいいのだろう。
まだ気持ちの整理が全くつかない。
人ってこんなに簡単にいなくなってしまうものなのだろうか。
いや、ただ単に自分が彼女の病状を知らなかっただけなのかもしれない。
知り合って何年経つのだろう。
本当に初めて会った時から、まるで何年も知っているかのように気さくに接してくれて、いつも 120%の笑顔と愛情で出迎えてくれたロージー。
日本ルート66アソシエーションが発足した際は誰よりも先に協力を約束してくれた。

何日か前にルート66の友人を通じて彼女が病に伏し、もう残された時間が余りないことを始めてソーシャルメディアで知った。
え?は?最初は何が書いてあるのか分からなかった。
急に英語が出来なくなったのだろうか?
寧ろそうであって欲しいぐらいだった。
彼女に近い友人に連絡を取ってみた。
最終的にはご迷惑かと思いながら、ロージーの息子さんである ダニエルにまで連絡をして病状を確かめた。
病状は良くなく残された時間はあと僅かである、と。
一時はアップランドにあるサン・アントニオ地方病院に入院していると聞いたので、自分の居る所からそう遠くはないことを理由に、とにかく駆けつけてみた。
でもロージーは既に彼女の自宅でホスピス療養をしていた。
「もしお母さんと話す機会があるなら、憶えていたらで良い、本当にお世話になりました。皆、心の底からあなたを愛しています。出会えたことは本当に一生の思い出になる、と伝えてほしい。」
それだけ言付けてダニエルに御礼を言った。

癌だなんて聞いてないよ。
去年6月に会った時は全然元気だったじゃないか。
いつものダイナーで一緒に笑いながらブランチ食べたじゃん!
あの時ご馳走になった分、まだ返せてないよ!

彼女の友人たちは、明日14日火曜日の午後6時に彼女のモーテル前でキャンドルナイトを計画しているらしい。車で 4時間弱の距離とは言え、仕事があって参加できないのは悲しい。仕事を理由に参加できない自分自身にもっと悲しい。
いろんなところで何度も書いているが、オクラホマ州のルート66の友人が使う言葉「Time No Waits」という表現を私は気に入っている。
こういうことがあると私達に本当に必要で取り返しのつかないものは時間であるとつくづく思い知らされる。
ロージー、最後は苦しくなかったことを祈る。
本当に今までありがとう。
またどこかで会おう。
共通の友人である、KCキーファー氏の撮影、制作した 「Genuine Life Route 66」のビデオシリーズで紹介されている在りし日の雄姿を最後にここに付けさせてもらう。
Leave a Reply