Newberry Springs と言えば、バグダッドカフェ、だろうか。1987年に旧西ドイツで制作された映画でも有名な「あの場所」だ。多分日本のルート66ファンの方々の中でもトップ3を争う人気スポットではなかろうか。


Jevetta Steele さんが唄った「Calling You」のメロディが、ここを訪れると必ず頭の中を勝手に流れる。いやはや音楽とは恐ろしく影響力を持つものだ。
感謝祭の翌日なんぞ営業してるのかな?なんて思いながら行ってみたら、やってるじゃん!さすがだ。とは言えお客はまだゼロ。書かれている営業開始時間から30分ほど経ってから参上したんだけど、何とシェフもさっき着いたばかりで着替えてもいないらしい。「好きにやっていいよ」と、セキュリティのお兄さん。
「あなたに言われなくたってこっちの方が常連だよ」と心の中で悪態をつきながら、誰もいないのをチャンスとばかりに撮影開始。


オーナーのアンドレアさんは娘さんの住むロスアンゼルスに行っているらしく今日は不在。一通り無人のカフェの撮影を愉しみ、お兄さんに御礼を言って退散した。
ここを訪れたことのある人なら分かると思うけど、バグダッドカフェに誰も居ないって早々あることじゃないんだ。勿論皆、それぞれの時間を満喫しているので写真撮りたいからどいてなんて絶対に言えない。建てものの外だって必ず車やバイクの1,2台は最低でも停まってるものだ。

ところが今日はどうだ。いやー来てみて良かった。マジで。
オーナーさんと今回会えなかったのは残念だったし、朝食だってモーテルに付いているものをしっかり食べたから、例えシェフが時間通り来てたって注文なんかしないよ(笑)
誰も居ないってのは逆の意味でテンションが上がった。サンギビ、クリスマスなんかの祭日絡みは狙い目だね、きっと。
じゃあ折角なんで、Calling You の歌で本日はお別れです。