Category: Virtual Travel

再点灯式と共に蘇る、伝説のRockwood Motor Court

先週11日~13日の3日間にわたって、ミズーリ州スプリングフィールドでは、第10回目のBirthplace of Route 66 Festival(ルート66生誕地祭)が開催された。昨年、一昨年とパンデミックのせいでイベントはキャンセルの憂き目にあったが、やっと3年ぶりに返ってきた。
とはいえ、残念ながら今年は参加が叶わなかったが、そのイベントの間、もう一つのルート66のアイコンが息を吹き返したお話をしたい。

場所は同じくミズーリ州スプリングフィールド。
1929年、Deverne Ruckman 氏によって、当時シェルのガソリンスタンドの裏に、「ツーリスト・キャンプ」は建設された。ルート66が認定されたわずか3年後のことである。初期のキャンプには、二重構造のキャビンや一人用のユニットなど、合計10棟のゲスト用施設、そしてカフェやガソリンスタンドもあったようだ。

ただ運の悪いことに、その年は「大恐慌」と呼ばれる、アメリカを発端に世界的に起こった深刻な経済恐慌があったことはご存じの通りで、この「キャンプ」も例外でなく、何度も所有者と経営者が変わったらしい。1948年、キャンプは場所を当時あったところより更に2ブロックほど西へ移動させ、敷地は “Rockwood Motor Court” と名付けられ、それ以降今日まで70年以上にも渡り受け継がれている。

モーターコートのホームページによれば、
*6棟のキャビン、ガソリンスタンド、カフェ、そして残る1台の車庫は、すべてここに元からあったもの
*ただし、南側にあるガレージはもう残っておらず、その場所は屋外の集会スペースに改造されている
*キャビンは、オザーク砂岩と赤レンガで縁取られた構造
*ロックウッドという名前は、砂岩を製材しているため「岩の中に木目があるよう」に見える、というこの石の特徴的な模様から付けられたと考えられている
*石造りの外壁の下には、オーク材が斜めに組まれ、屋根はシングル・コンポジションで覆われた古典的な切妻で覆われている

…… そうだ。

そして2019年、90周年を迎えた年に、同市の市会議員である Phyllis Ferguson さんとその家族は、モーター・コートを再びルート66のアイコン的モーテルとして営業すべく、改修に乗り出した。
翌年、長年レストランとして営業されてきたガソリンスタンドと住宅部分の修復が始まり、本来の用途、即ち短期滞在用または賃貸住居としての宿泊施設に戻されることになったのである。

Ms. Phyllis Ferguson

というところまでが実は前置きで、本題はここから。
そのRockwood Motor Courtは、この8月13日(土)、オリジナルのネオン・サインのレプリカの再点灯式を開催する、とSNSの投稿がモーテル側からあった。3月に紹介した、同州XXのShamrock Court のそれと同様の点灯式イベントだ。
詳細はここ ↓
https://www.toshi66.com/2022-03-20/

当然点灯式は日没後に行われないと意味がないし、日没も天候によって微妙に前後するから注意が必要だが、(予報によれば)当日の日没は現地時間20時07分で、その約30分後に暗くなる予定、ということで多くのルート66ファンが集まっているのをライブ放映された。
Travis Scott & Playboyz による演出で、19時からは市長さんの祝辞もあった。楽しい雰囲気が映像からしっかり伝わってきて、何人か友人の元気そうな姿もみれてよかったな。

By Jax Welborn in her Facebook

でもね、この手のイベント、2回連続で遠く離れた地から映像で見るなんて、一体私は何をやってるんだろう、と寂しさと諦めと怒りの混じった複雑な気持ちであることも確かなのだ 😰

↑ Video Image by Timothy Lyle in Route 66 in Springfield Missouri (Facebook)

肝心のお部屋だが、フィリスは、アンティークの家具や記念品を使って、
9つのユニットのそれぞれを「異なるノスタルジックなテーマ」で装飾している;フリスコ鉄道、キックス・オン・ルート66、カサブランカ、クラシックカー、キャンプロックウッド(モーターコートの歴史)、フランダース・フィールド(第二次世界大戦について)、キング・オブ・ザ・ロード(ルート66廃線後、モーターコートの終焉への皮肉な頷き)等だとか。
各部屋のサイズも、スタジオ、コテージ、フルサイズルーム、クイーンスイートとバラエティーに富んでいる。

ヴィンテージな雰囲気を保つため、テレビもカード・キーも無しだって!
でもその代わりに、ルート66や第二次大戦などの歴史書籍や雑誌が置いてあるのだそうだが、果たして「その代わり」になっているのかの認識には個人差があろう 😂
でもフィリスへのインタビュー記事によれば、Wi-Fi はあるそうで、曰く、「多少の譲歩は必要」だとのことだった。

「歴史保存が好きでロック・モーター・コートも好き。そして、地域の活性化にも関心がある」というフィリス。地域のことを大切に思い、自身の財産をつぎ込むってそんなに簡単なことじゃない。

今年の春は時間がなく残念な思いをしたが、近いうちに必ずロックウッド・モーター・コートを訪れてみようと思っている。そして、フィリスに直接会える日を楽しみにしている。

from the Motor Court Facebook Page

Route 66 on Google Doodle 😎

皆さんは Google Doodle をご存知だろうか?「あ、私 Google は使ってない」という人は、この回は飛ばしてもらっても構わないかもしれないけど、 多くの人は Google 又は Google Chrome を一日に何回か開くことかと想像する。
そう、Google Doodle とは、Google のトップページで、世界の行事、記念日、著名人の誕生日などに合わせてデザインが変更されるロゴ(画像または動画)のことだ。注意して毎日楽しみしている人も少ないはずだ。元々 Doodle とは、図形や絵のいたずら書き」の意味で、Google のホームページには、Google の発音と韻を踏んでいる、との説明も。

Google Doodle ⇩ こんなアートワーク例:

そんな Google Doodle、今年の4月30日は、何とルート66を掲載してきたから、私達ルート66 愛好者は狂喜乱舞!地球上のトップ検索エンジンに載ればその知名度、人気は飛躍的に上昇するってものだ 😍

え?じゃあ4月30日ってルート66と関係のある日なの?なんて今更言わないでよ 😁
今から96年前の1926年4月30日、アメリカのハイウェイシステムの原型となる高速道路のひとつに「66」という数字が割り当てられ、現在の「ルート66」が誕生したんだ。

当の Google 社からの説明はこうだ(Google サイト原文)
April 30, 2022
Celebrating Route 66

Today’s video Doodle takes you on the ultimate American road trip, a journey along the historic Route 66. The iconic highway, known for its retro diners, quirky motels, eclectic art installations and extraordinary landscapes, connects Chicago, Illinois to Santa Monica, California. On this day in 1926, the name “U.S. 66” was first proposed for the cross-country route.

Built during the start of mass car ownership in 1926, U.S. Highway 66 made cross-country travel affordable for the first time ever. It also served as an escape route for displaced families during the Dust Bowl. When severe dust storms ravaged the Great Plains in the 1930s, more than 200,000 refugees got on Route 66 to pursue a better life out West. Among these drivers was John Steinbeck, who traveled along Route 66 during this time to seek inspiration for The Grapes of Wrath. 

When the American economy stabilized after World War II, Route 66’s popularity surged. Millions of travelers drove through the highway to witness awe-inspiring sites—like a 50,000-year-old meteor crater in northern Arizona, and graffiti-laden Cadillacs buried nose-down in Amarillo, Texas. 

Although Route 66 was decommissioned in 1985, after five new interstate highways replaced it, many organizations campaigned to preserve the road to honor its historical significance. As a result, parts of Route 66 were preserved as State or National Scenic Byways. Travelers today can still find many original establishments from the heyday of the historic highway.

Today’s video—set to the classic music track “Route 66” by Bobby Troup—celebrates the cultural significance of one of America’s first national highways, and how it became a symbol of a changing nation. 

Honk if you love Route 66! 

これは ⇩ その日にサイルス・エイブリー氏と B・H・ピープマイヤー氏がミズーリ州スプリングフィールドから、ワシントンDC の連邦道路管理局長官であった、トーマス・マクドナルド氏宛に送った有名な電報

この素晴らしい作品を造ったのが、Google のアートリードを務める Matthew Cruickshank 氏。実際にルート66を走って、何か面白いものや気になるものを見つける度にスケッチし、その作品数は 100を超え、全行程 2,448 マイルを走破したようだ。

Cruickshank 氏のスケッチ ©Google.com

これは彼自身のブログ記事。
https://blog.google/products/search/road-tripping-on-route-66/

そして YouTube に掲載された Google Doodle をご覧あれ。

同日には様々な媒体でこの Doodle が話題になった。

https://edition.cnn.com/travel/amp/route-66-google-doodle-trnd/index.html

https://jalopnik.com/todays-video-google-doodle-is-a-route-66-love-letter-1848864711/amp

https://www.travelpulse.com/news/destinations/google-gets-its-kicks-on-route-66-with-new-doodle.html

https://www.thetealmango.com/latest/what-is-route-66-google-doodle-celebrates-the-iconic-highway/

いつか機会があれば、この Matthew Cruickshank 氏に是非会っていろいろな体験話を聴かせてほしい。今会ってみたい人ナンバーワン 😊

週刊NY生活月イチ連載 SEASON 4: Vol. 7 Miles of Possibility 2021 リモートで登壇!?

さて、今日は久しぶりのネタ。
今年6月19日以来ってことかな、毎月恒例の日系情報誌「週刊NY生活」紙にて連載中「さあ行こう!魅惑の旧街道ルート66」SEASON ④は、長い夏休みを経て、今月号から再開だよ!

このブログを読んでくれている方々には申し訳ない。内容が重複してる😅
先日のイリノイ州で開催された「マイルズ・オブ・ポッシビリティー・カンファレンス」の件で書きました。

記事全文は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで (18ページです)
https://nyseikatsu.com/editions/843/843.pdf

Happy 95th Birthday Route 66 🎂~茂村泰彦氏を迎えて

95年前の今日、ルート66はその産声をあげた。合衆国連邦と各州の道路委員会の面々がノースキャロライナ州パインハーストで開催された公式会議にて、「66」が正式に割り当てられ、ルート66が誕生した瞬間だった。
ルート66の歴史についてここで触れるつもりはないが、今回はその歴史に「乗っかった」お話を一つ。

昨年より大手旅行代理店 H.I.S の井手田氏と一緒に同社主催のオンライン・ツアーで「ルート66 妄想ツアー」を担当させて貰っていることは、ちょくちょくこのブログやSNSでも宣伝しているつもりだが、今年の夏前から個人的事情で半年近くお休みを頂いた後、先日久しぶりに妄想ツアーの配信を行った。(視聴参加の皆さんありがとうございました)


11月11日ー
そう、再開するのは 11月11日と決めていたわけで、もはや言うまでもないルート66の誕生日の設定だ。アメリカと日本がちょうど同じ11日になるためには、日本時間 11日の午後10時という、ある意味ギリのベストチャンスに設定が必要だったわけで、平日の夜という「集客」の観点からすれば(一番大事な要因に)疑問符の付く時間帯に快く許可をしてくれた井手田氏には感謝だ。

せっかく 11月11日なのだから、今までとは何か違うことをしたいね、という二人の願いの下、従来のスライドを使った100%講義型から、新しい手法を二つ用意してみた。
一つは現地シカゴからのライブ配信。井手田氏はこれを実現するためにお休みを利用して何と自費でシカゴへ飛び、ダウンタウン、アダムス通りに立つルート66のスタート地点サインポスト、及びそこから少し離れた著名ダイナー「Lou Mitchell 」から何と私のいつも注文する朝食アイテムを実際にオーダーして店内を紹介するという大胆なことをやってくれた。
こういうフットワークの軽さは H.I.S の強みであり、それを実行する井手田氏が多くの同業者に愛される由縁だろうか。

そしてもう一つの企画はスペシャルゲストを招いてのちょっと対談+ライブ音楽、そうミスター・ジャーニーマン、茂村泰彦氏の登場だ。
シゲ兄こと茂村泰彦氏は、島根県出身、広島育ちのプロのミュージシャンである。歌手、作詞家、作曲家、編曲家、ギタリストそしてプロデューサーと活躍の幅は広い(広すぎる🤠)
TUBE、高橋真梨子、中森明菜、黒沢健一、19(ジューク)を始め多くのアーチストの作品に携わり、自身でもバンド「KACTUS(カクタス)」を結成し、毎年全国ツアーに精を出している素敵な「兄貴」だ。
そんな正真正銘のプロに出演をお願いするなど、大した出演料も出せない失礼さも含め😅、かなりガッツの要る話ではあったが、何とシゲ兄は二つ返事で快諾してくれた。

シゲ兄、最愛の奥様、美子さんのSNS投稿より

私がシゲ兄と初めて会ったのは、数年前のルート66アソシエーション・オブ・ジャパンの年次会合でのことだった。アーチストだというのにとても気さくで話しやすく、すぐに好印象を持ったことを憶えている。なーんて書くと上から目線っぽくて恐縮だけど、その後シゲ兄の歌を直に聴いたときの感動も忘れていない。もともとウェストコーストサウンドがお好きなようで、ロックとポップスが融合した心地良いサウンドは、同年代ということもあってか、シゲ兄のちょっとハスキーな歌声も加わって、心によく響いた。あとで聞いたらイーグルス、ジャーニー等80年代のアメリカン・ポップスも大好きなようで趣味は完全に一致した😄

そんなシゲ兄に何と 3曲もご披露頂き、私がただただルート66の魅力について語っている番組の価値は何十倍にも膨れ上がったってわけ。
この場を借りて再度、心からお礼を申し上げたい。本当にありがとうございました。

シゲ兄はこの後もまだ今年のツアーが少し残っているのに、その合間をぬって時間を調整してくれた。あと6本ライブはあるのでもし興味のある方は是非足を運んでみて欲しい。平日だけど、東京では 12月3日(金)原宿があるよ!

最後に、シゲ兄が書き下ろした最新作「The River」をご紹介して今日はおしまいに。
曰く「原爆の事を知らない人たち、知るきっかけがなかった人たちに伝えたい。」広島で育った彼だからこその逸品ではないだろうか。

2022年、また以前と同様にルート66を訪れることができる日がくる。今度は私がシゲ兄に少しでも恩返しする番である。
知名度も実績もある人に僭越ながら、ルート66のイベントで一つでも多く歌ってもらうのが私の夢の一つなのだ。そしてその積み重ねは2026年へと続く。私にはまだまだやりたいことが山ほどあるのだ😎


MOP21 登壇しました😎

© Miles of Possibility

いやいやいやいや、この歳になると時差はやっぱりキツイわ!😂
先月の投稿でも紹介した、Miles of Possibility 2021 のカンファレンスに無事、登壇が終わりました。
最初から分かってたとは言え、午前 1 時にPCの前で 1時間にわたってしゃべるなどという経験は中々したことがないよ。日中ならまだしも、ね。
もちろん自分の番が終わったからってすぐ寝るわけにはいかない。他の登壇者を気遣って、というよりは、彼らも皆良き友人達だから、どんな話をしてくれるのかな~って、やっぱ気合い入れておきちゃうわけ。
だからと言って流石に全部は無理だったけど、週末とはいえ 2 晩連続で朝の 5 時に寝るなんてマジ、学生時代以来だと思う🙄

© Miles of Possibility

登壇日のスケジュールはこんな感じ 👆
私の担当持分、現地時間が朝 11 時は聞こえはいいけど、さっき言ったように日本時間の午前 1 時。そこまで起きてるのも結構大変だったよ。一度寝たら起きられないし、きっと。。。

でもね、やっぱり出させてもらって良かった。機会を与えてくれた主催者の皆に心から感謝したい。久しぶりに楽しい 2日間だったよ。ルート66の多くの友人に一堂に会することができるのは本当に魅力的。特に立場を同じくするアメリカ以外の世界各国のルート66アソシエーションを率いる友人達とは中々会えないからね。

これは ⇩ ここでも紹介したことのあるルート66関連の雑誌「ROUTE Magazine」を発行する Brennen がインスタグラム上で作ってくれた今回の登壇者たちの集まったイメージ画像。

© ROUTE MAGAZINE

最上列は、左から歴史家で作家の Jim、そして同じく歴史家であり知識の量ではずば抜けている Joe、その次が Brennen、一番右は ルート66 生誕100年祭では中心的人物になるであろう、Bill。いずれも重鎮さんたちだ。

また、同じインターナショナル・アソシエーション同盟として、三段目一番左の、スロヴァキアの Marian、お隣はカナダの Bonnie、最下段左から二人目は、オランダの Dries だ。

最後に Route 66 Miles of Possibility について少々。この Miles of Possibility は、実は地元イリノイ州の 3人の素敵な女性によって運営されている法人化された非営利団体だ。彼女らは一生涯を通じて旅を愛していることで一致していて、教育、資金調達、非営利団体の運営、歴史、保存、執筆、編集、小売業、観光業など、様々な分野での経験を積み重ねてきているスター達なのだ。

© Miles of Possibility

左から、Debyjo(イリノイ州ジョリエット) Cheryl (イリノイ州エドワーズビル)、そして Terri (イリノイ州ノーマル)。

Penny & Geoff © Miles of Possibility

カンファレンスも今年で6年目、コロナ禍ということで、初めてのバーチャル開催だった。来年 2022 年度はまた集客型に戻るそうだし、次はLIVE で皆と共に喜びを分かち合いたいな。

追記:Miles of Possibility のウェブサイトにはこんなふうにご紹介いただきました。

© Miles of Possibility

WCRW-International Roundtable 深夜の登壇!?

事後報告っぽい話になって恐縮だが、ルート66ファンであれば必ず頭を過ぎる6月6日に、シカゴ在住の生粋のルート66ER である、友人 David Clark 氏の運営する Windy City Road Warrior 主催の月イチのオンライン・カンファレンスにスピーカーとして参加した。David は毎月テーマを決めてルート66の魅力を発信している。

David Clark 氏

話の始まりは「偶々」(笑)
今年4月のZoom カンファレンスに参加した時に、6月には「インターナショナル・ラウンドテーブル」と銘打って、米国外のルート66関係者に10~15分ほど枠を持って話をして貰いたい」と。
面白い機会だと思い、二つ返事でOK。その時は「時差」というものをすっかり忘れていた。。。。😂

話の内容としては、日本人海外旅行者の動向を見ながらいかにルート66へ誘うようできるか、と現在友人らと運営しているルート66アソシエーション・オブ・ジャパンの考えと現状、そして将来の方向性という感じで時間いっぱいプレゼンしてみた。

競演は、オランダのルート66アソシエーションを率いる、Dries Bessel 氏と、イタリアのルート66アソシエーションを運営する Roberto Rossi 氏だ。

やっぱり何が辛かったかって時差だよ。開始時間はシカゴ(中部時間)の6月6日(日)午後1時過ぎから。つまり日本は7日(月)午前3時ってことだ。実はその前、6日(日)午後10時から、H.I.S オーランド支店と組んで提供している「ルート66妄想ツアー」のライブ配信があったばかり。番組と番組の間、約3時間強寝るつもりでいたんだが、やはりテンションが上がってるせいか眠くないし、万が一起きれなかったらと考えるととても横になる気にはなれなかった。
まさかこの歳になって半徹夜みたいなことして月曜日仕事に行くとは夢ににも考えなかったよ!😅😴😪

まあでも、オンラインとは言え、本国ルート66の友人たちに会えたし、声が聴けたし、話すこともできたので大満足。実りの多い 1時間強だった。

次は10月、今度は事前に告知しようと思ってるけど、同じイリノイ州のよりアカデミックなカンファレンスに登壇する予定だよ!

1st Annual Rolling Route 66 Virtual Car Show

新型ウィルスのパンデミックが起こったことにより、世界的に日常生活が大きく変わった。人と人との接触を避けることが「至上命題」であるがゆえに、取り分けトラベルが直面する課題難題は後を絶たない。
昨年、ルート66の通る各街や州で行われるイベントの殆どは中止又は延期となり、人がフィジカルに参加しないことには成立しないであろう、マラソン大会ですら、バーチャルなものに置き換えられた。

だが言い換えれば、これは新しいもの、サービス、そして新たな価値を産みだす絶好の機会でもある。
私はその道の専門家ではないので詳しくは知らないが、生命体がこの宇宙に誕生して以来、人類は沢山の苦行を経験、乗り越え、そして進化し発展してきたはずだ。今回、世界の歴史上、大きな通過点ともいえるこの時期にも、ITや流通産業を筆頭に沢山の発見がなされている。

なーんて大袈裟なものの言い方で恐縮だが、私達ルート66の世界でもまた一つ、パンデミックが産んだ新たな試みが行われている。
その名も “Rolling Route 66 Virtual Car Show” だ。
https://www.rollingroute66show.com/

この Car Show は、昨年よりこの手のイベントの大半が中止されていることから、あらゆるメーカー、モデル、年式の車に光を当て、オーナーが「安全に」愛車を多くの車ファンに見せられる場を提供することを目的としている。
ルート66をテーマにすることで、シカゴからロスアンゼルスまで、過去に何千何万というアメリカ人が夢とバケーションの楽しみを求めて車を走らせた元祖アメリカを体験することが可能なわけで。

残念ながらこの時点でエントリー期間は終わっているようだが、2月8日~28日までの20日間、イベントはルート66を東から西へ「バーチャル」に旅をして、そこでエントリーされた車が紹介されて行くという、オンライン・クルーズのようなものだ。
定期的にYoutubeや、Facebook等のSNSに投稿されるので、情報共有をしながら、コメントなどで交流できる上、エントリーされた車への投票まで可能だということだ。(各車の)クラス章、ベスト・オブ・ザ・ショウ賞、最多クラブ参加賞等、イベントの最後にはいろいろな表彰もあるようだ。

この記事を書いている時点で、既に2つのビデオクリップが掲載されているので、せっかくだからここで併せて紹介しておきたい。

イベントの主催は、プロのツアーディレクターであり、Two Lane America という主催旅行を運営する、Austin Coop 氏と、以前ニューメキシコ州のトゥクムキャリで、”Rockabilly On The Route” という音楽イベントを手掛けた、Simon Cantlon 氏。現在は Vive Le Rock Productions のプロデューサーとして毎年多くのイベントを運営している。

Two Lane America ホームページ
https://www.guidedroute66tours.com/

Vive Le Rock Productions ホームページ
https://www.vivelerockproductions.com/

どうやら今月は楽しく過ごせそうである😀




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