Torti Estate は、オルトレポ・パヴェーゼ(Oltrepò Pavese )DOCワインの伝統を守っており、現在のオーナーであるパトリツィアとディーノ・トルティ夫妻の下、ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)とクロアティーナ品種を中心に、ワインとスプマンテの生産をしているとのこと。 因みにDOCとは、「デノミナツィオーネ・ディ・オリジン・コントラータ」(Denominazione di Origine Controllata)の略で、フランスの「アペラシオン・コントラレ」(AOC)とほぼ同等の意味で用いられ、定義された品質基準を満たし、指定された地域で生産されたワインであることが要求される。DOCの定義では、通常許可されているブドウ品種、収穫量、樽使用を含む最低熟成期間、最低アルコール度数などについて厳しい規定があるのだ。
更には、その日ワイナリーで数時間過ごした夜には、トルティ家族全員と一緒に食事を楽しむ機会があり、そこでトルティ家族の言葉「No Torti, No Party」をイメージし、アコースティックギター一本、即興で披露した、という逸話もあるらしい。 そうなんです!やっぱりあのアイアン・メイデンの彼だったのです!
(ヘヴィメタルを聴かない方には、1986年に”(I Just) Died in Your Arms” の世界的ヒットで一躍有名になったバンド、Cutting Crew でキーボードを担当した彼、と言ったらわかるだろうか)
Iron Maiden 時代の Tony Moore 氏
そうやって生まれたのがこの「Route 66 Wines Tony Moore Signature Collection」だ。 同国内の代理店を通じ25年にも及ぶライセンス契約を経て出来上がったこの一本。 日本から購入できるのはオンラインのみとなるようだが、「家飲み」が主流となっているこの機会に是非、試してみてはいかがだろうか。
そうそう、ロッキングチェア。このお店は2007年に出来たんだけど、その翌年にオーナーのダニーが「客寄せパンダ」的に造ったもの。当時のギネスブックに「世界最大のロッキングチェア」って載ったんだ。それによって確かにお客は記念撮影に沢山来たらしいけど、そのお客が皆買い物をしてくれたかどうかは気にしてないんだそうだ。意味不明。。。
後になってイリノイの方に更に大きなチェアができちゃったから、じゃあ違うアプローチに、って言って椅子を赤く塗って「Route 66 Red Rocker」とさっさと改名。ダニーさん超負けず嫌い(笑)