Author: Toshi Page 1 of 5

現在、過去の掲載記事の内容を精査中です。随時アップして行きます。↓ 下記御覧ください。

Fanning 66 Outpost 閉店へ😔

Fanning 66 Outpost
マジかっ!その記事を見た私の第一声 💦マジで声が出た。いやいやいや、それはないだろう。そういうの本当に勘弁して欲しい😵‍💫

ミズーリ州ファニング、ルート66愛好家に永きに渡って愛された「世界最大のロッキングチェア」があるお店、 Fanning 66 Outpost がいきなり?閉店ときた。「寝耳に水」とはこういうこと。

昨今経営者が高齢化したり、ビジネスが上手く行かなかったり、でレストランやモーテルが閉まったり売られたりする話は聞いてきたけど、お土産屋さんの突然のクローズは中々珍しい。趣のある良いお店でしょ?
残念だなー。本当に。💦

Outpost Insideお店の中はこんな感じ。ルート66のお土産品はもちろん、日用雑貨や簡単な食料品や酒類、家畜用の飼料からライフルまで。結構幅広くやってたんだけど「不況」が閉店の理由らしい。まあ確かにミズーリの冬は寒いから、カリフォルニアやアリゾナと違って所謂「シーズン」と呼ばれる期間は短いんだよね。

Wine Fanning 66確かにいつも自分が行った時も、意外と?観光客は少なかったけど、地元の人は結構来て油売ってた。この Fanning というエリアにはワイナリーまであって、ルート66から一本入ったところにも2カ所ほど試飲ができるきちんとしたワイナリーがあるんだ。もちろんこのお店でもグラス単位で販売してる。確か一杯$2程度だったと思う。ボトルも一本$9.99+税金。フレンドリーなこと、この上ない。味がフレンドリーかどうかはここでは言及しないけど😰

この方は私が行くといつも優しく出迎えてくれたバーバラさん。「肝っ玉かあちゃん」みたいで、いつも元気。そおっと店に入っても「あれあれ、今日はまた珍客がいるなぁ」と笑顔と共に軽い「ジャブ」が飛んでくる。「よそ者」にとってこれ以上にリラックスさせてくれる言葉はない。

IMG_1127会って何回目かに、たまたまカリフォルニアのワインはどうだいなんて話してた時、地元のハンターのような叔父さんが(猟銃抱えたまま)「じゃあな先生、うちの孫娘よろしくな!」って言いながらウィンクして出てったから、「先生って何の?」って彼女に聞いたら、「あれ?知らなかったっけ?」って。
何とバーバラさん、地元小学校の校長先生だった。学校の仕事のないとき、週末、夏休みなんかはボランティアしてるんだってさ。

そうそう、ロッキングチェア。このお店は2007年に出来たんだけど、その翌年にオーナーのダニーが「客寄せパンダ」的に造ったもの。当時のギネスブックに「世界最大のロッキングチェア」って載ったんだ。それによって確かにお客は記念撮影に沢山来たらしいけど、そのお客が皆買い物をしてくれたかどうかは気にしてないんだそうだ。意味不明。。。
後になってイリノイの方に更に大きなチェアができちゃったから、じゃあ違うアプローチに、って言って椅子を赤く塗って「Route 66 Red Rocker」とさっさと改名。ダニーさん超負けず嫌い(笑)

こんな💛ウォーミングなお店がなくなるのは本当に残念。
椅子の行方も含めて早速彼らに連絡しなきゃ。

ルート66、3分間の旅

シカゴからロスアンゼルスまでのルート66を 3分で走破しよう!🤠

第1回ルート66 ヨーロピアンフェスティバル

Route-66-Festival-logo
先月ドイツの オフタ―ディンゲン(Ofterdingen)という街で米国外初のルート66に関するイベントが行われた。その名も「European Route 66 Festival」。主催者側からも打診を貰ってたし、本当は凄く行きたかったんだけど、どうしても仕事の都合がつかず断念。
いつも「後悔しない人生を勝手に生きてます」なんて偉そうな事言ってるけど、適わぬことも沢山あるわけで。。。😵‍💫
救いはイベントは大成功だったと聞いたことかな。

アメリカからは私の友人、The Road Ahead Initiative を代表して ジム・ヒンクリー氏が参加。彼のFBポストを読むと期間中ルート66の話を少なくとも60回はしたって 😂
その他、Nick Gerlich 氏や Boots Court Motel のDebbie Dee さん、イリノイ、カンザス、オクラホマ各州の代表者も参加したって。

フェスティバルでは、ルート66を愛する欧州各国の仲間たち、ドイツ、オランダ、スイス、フランス、ベルギー、そしてチェコ、これらの代表がインターナショナルグループの立場からThe Road Ahead Initiative をどのようにサポートして行くかが議論された模様。ジムも勿論これらの国々の人達に加え、英国、スコットランド、それにカナリア諸国からの参加者さん達とも有意義な会話を楽しんだって。羨ましいこと限りない。

ジムの報告書には最後こうまとめてある。「(イベントや街の)雰囲気や音楽なんか、まるでアメリカの小さな街にいるようだったよ。夜な夜な皆と語りあったけど、全く知らない国で集まった”家族リユニオン”だよ、これは(笑)」
ルート66の大切にしているものの一つに「家族」がある。本国を離れた遠いドイツの地でも、この価値観は普遍のよう。
いつか近い将来、日本でも開催できることを夢みて。

こちらは昨年作られたフェスティバル用のプロモビデオ。
アリゾナ州セリグマンの「ルート66の父」、エンジェルさんの掛け声で始まります。お楽しみください。

John’s Modern Cabin~運命に押された廃墟訪問

JMC Sign
John’s Modern Cabin (ジョンズ・モダン・キャビン)
永らく私の頭の隅にずっと残ってた宿題。
初めてルート66を走破してから、ミズーリを走ってから、ずっーーーと取れなかった「シコリ」ががやっと取れた ❢ というお話。

先に紹介した Unoccupied Route 66 作品「ミズーリの迷宮」。ネタばれ防止?ということで内容について何も書かなかったけど、その題材はミズーリ州アーリントンにある「John’s Modern Cabin」。

この場所ね、ちょっと奥まった所にあって。注意深くしてないと見過ごしちゃう、というか見つけられずに終わっちゃう。冬は特にダメ。雪なんか降って積もっているようではもう手が付けられない💦
そんなタイミングの悪さもあって実は訪れたことがなかった、ミズーリ・ルート66の重要なアイコンだったんだ。

「今年の4月後半にミズーリに行くから今回は絶対時間を見つけて行こう」と、何となく軽い(絶対とか言っておきながら)決心をしていた春、何の前触れもなく小さなパッケージが届いた。

差出人は Sharon Ward さん。アリゾナ在住のルート66界でも良く知られた Mike Ward 氏の奥様だ。「ん?何だ?アリゾナ州会員の情報か何かかな?」と思いながらパッケージを開けると何と 😮

by Sharon Ward
額にきちんと入れられた手編み刺繍の置物が入ってたんだ。
おおおおおおお、凄い🤩とてもきれいな出来。しかも刺繍はジョンのキャビンじゃないか❣?早速私はマイクに連絡を入れた。

聞くと、シャロンさんはこういう刺繍が大好きらしい。最近ルート66の色んなアイコンの刺繍に入れ込んでいるらしく、友達のために作ってはプレゼントしているんだって。私にも一つわざわざ作ってくれたことにすごーーーーい感謝を込めて御礼を伝えた。

さて、ジョンだよ。ジョンだよ。なぜ私に送ってくれた一品がこのジョンなのか?理由はどうでもいい。ジョンだと言うことが、何か運命的なものを感じるわけで。「キャビンを見たことがない、見てみたい」なんて記憶の限りじゃ誰にも特に話したことないよ。でもこれが送られてきた。
神様が「今回は逃すな。必ず行けよ。」と言ってるようにしか解釈できない(勝って極まりないが)😊

だからミズーリのラリーウォークイベント当日の早朝、同じモーテルに滞在していた友人、RHYS(リズ・マルティン)に頼んで連れて行ってもらうことにした。快く引き受けてくれた彼にもとても感謝している。
モーテルから車を飛ばすこと約40分弱、インターステートを降りその横を寂しげに走るルート66に入る。ここには Vernelle’s という今でも営業しているけど、ちょっと躊躇するモーテルもある。
このような場所にひっそりキャビンはある。

RT66 near JMC

そしてこれがそのキャビン。廃墟具合?が秀逸。美しい。ここでは全部紹介できないけど、キャビンを被写体に30枚ほど撮った。家内に見せても高速で左にスワイプされるんだろうな、きっと💦

JMC
このキャビン、1930年初頭に「バイカ―のオアシス」として、Bill & Bess’s Placeという名前のビアホールとして誕生。その後ジョンと奥さんのリリアンさんが1950年代にこの場所を購入してからこの名前に。ジョンはとてもユニークな人だったようで、日曜日のアルコール販売が禁止の時代に法を破ってまで販売。「日曜日のジョン」と(何か物騒な感じだけど)呼ばれていたそう。ジョンが1960年代に亡くなった後、この場所はどんどん劣化が進み廃墟となったんだって。

何年越だろうか。やっと出会えたジョンの山小屋。遅かれ早かれ来るはずだったことは間違いないけど、シャロンのプレゼントが私の背中を大きく押してくれたことは確かだと思う。迷信とか運命とか特に凝り性なわけじゃないけど、自分じゃコントロールできない何か大きな力が働いたような出来事だった。

シャロンさんにはこの後、ラリーウォークイベントでしっかり御礼を直接伝えることもできた。

Sharon &Me

そうそう、リズとのショットも忘れずに。

GlassBoy Studio と Tourist Trap Tee

GlassBoy Studios
本日は友人のショップをご紹介。
この春、待ちに待った「GlassBoy Studio」が遂にオクラホマ州アーケディアにオープン。オクラホマ・ルート66を旅した人には染みの深い Round Barn の隣に建ってます。オーナーは Joel Rayburn 氏、ジョエルの本業はネオンライト作成だけど、それ以外でも最近では「Tourist Trap Tee」シリーズのTシャツでもルート66上にその名を轟かせているのだ。

建物自体は元々グローサリーストアとして営業した、ほぼ 100年近く経つ歴史的なもの。昨年夏よりジョエルさんが少しずつ開店に向け準備してきたようだ。

Tourist Trap Tee は、ルート66にまつわる都市伝説からヒントを得て作られたもので、私もネットで初めて見て速攻一目惚れ。これまた友人Bob Lile 氏の経営する Lile Art Gallery (@Amarillo TX)で最初の1枚を買って以来既に3種類持ってます(笑)どう?カッコいいデザインじゃない?

Tourist Trap Tees
お店の営業時間は、朝9時~夕方5時(火曜~土曜)、日曜日は午後1時~夕方5時。詳しくはホームページで確認をば。
http://www.touristtraptees.com/glassboy-studios/

オクラホマを旅する時は是非立ち寄ってみて!
ロゴがまたいい。

GBS Logo

週刊NY生活~魅惑のアメリカ旧国道ルート66を旅する⑦「リンカーン元大統領の第二の故郷」

連載第7回目。
頑張って今週はスプリングフィールドまで紹介できました。
あと100マイルで2つ目の州、ミズーリ州だ!😊

http://www.nyseikatsu.com/editions/592/index.html

No.7

ルート66を足で走った、クレイジーで素敵な、愛すべきランナーK

今日からほぼ一年前に起こったクレイジーなお話をしよう。

勝山敦行さん、現在タイ在住で「Bonita Cafe & Social Club」という、ビーガンレストランを経営されている。そして「走ること」を心から愛していらっしゃる尊敬すべき「クレイジーな」ランナー、通称Kさん。

Kさん

Kさん

そのKさん、ルート66を走破するという夢を持ち続け、ずっと練習、努力を重ねて来られたそうで。
最初にその夢を聞いたとき、はぁ?っと耳を疑った😰
「走る?走るってどういうこと?足で?」
結局何と Kさんはサンタモニカをスタートし、ルート66を黙々と走りシカゴまで、そして更には有り得ない、ニューヨークまで約 5000キロの道を僅か 79日で走ってしまった💦
もはやこれは凄いのかどうかすら冷静に判断できないほどの偉業じゃない?とても自分に置き換えて実感できるレベルの話じゃないよ 😔

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2015年6月6日、私がルート66アソシエーション・オブ・ジャパンを仲間と一緒に立ち上げた時、Kさんはミズーリ州カ―セイジからスカイプで乾杯に参加してくれました。
今日はどこを走ってるんだろう?怪我しないで毎日進んでるのかな?
彼が走っている間中、一日に何回か思い出したものだ。

K’s Run Across USA 2015 公式サイト:https://krunusa.wordpress.com/
Kさんのお店ブログ:https://bonitacafesocialclub.wordpress.com/

これからも友人として、ファンとして、仲間として、Kさんの夢を応援して行きたいな!

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ルート66に魅せられたミネソタのアーチスト

今日は最近新しく知り合ったアーチストをご紹介。
Giesla Hoelscher さんはミネソタ州在住のアーチストで、「ルート66上で絶滅に瀕している史跡の手助けに」と「Explore and Preserve」(探検と保存)というアパレルとギフト販売のウェブサイトをオープンしている。

公式ホームページ:https://www.exploreandpreserve.com/

Giesla さんは2015年、新婚旅行でルート66を廻った際に知り合った多くの歴史保存活動に魅せられたようで、「自分にも何か出来ることはないだろうか」と感じこの活動を始めたとの事。

今回紹介したいのはメラメック橋をデザインした一品。デザインインスピレーションの原点はアメリカ国立公園のポスターだそう。(国立公園ファンは一目で分かるよね)
販売と言っても実は売上の60%がメラメック橋保存のための基金に回るようで、ミズーリ州歴史史跡保存協会に寄付されるんですって。Giesla さん曰く、「これは単にTシャツを買うことではなく、自分たちの国の遺産を残すための重要な意味のある行動。現在自分たちが享受できている歴史を後にくる何世代もが同様に楽しめるよう努力する、そんなメッセージを一緒に伝えて欲しい。」

僭越ながら私達の目指している方向性と100%同じ。
先日これが家にも届いた。次回ルート66に出る時はこれを着て出るぞ❣

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興味のある方は是非お求めあれ🤩

Boots Court のネオンサイン

BootsbyKC
ちょっと前の話になるけど、この行事本当に行きたかったんだよね。多くの友人が結構参加してて、FBで上がる写真を見てはため息をついてました(涙)
上の写真、きれいでしょ?友人KC Keefer の撮ったもの。

これはミズーリ州カ―セイジにある、ブーツコート・モーテル(Boots Court Motel)。暫く壊れていたネオンがやっと灯ったんだ。点灯式当日は、カ―セイジ市長の Mike Harris 氏、Powers Museumのキュレーター Michelle Hansford さん、ミズーリ州ルート66アソシエーション代表の Tommy Pike 氏、そして同モーテルのオーナーである Debye Harvey さん、Priscilla Bledsaw さんらを始め、200人以上が参列したらしく、同市ミドルスクールの子供たちの「America the Beautiful」とアメリカ国家でセレモニーは大変盛り上がったと聞いた。

ブーツ・コート・モーテルは1939年、Arthur Boots 氏によって当時、国道66号と71号が交わる「アメリカの交差点」と呼ばれた場所近くに建てられた。ルート66が東西を結ぶ主要道であったように、ルート71は南北に伸びた道で北はカナダとの国境であるミネソタ州インターナショナルフォールズから南端はルイジアナ州ポートバレとクロッツスプリングスの間を通る国道190号線までを結んでいたから、そのように呼ばれたんだって。

With Debbie Dee

   モーテルマネージャーのデビー・ディーと

ブーツのオーナーさんは内装を1940年代形式にすることに拘ったそうで、つまり部屋にテレビは無くて(泣)、当時のスタイルのラジオで当時の音楽をかけてお客様の到着を待つというクラシックな感じ。私も初めて泊まった時 ESPN が見られないことに少し焦ったけど、敢えてWi-Fiにも繋げないことでちょっとだけ文明から自分自身を遮断してみたらとても落ち着いたリフレッシュした時間を過ごせたことを憶えてる。たまにはいいかも!
俳優 クラーク・ゲーブルさんも生前何度か大陸横断旅行をしたけど、このモーテルの部屋6号室は彼が宿泊したことでも有名なんだよ~。

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