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【週刊NY生活月イチ連載】SEASON 4 Vol.18:ルート66マラソンでシーズン締めを

私の友人の住むアイオワ州では紅葉の真っ盛りのようで、連日美しい写真が投稿される。一年でも最も素敵な季節になったようだ。
とうことは、ルート66のシーズンも終わりが近いということになるのだが、そんなタイムリーな話題をお届けしました。
スポーツの秋!を満喫できる、ルート66上指折りのイベントです。

ということで、毎月恒例の日系情報誌「週刊NY生活」紙にて連載中
「さあ行こう!魅惑の旧街道ルート66」SEASON ④の今月は、オクラホマ州タルサで開催される「ルート66マラソン」のお話です。記事全文は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで (18ページです)
https://nyseikatsu.com/editions/886/886.pdf

1年の計はタルサにあり~Route 66 Marathon

さあ、マラソンの開始だ!
©Tulsa World

「ああ、今年もこれで終わるんだなあ」って感じるイベントって何?と、先日何かの話で聞かれたときに頭を過ぎったのが実はこれ、Route 66 Marathon だ。
以前も触れたけど私はランナーでもなければマラソン愛好者でもない。ハーフマラソンは疎か、5キロマラソンすら走ったこともないんだけどね🤣

まずはこちらの映像から。

パンデミックのせいで昨年は何とバーチャル開催となったこのマラソンも、今年は盛大に行われたようだ。
ちょうど去年の同じ頃、このマラソン大会の簡単な歴史と、バーチャル開催になったことについて書いているので詳細をみたい方は ⇩ へ。
https://www.toshi66.com/2020-11-08/

で、今年は大会が始まって15周年ということで記念すべき回であったことは確かだが、そう、ここまで読むと勘の良い人はピンと来たであろう。
2026年、ルート66が生誕100周年を迎える年は、このマラソン大会にとっても20周年という節目じゃないか!
きっといろんな催しがあるのだろうな、と今からワクワクするよね。

マラソンコースは昨年と同じというか、従来のものなんだけど、今年はテクノロジーだよね、コースの「実際の映像」まで届いた。
こんな景色を見ながら走る「らしい」。。。

話は急に変わるけど、昨年より大手旅行代理店、H.I.S のアメリカ・ニューヨーク支社、井手田氏と二人三脚で「ルート66妄想ツアー」などというオンラインでの番組をやらせて貰っているが、私達の当面の目標は2026年での大々的なツアーだ。
お互いの時差を計算し、折を見てはオンライン・ミーティング(聞こえは良いが要は雑談である)でアイデアを話合っているが、先日彼に向って「ルート66マラソン、走ってみたら?」と冗談で言ってみたものの、このような節目的なイベントになってくると冗談では済まなくなってくるような気が勝手にしているのだ。
ただ注意して欲しいのは、走るのはあくまでも彼であって、私ではない😛

タルサのダウンタウンを背景に ©Tulsa World

さてそのルート66マラソン、今年はアプリも出来、電子書籍ならぬ電子カタログ?パンフレット?も出来たようなので、彼らのホームページと、地元 Tulsa World 紙より幾つかイメージで紹介したい。

2022年の申込受付も開始したようなので、興味のある我こそは!というあなた!是非トライしてみてはいかがだろうか。
来年は11月19-20日のようだ!
https://route66marathon.com/

2021年、15周年記念メダル

Route 66 と MLB ⚾

©MLB.com

アメリカ大リーグ(Major League Baseball)の公式サイト、MLB.com にちょっと面白い記事が出ていたのでご紹介。
題して「Baseball road trip locations in all 50 states」、要は全米50州にそれぞれある野球関連の観光スポットの紹介だ。次のロード・トリップに行く時はここを目指そう!又はここに寄ってみよう!そんな所だろうか。

アメリカ国内市場は徐々に開放されつつあり、これからは温暖な気候が到来。野球観戦でも(球場にて)ワクチンが接種も進み、観戦そのものや友人知人との再会は安全になってきた。とは言え、まだまだ予断を許さない部分もあるのは事実。だからここで紹介されているのは、すべて「屋外で他人と安全な距離を置いて訪問できる場所」だって。MLB も気を遣ってるなぁ😆💚👍

いずれにせよ、MLB と Road Trip、それにルート66が絡んでくれば嫌でも自身の興味は沸きたてられるわけで。
本文は全米50州より一つずつ選んでいるので、見てみたい人はここを⇩
https://www.mlb.com/news/featured/baseball-road-trip-locations-in-all-50-states-and-ontario?bt_ee=4kVrfn%2FoQOrGuRKwQFk%2FbUyVTiYxWHrl44tbZP36rZulxWE%2FrFE0hxVugUfKIZzV&bt_ts=1620387186598&partnerId=zh-20210507-156906-MLB&qid=1026

もちろんここでは全部を紹介する時間はないので、ルート66が通る8州、その中でもルート66上の街にあるものだけ、3か所紹介しよう。
以下のルート66通過5州は残念!
Kansas: Humboldt
Missouri: Kansas City
Texas: Winters
New Mexico: Roswell
Arizona: Phoenix

【1】ジャッキー&マック・ロビンソン記念館(カリフォルア州パサデナ)

この記念碑は、ロビンソン兄弟に敬意を表したもので、メジャーリーグ野球の殿堂入りしている、ジャッキー・ロビンソンはジョージア州カイロで生まれてるんだけど、UCLAでスター選手になる前、幼少期から青年期を弟のマックとともにパサデナで育った。野球の世界で「人種の壁」を破ったジャッキーの功績は、皆さんもよく知っていると思うけど、実は弟のマックも1936年のオリンピックで、チームメイトのジェシー・オーエンスに次いで、200メートル走で銀メダルを獲得し、スポーツの歴史に名を残しているんだ。凄い兄弟だよね。

【2】オールド・ホス・ラドボーンの墓(イリノイ州ブルーミントン)

チャールズ・ガードナー・ラドボーン(1854年~1897年)という名の選手を知っている人は少ないんじゃないかな。メジャーリーグ狂の私でも名前と大枠を聞いたことがあるぐらい。ラドボーンはメジャーリーグのピッチャーで投手で、12シーズンに渡って活躍し「オールド・ホス」のニックネームで親しまれたとか。
ロード・アイランド州プロビデンスにある、グレイズに移籍した1884年、彼はシーズン60勝を挙げ、これまでに破られたことはおろか、近づいたことさえないMLBのシングル・シーズン記録を打ち立てたことで有名だ。同年にはワールドシリーズにも勝ち、1939年には野球殿堂入りも果たした。
2019年、ラドボーンの墓の近くにある枯れたオークの木が、彼の等身大の姿に彫られた。ポーズのインスピレーションは、オールド・ジャッジのベースボールカードから得たものらしい。必見だね。

【3】ミッキー・マントル 幼少期の家(オクラホマ州コマース)

最初に断っておくけど、私は大のアンチ・ヤンキースだ。ファンの方には申し訳ないがメジャーでも最も嫌いな球団の一つ。だ・け・ど、ミッキー・マントル氏には敬意を示さずにはいられない、彼はそんなスーパースターなのだ!MLB.comの本文にある給水塔とはこれだ。青いピンストライプ、7番。いや、それ以上にルート66のシールドが美しい(笑)

が、今回紹介されているのはそのミッキーが幼少期を過ごした家。今でもきれいに?残っている。コマースではルート66上に、Commerce Filing Station や、Dairy King のお店があり、今まで何度か取り上げていた。その場所からわずか数ブロックなんだから行かないという選択肢はゼロであろう。また、生家から更に南へ3ブロック行けば、Commerce High School。そこのセンターフィールドのフェンスと車道の間には、ミッキーの像もあるので見逃さないように!

あーこんなこと書いてると、頭の中は完全にルート66の各地にどっぷり飛んでいて、東京の自宅のパソコン前に座ってるなんてことすっかりわすれてるわ 😂


週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol. 20 アメリカを自分の足で走破した男

毎月恒例、週刊NY生活紙の寄稿「魅惑の旧街道ルート66をフォーカス」SEASON 3、第20回目(11月号)は、スポーツの秋!マラソン、とそれに因んだ私の「超クレイジーな」友人を改めてご紹介。
このブログでも過去何回か触れていますので過去記事も併せて楽しんで!

このクレイジーな男の奮闘記は、アマゾン電子書籍
「永遠を駈ける: アメリカ横断5000キロ・ランニング日記 Kindle版」
で絶賛発売中!

記事全文は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで (18ページです)
https://nyseikatsu.com/editions/796/796.pdf

ルート66 ”バーチャル”マラソン2020

いきなり!だけど、OOマラソンって良く耳にするけど、世界中でどのくらいのマラソン・レースが行われてるかって知ってる?
私の勝手なイメージは、マラソンは「秋」。調べてみると、アメリカ国内では、これから11月、12月の僅か2か月間でも約100を超える数のレースが予定されていた。私のホームタウンであるサンフランシスコ・マラソンは今月15日だったけど、それを含め今年は殆どのレースがコロナ禍のせいでキャンセルの憂き目に。。。

そんなマラソン。(冒頭から熱く語ってはいるが私自身はランナーでも何でもないw)ルート66にも多くの参加を集める公式な大会があるって知ってましたか?今日は11月なので、毎年11月に開催されるルート66マラソン、正式名称「Williams Route 66 Marathon」について少々お話を。

ルート66マラソンは2006年より(結構歴史は新しいのだ)毎年オクラホマ州タルサの街で開催される。今年の開催日は21、22日の週末だ。
昨年2009年の参加者は約5,500人ほど、いやはや充分立派な規模感ではないか。実はそこには理由があって、このルート66マラソンは、USATF(米国陸上競技連盟)の公式認定コースで、あの「ボストン・マラソン」の予選大会の役割もしているから。真剣な選手も多いってわけだ。

期待させておいて?申し訳ないのだけれど、「ルート66マラソン」とは言っても実はルート66上を延々と走るわけではない。ただ、市街地を走るので路面はほぼフラット、タルサの街中や河沿いの素敵な景色をくまなく走れるコースになっている。スタート地点は7番街とメインストリートの角だ。フルマラソン、ハーフマラソン、リレー、そして5Kランと、距離に応じてコースも若干変わってくるが、ハイライトはゴール地点までの最後の1マイル。河沿いのコースで、リバーサイドを走った後はルート66の一部である Southwest Boulevard の橋まで北上する。そう、あのサイルス・エイブリー100周年記念公園のある場所である。
実際、マラソン大会の公式ページでも、「ウィリアムズ・ルート66マラソンは、オクラホマ州タルサの最高の魅力を感じることのできる本当にユニークなランニング体験です」と唄っているぐらいだ。

しかしながら。しかしながら、だ。このコロナ禍の世の中、大勢の人が集まり、いわゆる「密」を作ってしまうマラソンなど中々許されないのが現状だ。中止という最悪のケースは防げたものの、今年2020年は何と「バーチャル・イベント」へと移行することになった。
運営側曰く、「実際のレースとは異なることは分かっているが、参加者全員の安全を確保し、且つルート66の魔法を体験するにはバーチャルが最善の策だ」と。

このイベントが始まって今年は15周年。主催者側としては苦渋の判断だっだに違いない。参加登録すれば貰えるレースパックには、特別にデザインされたパーカーやメダルが含まれている。
フルな体験や経験が出来ない2020年は「15周年」でなく、「14.5周年記念」としての位置づけで、来年2021年をもって完結できる配慮がされているようだ。来年は11月20日~21日。今から是非カレンダーに印を入れておいて頂きたい(笑)

大会公式ページはこちら!
https://route66marathon.com/

週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol. 17 ミズーリ州でマイナーリーグを応援しよう

毎月恒例の寄稿「魅惑の旧街道ルート66をフォーカス」SEASON 3、第17回目(08月号)は、以前このブログでも話題に上げたミズーリ州ジョプリンのマイナーリーグベースボールのお話です。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで (18ページです)
https://nyseikatsu.com/editions/784/784.pdf

祝優勝!ワシントン・ナショナルズ

10月31日(木)ワールドシリーズ第7戦。ヒューストン・アストロズ最後の打者となったBrantleyが空振りの三振で、ワシントン・ナショナルズの球団史上初のワールドシリーズ制覇、すなわち優勝が決まった。

2019年度の私のMLBシーズンはナショナルズに始まってナショナルズに終わった。偶にはルート66とは直接関係ないお話を(笑)

現在私は家族の理由で日本(東京)に在を構えているが、年に最低1、2度は「帰省」する。その際には必ずルート66を旅することにしているが、最近それに合わせて気に入っているのが国の首都、ワシントンDCを訪れることだ。所属する会社の本社がDC近辺にあることも無関係ではないが、お客様や旧友を訪ねる等に加え、とかく若い頃より一度でいいから「ワシントンで働いているんだ」と、言ってみたいという未だに消えない夢もその理由の一つだ。なぜ?それは自分でも明確に分かっていない。とにかくワシントンDCで仕事がしてみたい。

まあ、そんな与太話は置いておき、毎年帰省する時期はとある事情で必ず2月下旬~4月上旬のどこか。今年2019年は3月末からの10日間程度だった。
非公式ながら住所のあるカリフォルニア州を訪問後、今回も迷わずDCへ。国防総省(ペンタゴン)に勤務するお客様スラッシュ友人を訪ねるためだ。ちょうど日本で見過ごした満開の桜がDCで見ることが出来、感無量。

で、この話題の結論から言えば、DCに到着してから、ワシントン・ナショナルズのシーズン第4戦目となる、ナイトゲームがあることに気が付いたことだ!OMG!まだ現地では肌寒い 4月2日(木)のことだった。

これは何としてもチケットを取らないと!と予定を急遽やり繰りしてチケット探しに奔走。断っておくが、私はナショナルズのファンではない。が、この一戦何と相手は同地区のライバル、フィラデルフィア・フィリーズ。フィリーズかぁ、と普通はなるところだが(フィリーファンの方、すみません)、今年ばかりはそうは言っていってられない。そう、ブライス・ハーパー選手がナショナルズから移籍して初めての帰還、ということになる。史上最強のブーイングが経験できる滅多にないチャンス!しかもナショナルズの投手は、マックス・シャーザー。開幕早々、舞台は完全に出来上がっているのである。

残念ながら晴れ男の神通力も適わず、当日は曇天から雨だったが、少々の試合開始時間の遅れで済み、何とかプレイボールにこぎつけた。
試合結果としてはハーパーの活躍もありフィリーズが勝ったが、最初の2打席はいずれも三振。シャーザーの力投が目立った素敵な勝負だった。

そして再び10月31日。現地観戦でなかったことは残念だが、ワールドシリーズ全試合をテレビで LIVE 観戦できたことは思った以上の収穫?だった。
ナショナルズが敵地で2戦共勝利し、このまま一気に勢いで頂点へ行くかと思われた直後のホームでの3連敗。沢山のドラマが詰まった2019年ワールドシリーズは幕を閉じた。

ナショナルズは2005年、モントリオール・エクスポズのDC移転によって誕生した。1969年創設のエクスポズは、ドーソン、マルチネス、ジョンソン、レインズ、カーターと好きな選手が多かったが、取り分けセカンドベースマンのホセ・ヴィドロが好きでジャージまで買ったものだ。
ナショナルズ、優勝おめでとう!

週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol.6 2020年のフィールド・オブ・ドリームス

毎月恒例の寄稿、SEASON 3!第6回目(9月号)のテーマは「アメリカン・パスタイム」の原点、ベースボールです。ケヴィン・コスナー氏の演じたアイオワ州、ルート66にしっかり今も存在するカンザス州、そして来年2020年にMLBが発表したマジな公式戦。ベースボール愛好家の夢は無限に広がります。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで
https://www.nyseikatsu.com/featured-article/09/2019/26734/

2020年のフィールド・オブ・ドリームス

1989年に見た映画「フィールド・オブ・ドリームス」、正直当時はあまり感動しなかったことを憶えている。むしろどちらかと言えば、ストーリー的にも、分かったような分からなかったような(笑)
何かいきなりケビン・コスナー氏をディするようなことになったけど、真意はそうじゃない。(むしろ彼は好きな役者の一人だ)
そんな映画のタイトルを何年も後になって、カンザス州バクスター・スプリングスを訪れたときに再び思い出した。同街にある「フィールド・オブ・ドリームス」と名付けられた施設を訪れたときのことだ。

いや、正確にはその施設の名前が書かれた看板の前を通りすぎたときだろうか。二度見をした私は思わず急停車。ギアをバックに入れてその標識をわざわざ確認しに行ったことを憶えている。

その「フィールド・オブ・ドリームス」をまた!鮮明に蘇らせてくれたのが昨月のアイオワ州デモインの地方紙「Des Moines Register」に掲載されたこの写真記事だ!

何とMLBは来年2020年、ニューヨーク・ヤンキースとシカゴ・ホワイトソックスの試合を同州ダイアーズビルで開催することを発表したのだ!
マジかっ?!と記事を目にしたとき疑ったのは言うまでもない。え?なぜ?
無数の疑問が頭の中を駆け巡る。
でもよく考えるとそんな無粋な質問はどうでもいいではないか。興行してくれるというのだから有難く楽しませて貰えればそれで良いのだ!

映画を観た方はよく憶えていると思うけど、この映画の撮影にあたって、ダイアーズビルは実際のベースボール場を建造したわけで。その後もその施設は土地の所有者によってしっかり保存され、今でも勿論使用できる立派な現役の施設さんなのだー!もはやベースボールファンにはたまらない「聖地」だね。(昨今この表現がメディアでも多い(汗)

MLBの公開したポスターによれば、試合予定日は2020年8月13日。しっかりホワイトソックスのスケジュールにも載っているぞ。

しかも当日は試合だけではなく、ベースボール・クリニックの開催を中心としたファンサービスも半端ないという。。。
あー観たいな~、行きたいな~、チケット取れるかな~
オールスター戦の1か月後かぁ。
日本はお盆かぁ。
また一つ悩みのタネが増えちゃったよ!

シカゴの高架鉄道、初体験!?

唐突で恐縮だが皆さんはシカゴの高架鉄道、乗ったことはあるだろうか?渡米して30年、シカゴに住んだ経験はないが行った回数は数限りない。ダウンタウンや空港周辺を始め、シカゴの大体の場所は地図なしでも行けるぐらい知っている。だけどシカゴ・ダウンタウンの名物?高架鉄道に乗ったことは一度もないのだ。

私にとってシカゴ高架鉄道といえば、真っ先に思い出すのは1993年公開の映画「Fugitive」(逃亡者)だろうか。奥さんを殺害された主人公役のハリソン・フォード氏が犯人を追い詰めるたり、追っての警察を撒くシーンに使われた部分だ。


今回のシカゴ滞在は最終日1泊。ダウンタウン地区に宿泊することに加え、MLBホワイトソックス対かカブスの「シカゴ・ダービー」を堪能する理由から、一念発起、是非乗ってみようと決意した。現在一時的とは言え東京に住む身としては、シカゴですら中々簡単に行ける街でもなくなってしまったので、非常に良い機会かなと勝手に不要な理由付けもしてみる。

 

 

宣伝する意図はないのだけれど、シカゴの宿泊はダウンタウンループ南にあるコンベンションセンター近辺の「Home 2 Suites」、ヒルトンブランドの全室スイートタイプの長期滞在用ホテルだ。たった1泊だけど、この長期滞在用スイート施設が私は大好き。異ブランドだが、以前働いていたホテルの施設がそうだったこともあり、その利便性と魅力にすっかり魅せられてしまった。

ついでだから言わせてもらうと、この施設はヒルトンが最初の「試験」として世界中 5,100 あるどこよりも先駆けて作ったトライ・ブランド施設。
ヒルトン系列のハンプトン・イン、ガーデン・イン、そしてホーム2スイートの異なる3種の施設が一つの建物を共有するというものだ。
英語版になるが興味のある方は下記リンクを読んでみて頂きたい。

https://newsroom.hilton.com/hampton/news/hilton-opens-first-tribranded-hotel-at-chicagos-mccormick-place

話は逸れてしまったが、要はこの施設からはダウンタウンに行くにも、ホワイトソックスのスタジアムに行くにも高架鉄道が最も便利で移動時間が早い、ということだ。
少し見に難いが、シカゴの鉄道はこのようにダウンタウンをループ(環状)に回りながら南北東に向かって伸びている。かなりのエリアをカバーしているので意外と(怒られちゃうね)便利だ。


ホテルのあるのが McCormick Place というところで、駅に向かって3、4分程度歩くことになる。治安的には正直良いエリアではないので、米国に住んだことがない方は少し怖い印象を受けるかもしれないが日中は大丈夫だ。
更に便利なのは、REDLINE と GREENLINE が駅こそ違うが、お互いに3分ほどの距離にあるので乗り換えも差ほど苦にならない。
スタジアムに行くには REDLINEが良いのだが、ダウンタウン地区はホテルからだと、GREENLINEの方が少し街中に着いて便利だ。

さて駅に着くと早速切符の自動販売機がある。切符の購入は基本自販機なので、小銭や1ドル札、または5ドル札あたりを持っていないとちょっと不便になる。
100ドル札などは当然入れることができないが、もし入れられたとしても正確に動かない場合も少なくないので、そんな大金を入れてみようなどと思ったことすらない。東京の地下鉄は平気で10,000円札が入れられるので、とても安心な国だ、と帰ってつくづく感じた。

改札も当然?無人。切符を入れて通過すると階段をひたすら上る。エレベーターもあるが古い感じで途中で止まったら面相だな的なものだ。密室という状況を作りだす場所でもあるために、身体に特に故障がない場合は100%階段がおススメ。

駅自体はとてもコンパクトにまとまっていて、見渡しも良いし表示もしっかりしている。日本と違ってきちんとした時刻表の表示はないものの、待ってれば大体10分もすれば来る。どこの街でもそんなものだ(笑)それだけに「2分後に必ず来る」とわかっている東京の朝のラッシュ時になぜ多くの人がホームを走って駆け込み乗車をするのかがいまだに理解できない。

暫くするとお目当ての電車が来たので乗ってみる。ラッシュ時ではないので車内は比較的空いた感じで無機質だが小ぎれいだ。乗り合わせた観光客がとても明るい気さくなご夫婦だったので、彼らを交えて何人かで会話が始まったのだが、最近はこの高架鉄道に乗る観光客が増えているらしい。理由はシカゴの街はレンタカーで走るには金がかかりすぎるから、らしい。そう言えばシカゴは郊外でもない限り路駐ができないので、どうしても有料駐車場を利用することになる。2,3時間も停めれば平気で40ドルを超える。ホテルだって一晩車を預ければ50ドル~60ドルが相場だ。しかもフリーウェイを筆頭に渋滞は非常に醜い。まさにその通りだと納得した。

GREENLINE に乗ってついたのがここ。まさにシカゴダウンタウン地区の中心。ミラクルマイルと言ってレストランやブランド店、デパートなんかが立ち並ぶ。私のお目当ては一箇所、NHL ブラックホークスのオフィシャルショップのみだ。その他ベアーズやブルズを始めシカゴのスポーツチームの商品を一気にみられるお店もあるので、スポーツファンの方にはおススメしたい。

その後今度は REDLINE に乗ってスタジアムのある35丁目駅まで南下する。時間はすっかり夕方。McCormick 駅のホームからは何とチャイナタウンの入り口が良く見えた。アメリカの大きな街で(いや、大きくなくとも)チャイナタウンのない街なんぞない、と言って差支えないと思うが、特にチャイナタウンを探すことはないので、いきなりの登場に驚きと感動が入り混じった!((´∀`))ケラケラ


ホワイトソックスのスタジアム、今はスポンサー企業の冠名がついた「Guarantee Rate Field」という。ホワイトソックスのスタジアムは長らく「Cominsky Park」と名前でファンに親しまれてきたので、私も今でもそのように呼ぶ。1991年に新しくスタジアムが建設され暫くはそのまま使われてきたが、2003年に「US Cellular Field」と名前を変え、その年のオールスターゲームは「シカゴはベースボールタウン!」というのを強烈に印象付けた熱狂を現地で体験している。2005年のワールドシリーズを含め沢山の思い出のあるこのスタジアムに還ってくることはいつも嬉しい。

そんなことを考えながらスタジアム駅に到着した。さあシカゴ最後の夜の宴の始まりだ!

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