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今こそ皆で声高に、Gasconade River Bridge を守ろう!🤬

Photo Image by Shellee Graham

「Save the Gasconade River Bridge 最終章」として、ミズーリ州ヘイゼルグリーンにある、ガスコナーデ川橋の保存について最後に紹介したのがちょうどほぼ1年前、2020年2月2日のことだ。その際に触れたように、ミズーリ州ルート66協会の会長であるRich Dinkela氏(以下リッチ)は、当該橋の所有権を取得して保存するという提案を協会として州政府に伝えた。が、その後何とミズーリ州交通局はそれを却下した。理由は「保険」だ。

実は、ガスコナーデ川橋の下流にはさらに3つの橋が存在するが、ミズーリ州交通局はそれらを含めた「保険」を協会が担保することを要求した。が、そんな類の保険は現実には存在しない。

更にはその審査において、「協会側から橋のメンテナンス計画が提出されたことはない」とか、保存に必要な協会の資金調達計画は 一般的で漠然としているなどという「言い掛かり」に近いものだった。

このやり取りについて、リッチは「ちょっとした侮辱であり、顔を殴られたようなものだ」と、Route 66 News の取材にも語っている。協会側からすればとても交通局は誠意をもった対応をしていないというわけだ。

Rich Dinkela (Right) with Jim Ross (Left), Photo Image by Shellee Graham

National Trust for Historic Preservation の副顧問である Betsy Merritt 氏も、公聴会において、ミズーリ州交通局の保険加入に関する要求根拠を「非常に懸念している」とし、協会のメンバーである弁護士の Phillip Denton 氏も同様、「文字通り実現不可能」であると批判した。そもそも交通局には橋を協会に寄贈する意図はなかったのではないか、と勘繰ることだってできる。

一方、もし橋が解体されることになる場合、ミズーリ州交通局はレバノン(街)と協力して、「ボスウェル・パーク・プロジェクト」を実現させる動きもある。そのプロジェクトとは、橋が取り壊されるのであれば、橋があった場所の東端と西端に歴史的なマーカーを設置することや、橋の歴史やポニートラスを見ることができるボスウェル公園を設置するという一連の動きだ。

Photo Image by Shellee Graham

現在ミズーリ州のルート66協会は、これら手続きの最終局面において、3月31日までに州および国の当局者に手紙を出して、ガスコナーデ川橋の取り壊しを中止するように説得するという呼びかけを行っている。そのリストには現行の州知事であるマイク・パーソン州知事をはじめ、ミズーリ州天然資源局、ミズーリ州歴史保存局、ミズーリ州経済開発局、ミズーリ州観光局、ルート66百周年記念法案のスポンサー、さらには米国運輸省や、アメリカ合衆国上院議員であるジム・インホーフ氏の名前まである。

リッチは個人的にもFacebookに、「Route 66 Gasconade Bridge – PLEASE REPAIR!!」という一般公開グループを作成して長い間闘ってきた。
私も2015年には実際の現地でのラリー運動に参加することができたし、微力ながらその活動をずっと支持しサポートしてきた。だから私もルート66アソシエーション日本を代表する立場として、上記の方々に一筆書き訴えたところだ。

同協会の秘書であるジュディ・ウォールマークはこう書いている。
「この象徴的な橋を救うために、彼らの介入をぜひ要請したい。この橋は、観光という私たちの経済にとって重要であり、私たちの歴史にとって重要であり、そしてあなたにとっても重要なのです。 私たちは5年以上も闘ってきました。皆さんの助けをお願いします。」

私もミズーリ州ルート66アソシエーションのメンバーであるが、コロナ禍で現地に行って手伝いができないことが本当に歯痒い。ルート66生誕100周年まであと5年。明るい光が差してくる未来を心から願いたい。


大統領選とキャディラック・ランチ

アメリカ第46代大統領の就任式まであと2週間足らず、という時に民主主義の根底を揺るがす非常にショッキングな事件が起こったことは皆さんも周知の事実だ。理由が何であれ、神聖なる国会議事堂に暴力を持って乱入する等、言語道断である。
今後新しい大統領に誰がなろうと、先の道は険しく、一旦ねじれた国民感情と分断は、残念ではあるがそう簡単には直りそうもない。

実はこのニュースを聞いた時に、昨年夏テキサス州ルート66で起こったある事件を思いだした。今更ながらであるが今日はその話をしてみようと思う。
報道によれば、その事件の発端は 8月14日(金)夜10時ごろ、アマリロ近郊のテキサス・ルート66上で最も有名な観光ポイントの一つ、「キャデラック・ランチ」で、ポップスター歌手のリアーナさんが、トランプ大統領を軽蔑するメッセージを車にスプレーペイントしたことだ。
彼女がその行為を自身のインスタグラムに投稿したことで、大きな問題が起こった。

私は彼女のファンでもないし、彼女の音楽を聴いたこともほぼ無いが、とても人気のある有名なシンガーであることぐらいは知っている。
ついでに明確にしておくと、私はトランプ養護派ではない。もう「時効」だから白状すれば、「バイデン・ハリス組」に一票を投じたし(笑)

もちろんリアーナさんには彼女の意見や考えがあり、それを表明することは決して間違っていない。が、私なんかと大きく違って彼女はとても影響力のある人間だ。どちらの側の支持か関係なく、そこに書かれたメッセージは少なくとも何時間か残るし、さらにそれをSNS上にあげれば本人又は管理者側が削除しない限り半永久的に残るのだ。私個人的意見としては、その立場にある人間としては非常に軽率で愚かな行為だったと言わざるを得ない。

実際2日後の日曜日、キャデラック・ランチにはトランプ派約100人以上が終結し、大統領への支持を示すために、その上から更にペイントを塗り替えた。支持者たちは一様にリアーナの行動は無礼であり、公共の場でこのような冒涜的なことをしてはいけないと批判している。
以下、テキサス州アマリロの地元メディアの記事(映像含)を貼っておくので興味のある方はどうぞ。

キャディラック・ランチは1974年6月21日にお披露目のあった「パブリック・アート」だ。テキサス州の大富豪 Stanley March III がスポンサーにつき、サンフランシスコにある芸術家グループ「Ant Farm」によって制作された。Stanleyはとにかく地元アマリロの人々をびっくりさせるような近代的なアートを望んでいたところ、アーチスト達はキャディラックのテールフィンの進化へのオマージュを提案し、両者の意思が一致したそうだ。

もともとはもう少しアマリロ市内に近いところにあったのだが、街の成長と都市圏の拡大によって郊外へ押し出されると形となり、1997年より現在の場所にある。
ランチは私有地だけど、ゲートはいつも開放されており、無料で入れる。

フリーウェイ(インターステート40号線)からも一応肉眼で見えるが、多分皆さんが思っているよりは小さく、見過ごす人も少なくないとか。
高速を降りて、道に車を止めて、その場所まで歩いていくんだけど、200mぐらいはあるのかな、まあまあ歩く印象だ。

近くでみるとこんな感じで、州の規則では落書きは禁止だけど、ここは無法地帯。来る人来る人、皆、思いのたけをスプレーで書いていく。
ここ数年、(書くのはいいけど)空のスプレーをそのまま放置することから、廃棄物処理の問題でも頭を悩ませている。

そんな「キャディラック・ランチ」、BOSS というニックネームでアメリカ中から愛される大物シンガー、Bruce Springsteen 氏の作品の中にも同タイトルの人気曲がある。1980年にリリースされたアルバム「River」に収録されているが、私も当時このアルバムが大好きで、キャディラック・ランチが何であるかも分からずに一生懸命聴きかじっていたことを思いだす。もし聴いたことがない人がいれば是非下のYoutube映像でご覧になって頂きたい。

ルート66は別名、Mother Road とも、Main Street of America とも呼ばれる。アメリカという国の開拓、そして自動車産業の発展と共に拡張され繁栄をしたルート66が、国を分断させるような愚かな行動に今後二度と利用されないよう心から祈るばかりだ。


今年一番の贈り物 🎅🤩

来る 2026年に 100歳を迎えるルート66。その記念すべき生誕100周年に向かって、何としても「記念委員会法」が成立して欲しいっ!と、書いたのがつい 2週間前のことなんだけど、先週に入って何と急転直下!(ん?言葉のチョイス正しいかな?笑)のごとく、事態は進展したのだ。

🎄 まであと2日に迫った12月23日(水)、ドナルド・トランプ大統領は上院法案1014、つまりルート66の100周年記念委員会法に署名をしたというではないか!マジ?嘘だろ?私の最初のリアクションだ。早すぎる!いや、嬉しいに違いないのだから文句を言う筋合いはどこにも無い。
法案は、該当委員会にイベント準備へ 「5年間」という充分な時間を与えてくれたのだ☺
私の反トランプ派であるアメリカの友人たちは、大統領就任以来で「最初で最後の大きな功績」と、揶揄する。

署名をする大統領(のイメージ)

折角なので、以下ホワイトハウスの公式ウェブサイトに載せられたトランプ大統領の言葉をそのまま転載。

Statement by the President
Today, I have signed into law S. 1014, the “Route 66 Centennial Commission Act” (the “Act”). The Act provides for a Commission made up of individuals appointed by the President, in certain cases based on the recommendations of Members of Congress, with responsibility to conduct a study on ways to honor the centennial anniversary of Route 66 and to provide recommendations exclusively to the Congress. To avoid concerns regarding the separation of powers, my Administration will consider this Commission to be located in the legislative branch. I also expect that the General Services Administration (GSA) will be able to fulfill the intent of section 7(d) that the GSA provide to the Commission, on request and on a reimbursable basis, the administrative support services necessary for the Commission to carry out the Act. Consistent with the separation of powers, however, a directive from a legislative branch entity cannot be understood as binding on an executive branch entity like the GSA.

DONALD J. TRUMP
THE WHITE HOUSE,
December 23, 2020.

署名してくれさえすればその詳細は重要ではないが、報道によれば、イリノイ州共和党下院議員の Rodney Davis 補佐官曰く、そのトランプ大統領の署名は、デッドラインギリギリに行われたそうだ。

とはいえ、まだ100%手放しで喜んでいいわけではないんだ。つまり今回は大統領が署名したことで法案として可決されたということ。前回私がこのブログでお話した中身詳細の最終決定はまだで、これからその内容は決まって行く。

大統領の法案署名ニュースを受けて、Route 66 Road Ahead Partnership の Bill Thomas 氏は次のように語った。
「私達は、ルート66生誕100周年記念委員会を設立するために、議会を通した立法の導入を支援してくれた全ての皆さんに感謝しています。彼らの努力のおかげで、ルート66はとても歓迎すべき”クリスマス・プレゼント”を手にすることができました。今、私達の意識はルート66の100周年を祝い、ルート66に沿って生活し働く500万人以上の人々の生活を改善する方法に焦点を当てる計画を立てることに向けられています。私達は、ルート66を促進し、保全し、経済的に発展させるプロジェクトに取り組むことで、必ずそれを実現していきます。」

Bill Thomas 氏

ビルのリーダーシップは素晴らしい!自分たちも自然とやる気に満ちて、何とかその力になりたい!って思わせるよね。

今年もあと僅か。今はほんの少しだけ、この神様とサンタさんがくれた(あとドナルドさんもw)プレゼントを楽しみながら健やかに年を越えたいって感じかな。
来年はきっと良い未来が待っているはず。
皆さんも良い年をお迎えください!





「ルート66生誕100周年」へ向けての法整備

アメリカ合衆国 国会議事堂

現在コロナ・ウイルスのパンデミックで世界は揺れているが、皆さんもご存知の通り、今月より英国を筆頭にアメリカでもワクチンの接種が始まった。今後は接種患者さんの経過及び結果観察が重要なんだけど、ウイルスが全滅するとは言わないまでも、一定の効果が表れ、収束に向けて落ち着きを取り戻して行く「はず」だ。
で、何が言いたいかと言うと、来年2021年は、その「はず」に期待してルート66業界でも大きな進歩が起こることが期待できるかもしれない、と言うことなのだ!

上院議会

今、アメリカでも(私の従事する)ホテル・旅行業界を始め、飲食、製造、卸売・小売業界と挙げればキリがないほど多くの産業が苦境に喘えいでいるが、何と同様のことが政治の世界も起きているらしい。つまり感染拡大を恐れるあまり、予定されている会議や勉強会が中止、または延期。その結果、様々な法案の審議が遅々として進まず、多くが棚上げ状態になっていると聞く。だから、これから民主党政権に代わり状況が少し安定することに加え、その「はず」の効果で、停滞している動きが2021年には加速するのでは?とアメリカ国民は議会に期待をしているのだ。

下院議会

そこで今日の本題だけど、その「棚上げになっている」法案の一つが、2019年1月~2021年1月の第116回アメリカ合衆国議会に提出されている “The Route 66 Centennial Commission Act” (ルート66、100周年記念委員会法)だ。これは2019年1月にイリノイ州民主党下院議員 Rodney Davis 氏によって提唱され(HR66 )、同年4月に上院にて議論され通過、そして先週12月8日に下院も通過し、イリノイ州民主党上院議員である Tammy Duckworth女史によって大統領へ提出された。(S1014)
今日現在トランプ大統領の「署名待ち」の状態だ。(署名がさっれば正式は法案として執行される)
https://www.congress.gov/116/bills/hr66/BILLS-116hr66rfs.pdf
https://www.congress.gov/116/bills/s1014/BILLS-116s1014enr.pdf

この「100周年記念委員会法」案は、2026年にルート66が生誕100周年を迎えることを記念して「ルート66を称えるための」ルート66百周年記念委員会を設立することを定めるものだ。その法案は、委員会の任務、委員資格、権限、報告要件を規定、明記することとなる。
(尚、同委員会の権限は2026年12月31日をもって終了)

もっと細かいことを言えば、仮にこの法案が署名され確定された場合、運輸省長官(ルート66は運輸省の管轄下)、上院・下院の代表者、そしてルート66が横断する8州の州知事から推薦を受けた、総勢15名の委員が大統領によって任命されることになっている。当然任命される委員は、ルート66の歴史とその歴史上の人物や出来事の重要性、そしてルート66に関する相当な知識と理解、そしてその価値を多くの人々に伝えることに献身的でなければならない、と明記されている。ちょっと傲慢かもしれないけど、私だって日々そういう気持ちで向き合ってるんだけどなぁ。大統領から任命されるなんて、そういう立場でホワイトハウス、行ってみたい!笑

更に書けば、委員会は100周年記念用として記念コイン、メダル、サーティフィケーション、や切手の発行はもちろんのこと、記念行事や各種イベント、祝賀会等の設定、準備、そして関連書籍(電子書籍含)、パンフレット、映画、その他教育教材の作成から出版、配布まで全ての権限を有するとのことだ。

これら一連の流れは2016年、Route 66 Road Ahead Partnership という団体がイリノイ州民主党下院議員 Darin LaHood氏に、ルート66を国定歴史トレイルに指定するよう働きかけたことが発端となった。これが第115回アメリカ合衆国議会に2017年2月に提出された “Route 66 National Historic Trail Designation Act” (ルート66国史跡指定法)と呼ばれるもので、(HR801)イリノイ州シカゴからカリフォルニア州サンタモニカまでの約 2,400 マイルのトレイルを「ルート 66 ナショナル・ヒストリック・トレイル」として指定するために、全米トレイル・システム法を改正するものだった。(管轄は国立公園局)
https://www.congress.gov/115/bills/hr801/BILLS-115hr801rfs.pdf

では実際に指定されるとどうなるのか?
つまりルート66を「国のトレイル・システムの一部」と名付けることによって、道路はきちんと保護されることになる。そして国としてルート66を維持、開発、促進していくための連邦資金を授与することができるようになるわけだ。それは該当地域の観光、雇用、生活の質のさらなる向上を促進、さらには「市民の誇り」を地域社会に還元することにつながり、世界中から旅行者や愛好家がもっとルート66を訪れ、ルート沿いの地元企業や観光産業に継続的な経済的利益を提供することができる、という勝ちの連鎖まで産んでしまう嬉しい悲鳴。

結果、残念ながらこの法案は2018年7月に全会一致で下院を通過したものの、議会終了までに全手続きを終えることが出来ず、未だ法案成立には至っていない。理由としては、同年12月から翌年2019年1月まで政府が部分的閉鎖になったことが原因だ。その後も議会がトランプ大統領に対する弾劾手続きにより力を入れているため、を当てている法案審議が停滞しているらしい。

Route 66 Road Ahead Partnership は、ルート66が通過する8つの州のメンバーで構成される非営利組織で、国立公園局と世界モニュメント基金の支援を受けて2015年に設立された。

Route 66 Road Ahead の皆さん

彼らの使命は、プロモーション、保存、研究、教育、経済発展に焦点を当てたパートナーシップを通じて、国内および国際的なアイコンとしてのRoute 66を活性化し、維持すること、と彼らのホームページでも謳われている。(http://route66roadahead.com/
実際、Route 66 Road Ahead Partnershipはルート66の生誕100周年のイベントへ向けても既にリーダーシップを発揮しているようだ。生誕祭へ向けては5年間の一連の取り組みを計画しているらしく、それはつまり翌年2021年には始まることを意味する。
私のボードメンバーの何人かとは親交があり、情報交換することも少なくないが、International Advisory という立場でいつか大きく貢献できればと思っている。

Road Ahead の代表、Bill Thomas 氏

そして今年2020年9月、イリノイ州民主党下院議員 Darin LaHood氏が再び動いた。カリフォルニア州共和党下院議員である、Grace Napolitano 女史と共同で、Route 66 National Historic Trail Designation Actを再度提唱。(HR8240)オリジナルの法案に幾つか文言変更を加えたものだ。
https://www.congress.gov/116/bills/hr8240/BILLS-116hr8240ih.pdf

議会で演説をする LaHood下院議員

繰り返しになるけど、来年2021年、ルート66は95歳の誕生日を迎える。あと5年、への節目だ。そんな年にルート66が国定史跡トレイルとして認可されれば、こんなに相応しい誕生日プレゼントはないだろう。

生誕100周年は迫っている。現議会の有効性を鑑みれば、ルート66が国定史跡に指定される可能性は、2021年以降~2022年の議会会期時となろうか。目が離せない2021年がやってくる。

アダムス通り橋、絶賛再建中⁈~シカゴが起点のお話

ほんの数か月前、今毎月Zoom配信している「ルート66妄想ツアー」イリノイ州編で、シカゴのダウンタウンを走るアダムス通りの橋が(工事のため)しばらく全線通行不可能になるから注意、と話をしたのだけど、早速そのアップデートがシカゴを基点に活動する、ルート66のエキスパート、David Clark 氏からのアップデートが掲載された。

これは、Jane Byrne Interchange のために撮影したものらしく、Kennedy Expressway に架かる Adams Street Bridge を解体している様子を捕らえたもの。全体の解体作業は1か月足らずで終わったんだって(アメリカらしくないスピーディな?作業だねw)
あ、Jane Byrne Interchange とは、巨大な高速道路のサークル状になっているもので、今のルート66であるアダムス通りを西へ向かって走って行くとインターステート90号線にぶち当たるんだけど、そこから南へ数ブロック下がったところに大きな「高速道路の交差点」と想像して貰えればいいかな。インターステート90、94、そして 290号線が一堂に出くわす姿はまさに多くの旅行者が想像する「アメリカ」の景色だ。

アダムス通りの話題が出れば、ルート66の起点の話をしないわけにはいかない。何をいまさら!と思った貴方は、中々のルート66通。先日の、ルート66の歴史の講義でも勿論取り上げたが、その後幾つかメールでお問合せを頂戴したので、ここでもう一回復習しておこう。

シカゴはルート66の始まりか、終わりか?これはいつも必ず聞かれる定番の議題だ。様々な意見や検証があるが、私はシカゴをいつも「出発点」と考えている。なぜなら昔人々はシカゴから新しい生活や仕事、または休暇を求めて「西へ」移動したからである。アメリカ開拓史は東から西だ。

ルート66の前身は Pontiac Trail(ポンティアック・トレイル)だ。1893年にアメリカで初めてガソリンエンジン車が誕生し、1902年にシカゴにてAAA(アメリカ自動車協会)が結成される20世紀初頭、同年に補発足した National Good Road Association に代表されるよう、自動車の利用拡大に伴って「まともな」道路の要求が高まった。そこで1915年に登場したのがポンティアック・トレイル、シカゴとセントルイスを結ぶために造られた表面の堅固な道路だったわけ。

ここからもルート66の前身だって通る街を見れば一目瞭然だよね。
ただ問題になったのはお金。もともと民間企業によって造られたので資源は限られていて、その負担を背負う必要があったのは当然?イリノイ州だったわけだ。そしてこの事実が州の道路としての Route 4 (州内幹線道路)となる。なので、1928年に発行された下の地図を見てもらえれば、ルート66がルート4と同一に記載されているのが分かる

ではルート66の出発点は?という話の流れになるのが自然だよね(笑)
これには諸説あるのだけど、現状一番支持が多いのは、本当の出発点はJackson と Michigan Ave の交差点、「Historic Route 66 “End” Sign」と書かれている場所だ。ほら、やっぱり”End” なんじゃん!((´∀`))ケラケラ
だけど実はそれ、交通規則の便宜上のことだ。下の地図は現在のシカゴ・ダウンタウン。地図のほぼ中央、Jackson Drive は東向きの一方通行、その1本上(北)が、Adams Street なのだが、これは逆に西へ向かっての一方通行だ。当時はこのように一方通行でなく、Jackson Drive も両通だった。1957年に Jackson Drive は一方通行に変更されたので、それ以来西へ向かう Adams Street の方が”BEGIN”、そして Jackson Drive の方は “End” サインとなったというわけ。

また、1956年の Shell Oil Company による道路地図(下記参照)では、Jackson Drive を更に東伸ばし、現 Lake Shore Blvd と言われるアウター・ドライブと交差しており、赤の矢印でルート66の起点が記されてもいる。
歴史とはかくも面白いものだ。

From David Rumsey Collection

おっと、そう言えば橋のアップデートがまだだった。タイムラプスでの面白い映像、ご覧あれ!

出来上がりまではまだ暫くかかりそうだけど、どんな橋に仕上がるのか、今からとても楽しみだ。
あ、忘れてたけど、David のホームページはこちら ⇩
https://www.windycityroadwarrior.com/
興味のある人は是非。

ルート66 ”バーチャル”マラソン2020

いきなり!だけど、OOマラソンって良く耳にするけど、世界中でどのくらいのマラソン・レースが行われてるかって知ってる?
私の勝手なイメージは、マラソンは「秋」。調べてみると、アメリカ国内では、これから11月、12月の僅か2か月間でも約100を超える数のレースが予定されていた。私のホームタウンであるサンフランシスコ・マラソンは今月15日だったけど、それを含め今年は殆どのレースがコロナ禍のせいでキャンセルの憂き目に。。。

そんなマラソン。(冒頭から熱く語ってはいるが私自身はランナーでも何でもないw)ルート66にも多くの参加を集める公式な大会があるって知ってましたか?今日は11月なので、毎年11月に開催されるルート66マラソン、正式名称「Williams Route 66 Marathon」について少々お話を。

ルート66マラソンは2006年より(結構歴史は新しいのだ)毎年オクラホマ州タルサの街で開催される。今年の開催日は21、22日の週末だ。
昨年2009年の参加者は約5,500人ほど、いやはや充分立派な規模感ではないか。実はそこには理由があって、このルート66マラソンは、USATF(米国陸上競技連盟)の公式認定コースで、あの「ボストン・マラソン」の予選大会の役割もしているから。真剣な選手も多いってわけだ。

期待させておいて?申し訳ないのだけれど、「ルート66マラソン」とは言っても実はルート66上を延々と走るわけではない。ただ、市街地を走るので路面はほぼフラット、タルサの街中や河沿いの素敵な景色をくまなく走れるコースになっている。スタート地点は7番街とメインストリートの角だ。フルマラソン、ハーフマラソン、リレー、そして5Kランと、距離に応じてコースも若干変わってくるが、ハイライトはゴール地点までの最後の1マイル。河沿いのコースで、リバーサイドを走った後はルート66の一部である Southwest Boulevard の橋まで北上する。そう、あのサイルス・エイブリー100周年記念公園のある場所である。
実際、マラソン大会の公式ページでも、「ウィリアムズ・ルート66マラソンは、オクラホマ州タルサの最高の魅力を感じることのできる本当にユニークなランニング体験です」と唄っているぐらいだ。

しかしながら。しかしながら、だ。このコロナ禍の世の中、大勢の人が集まり、いわゆる「密」を作ってしまうマラソンなど中々許されないのが現状だ。中止という最悪のケースは防げたものの、今年2020年は何と「バーチャル・イベント」へと移行することになった。
運営側曰く、「実際のレースとは異なることは分かっているが、参加者全員の安全を確保し、且つルート66の魔法を体験するにはバーチャルが最善の策だ」と。

このイベントが始まって今年は15周年。主催者側としては苦渋の判断だっだに違いない。参加登録すれば貰えるレースパックには、特別にデザインされたパーカーやメダルが含まれている。
フルな体験や経験が出来ない2020年は「15周年」でなく、「14.5周年記念」としての位置づけで、来年2021年をもって完結できる配慮がされているようだ。来年は11月20日~21日。今から是非カレンダーに印を入れておいて頂きたい(笑)

大会公式ページはこちら!
https://route66marathon.com/

AAA と ルート66、遂にコラボ⁈

何とも捻りも色気もないブログタイトルで申し訳ないが、正直言えばあまり気の利いたものが浮かばなかった、って感じかな(笑)
このコラボニュースがアナウンスされるまで全く知らなかったことではあったんだけどね。

今から6年後の2026年、ルート66の歴史は大きな節目を迎える。
そう、それはルート66の生誕100周年に当たることは、このブログを読んでくれている皆さんには容易に想像がつくと思う。
前に何かの機会でも言ったのだけど、それが 2026年で本当に良かった。2020年はコロナウィルスのパンデミックでルート66上のイベントは95%以上がキャンセル。来年だってどうなるのかは今の時点では想像が難しい。だがきっと6年後なら大丈夫!そう願って止まない。

が、そんなまだ霧の中の2021年に大きなイベントをぶつけてきた組織がいた。その名は AAA!
American Automobile Association、アメリカ自動車協会である。

アメリカ自動車協会(AAA)とは、アメリカの50州と、ワシントンDCの自動車協会が連合した非営利団体。現在会員数はアメリカとカナダ合わせて約5,800万人だと言うから驚きだ。もちろん同種の自動車クラブでは世界最大だと言われている。アメリカ自動車協会が発足したのは 1902年3月4日、イリノイ州シカゴ。自動車に適した道路や高速道路が不足していたことから、各地域から 9つの自動車クラブが集まり、AAAを結成したのが始まりとのことだが、当時は会員総数がわずか?1,500人だった。

AAAはその会員メンバーに対し、自動車保険、旅行中のロードサービス、旅行情報や、各種割引プログラム等、様々なサービスを提供している。
かく言う私も加入したのが1993年なので、かれこれ27年目となる。

ところが、AAAは結成した 1902年以来、一度もルート66に関連するイベントを開催したことが無い!ということをつい先日知った。
びっくりというか、あって当たり前過ぎて考えたこともなかったのが本音だが、結構驚いたってわけ。
だから?っていうわけではないだろうけど、そのAAAが、来年2021年、初めてルート66とコラボして大きなイベントをやるらしいから「許してやる」ことにした(笑)さすがAAA!頼もしいじゃないか。

そう言えばルート66 生誕90周年にあたる 2016年に向かって、AAAはその前年秋にAAA監修のルート66のMapを出した。AAA各店舗で聞けば「無料で」貰える、との話題で一時バズった。
私もそれを貰うために確か 3か所ぐらい走り回ったことを憶えている。意外に?人気があって手に入り難いものだった。

イベントの話に戻そうか(笑)
今回中心となっているのは、AAAオクラホマ。タルサとオクラホマ・シティの二大都市にて「U.S.66 ロードフェスト・イベント」を2021年に始めることで、100周年記念の前哨戦にする意向のようだ。
開催は6月18、19日は、タルサのリバー・スピリット・エキスポ会場にて、そして同月25、26日はオクラホマ・シティのベネット・イベント・センターへ熱気を移動させるらしい。ニュースレターによれば、オクラホマ州ルート66が走っている他のコミュニティも多く参加するとのことだ。

どちらのイベントも、1920年代から数十年に渡る歴史的な旅を「体験」できるアトラクションやアクティビティはもちろん、家族向けのお祭りに欠かせないフード、ゲーム、ライブミュージックなども盛り沢山。さらにはRV車、オートバイ、そしてクラシックカーから自動運転車まで、「モビリティの未来」を見据えた車も多数展示されるような内容がイベントのホームページからは見て取れる。
VIPチケットが発売されるのは11月11日から。
詳細はホームページ ⇩ まで

https://route66roadfest.com/

AAA曰く、AAAはその創設以来ルート66とは長い間信頼される「旅の仲間」であった。だからその「旅」を祝うために、AAAはルート66の生誕 100周年において「初めての」AAA・ルート66・ロードフェストを開催する意義があるのだ、と。だいぶ勿体ぶったが、中々恰好良い登場の仕方ではないだろうか。

ホームページで紹介されている簡単な告知映像:

また、Matt Pinnel 州知事は、オクラホマ州の観光局を運営しているし、これまでも多くのルート66関連のイベントに積極的にサポートしてくれている。今回ももちろん熱意は前のめりだ。

そうそう、日本の JAF(日本自動車連盟)は、AAAと提携関係にあるんだって。だから JAF会員であれば、アメリカに旅行し、運転する際には AAAの提供するロードサービスや、提携ホテル施設やアムトラックのチケット等の割引特典が受けられるらしい。それじゃあオクラホマ行っても安心だね。皆さん、来年、オクラホマで会いましょう!

Harley & Anabelle 殿堂入りだ!

Photo by Oklahoma Route 66 Association

オクラホマ州エリックの希代のエンターテイナー、ハーレーとアナベルのラッセル夫妻がオクラホマ・ルート66の殿堂入りを果たす!と、同州ルート66アソシエーションのホームページに記事が掲載された。

オクラホマ・ルート66アソシエーションは毎 2年に1度、ルート66の普及と発展に貢献する人々にこの栄誉を授けてきた。聞くところによれば、今年の殿堂入りを含め、現在は25人が殿堂入りしている格好だ。
(批判じゃないけど)ある意味今までハーリーが選ばれていなかったことに少し驚きだけどね(笑)

選考にあたっては、数か月間の公募後アソシエーション内で構成された委員会によって選出される。アソシエーションによれば、選考に「これっ!」という明確な基準はなく、その受賞者の貢献は何でどのくらいのものだったのか、ルート66全体にどのくらいの影響を与えたのか、継続的に影響のある優れたプロジェクト、又はパフォーマンスなのか、等が議論されるらしい。良い意味で柔軟でルーズだ。そうでなくちゃね。

ハーレーはこの地、エリックで生まれた。学校教育を終了後、ギター1本持って旅に出る。その後、ここエリックに戻ってきたときに最愛の伴侶となる、アナベルに出会った。
もともと彼らの始めた店は健康食品のマーケット。失礼な言い方だが、「何もないこの田舎町で」、何と「健康食品」だよ。恐ろしいほどの時代の先取りである(笑)実際、レンガ造りの店の正面には「CITY MEAT MARKET」としっかり書かれているんだ。

ところが人生とは不思議な縁に溢れている。ある時ある旅行者の一団とのひょんな出会いから、彼らは自身の奏でる音楽パフォーマンスを持って、エリックの町を訪れるルート66愛好家や旅行者を迎えることを生業とするようになる。

しかし大変哀しいことに、アナベルは2014年、病気に倒れ帰らぬ人となった。ハーレーの落胆は言うまでもないことだが、彼女の願いを受け、ハーレーはその後もずっと一人で毎年多くの観光客に向けて魂のパフォーマンスを続けているのだ。
かく言う私もその「魅了された」一人だが、ハーレーはその時私にこう言った。「ワシは独りで演奏して歌っているが、いつもワシの隣にゃあアナベルが一緒に歌って踊っているんだよ。見えないかな、お前には(笑)」
その時の人懐っこい笑顔と愛情に満ちた眼を私は一生忘れない。
(宣伝っぽくで恐縮だが、下記 2回、ハーレーに関したポストがあるので、まだ読んでいない読者さんは是非)
https://www.toshi66.com/harleyrussell/
https://www.toshi66.com/2017-08-19-2/

Anabelle & Harley at their performance

おっと、すっかり話がそれた。今日はハーレーとアナベルが殿堂入りした、ってことが書きたかっただけなのに(笑)

「幸せは外からでなく、内から来るもの」と、アナベルは良く言っていたと聞く。彼らの今までの貢献度と、何百何千何万人の観光客を楽しませてきた実績は、その時間を共有した全ての人の心にはっきり刻まれている。
ハーレー、アナベル、本当におめでとう!
あなた達を心から祝福したい。

昨日の夜、ハーレーとメッセンジャーでやり取りをし祝福を伝えると共に来年の再会を約束した。またあのホスピタリティ精神に満ちた「愛と狂気のパフォーマンス」を奏でるハーレーに一日も早く会いたいなぁ。

シメに、オクラホマ・ルート66アソシエーションのホームページにその授与セレモニーの様子があったので、借りて貼り付け。
プレゼンターは同会会長であり、親友のRhys だ。イカシテるね(笑)



H.I.S.コラボ企画「行ってみた~い!憧れのアメリカ・ルート66横断リモート妄想ツアー・ミズーリ州編」開催のお知らせ

日系大手旅行会社、H.I.S フロリダ州オーランド支店さんとのコラボで、全行程 7 回にわたってお送りしています「行ってみた~い!憧れのアメリカ・ルート66横断リモート妄想ツアー」。
第2回目ミズーリ州編は、10月4日(日)午前10時(日本時間)の出発となります!

「ツアー」とは言え、スライドのイメージ画像から皆さんで「妄想」してもらうだけですが、検索だけでは見つからない「生の情報」「現地の情報」も交えてお話します。
有料参加となりますが、興味のある方は是非参加してくださいね!

<出発時間>
日本時間10月4日(日)午前10時、
アメリカ東部時間10月3日(土)夜9時

詳細はこちら ⇩ まで

https://tour.his-usa.com/city/orl/detail.php?tid=6795

H.I.S コラボ企画「ルート66 横断リモート妄想ツアー・イリノイ州編」追加配信決まりました!😊

おー、ついに?やっと?HISさん主催の「行ってみた~い!憧れのアメリカ・ルート66横断リモート妄想ツアー(全 7 回)~第1回 イリノイ州編 」の配信が終わった(笑)
お疲れ様~、という疲労感もなく、とても楽しい時間を過ごさせてもらった。こういうのは何度やっても面白いね!っていうほど何度もやったことはないのだけれど。

折角申し込んでくれたお客様には可能な限り沢山の情報をお伝えしたいのだけれど、時間の制約上そうも行かないのがジレンマ。
今日我が儘聞いてもらって、少し時間を延長させてもらって話したイリノイ州の内容だって、話たいことの10%ぐらいしかカバーできていない。

結局は自分自身のタイム・マネージメントってとこも否定できないのだけれど、そういう意味では今日参加してくださったお客様、100%合格!とは言えない内容にお付き合いいただき本当にありがとうございました!

このシリーズは毎月1回、それぞれの州を写真イメージと私の軽い?トークで「妄想しながら」ツアーをしている気分になって頂く、という企画。
全部で7回予定しているので、回を追うほどに内容は整理され、タイム・マネージメントも良くなる「はず」なので、どうか最後までお付き合いいただきたい。

私の属するホテル業界も含め、現在旅行業界が史上類を見ないほど低迷しているとはいえ、各企業の経営トップはそれを逆手にとって「新しい」アイデアや提案で未来のスタンダードを創造している。
番組開始から14年半、TV東京系、日経スペシャル「カンブリア宮殿」は、その第700回目のゲストとして、日本のベンチャーの草分けで、今や経済界を代表する経営者とも言える、エイチ・アイ・エスの澤田秀雄会長兼社長を迎える。
常に苦難を乗り越えてきた”逆境のプロ”、澤田氏が、この局面にどんな戦い方を提案するのか?
HISさんの手掛ける、オンラインでのオプショナルツアーにも触れられる、と聞いてます。9月10日(木)午後10時、チャンネルはTV東京です!



というところでもう一度、宣伝:)
第1回の配信は無事、9月6日に終わりましたが、それに「乗り遅れた!」という方に朗報です。
HISさんのご厚意で、日本時間9月26日(日)午前8時半より(アメリカ東部時間同月25日夜7時半)臨時追加便が出ることになりました!
お時間のある方、お聞き逃しなく!?

https://tour.his-usa.com/city/orl/detail.php?tid=6530#detail_tour

末筆になるけど、HIS オーランド支店さん、特に窓口になってサポートして頂いている井手田 健(タテシ)さん、本当に素晴らしい機会を頂きありがとうございます!

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