ルート66ファンでなくとも、洋楽好きのあなたなら「ルート66」という歌はどこかで耳にしてるはず。正式な題名は「Get Your Kicks on Route 66」。
そう、ルート66で最も良く耳にするフレーズ。
元々は1946年に Bobby Troup という人が大陸横断旅行をしている間に作ったものと言われているけど、その後この歌はとても多くのミュージシャンによってカバーされてて、誰が歌ったものが一番なのか、誰のアレンジが最も素敵か、という議論はいつでもどこでも起こってるよね。

記録では、この歌を最初に録音し世の中に広めたのが、かの有名な Nat King Cole (ナット・キング・コール) さん。彼の名前を聞くと一番最初にクリスマスソングを思い起こすのは私だけ?(多分世代のせい)
その後1961年には Chuck Berry 、1964年には Rolling Stones もカバーバージョンを発表してるんだ。

個人的な好みを言えばもちろん、先日亡くなった Glenn Frey が2012年に発表したウェスタンスイング系のバージョンが一番好き。
超かっこいい彼の唄はこちら!


以下、東エミさんの日本語訳:
「🎶 もし西に車を走らすつもりならこの道を乗るのが一番さルート66は楽しいぜ。シカゴからロサンジェルスへと曲がりくねっていて、全長は2,000マイル以上、ルート66は楽しいぜ。
ミズーリ州のセントルイスを抜けジョプリンへ。最高にイカすオクラホマ・シティがあって、アマリロに、ニューメキシコ州のギャロップ、アリゾナ州のフラッグスタッフが見えてくる。そうだ、ウィノナも忘れるな。キングマン、バーストウ、サン・バナディノもなっ!
最近の事情を知っとけよ。
カリフォルニアへ旅するのならルート66は楽しいぜ 🎶」

WinonaAZ

鉄橋に向こうに見えるサンフランシスコピークス

ん?ちょっと待て。ウィノナって何だ?
一番最初に聴いた時に思った感想、いや「違和感」だ。シカゴ、ロスアンゼルス、セントルイス、ジョプリン、アマリロ、ギャロップ、フラッグスタッフ、キングマン、バーストウ、サンバナディノ、ぜーんぶ知ってる。少なくとも聞いたことある。でもウィノナって?

アリゾナ州ウィノナ。フラッグスタッフから東へ約16マイル、ウォルナット渓谷国立モニュメントの近郊、とても小さな街だ。街というのも憚れるぐらい(笑)
ウィノナ自体には特に何もないんだけど、インターステート40号線をウィノナで降りて州高速394号線を西に向かう道が素晴らしくきれいなんだ。厳密に言えばルート66から少し外れて行くけど、394号線を走って89号線にあたりまで、目の前には San Francisco Peaks という山が広がり見応えのある景観が楽しめるってわけ。
ここを通るときは是非試してみては?