2016年4月23日、ガスコナーデ橋でのラリーを終えた後、私は友人ジェリーの車の助手席に座って次のイベントが開催されるマンガ―モス・モーテルへ戻っていた。
橋から戻るのに早く着けるインターステートは通らず、わざわざルート66をゆっくり。そんな拘りもルート66愛好家同志でないと中々出来ない。
リボンロードと呼ばれるミズーリ名物の上下に大きく起伏する道を走りながら、5年前、いや3年前であれ、それから3年後に自分がミズーリのこの道を、ルート66界では名が知れたアーチスト、ジェリーさんと一緒に走っていることなんかどうやって想像できただろう?なんて夕陽を見ながらボーっと考えていた。
インターステートが出来た時、人々はどう思ったんだろう?今日の自分みたいに横目で見ながらそれでもルート66を走ったんだろうか?
その時に見えてた景色と同じなのかな?
90年も経てば普通景観は大きく変わる。だけどこの砂利道、太陽、緑の木々しか見えていないこの景色は絶対に変わっていないはずだ。
夕陽が真正面に見え、沈んだかと思えばまた昇って。時間はゆっくり流れている。
だんだんと夕陽が霞んで見えた。

MO Road