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週刊NY生活月イチ連載 SEASON 3: Vol.12 映画から生まれたバグダッドカフェ

毎月恒例の寄稿「魅惑の旧街道ルート66をフォーカス」SEASON 3、第12回目(03月号)は、映画「Bagdad Cafe」のご紹介。
その地、Newberry Springs は訪れたものに時空を超えた郷愁を誘います。

詳細は週刊NY生活ウェブサイト ⇩ まで (25ページです)
https://nyseikatsu.com/editions/764/764.pdf

Lilian Redman に会いたくて

Lilian Beatrice Leigon Redman

ルート66を走り始めて、ルート66に関わることで沢山の友人、知人が出来た。皆、一人一人が私の誇りとする素晴らしい大切な人々だが、残念ながらタイミングが合わず会うことの出来なかった方々も大勢いる。
その一人が、Lilian Redman 女史、言わずと知れたニューメキシコ州トゥクムキャリのBlue Swallow Motel の元名物オーナーさんだ。ブルースワローモーテルは、1940年代よりルート66のアイコンであり続けているが、Lilian Beatrice Leigon Redman がモーテルのオーナーとして活躍した50年代にその伝説は生まれた。彼女の名セリフの一つ、” I end up traveling the highway in my heart with whoever stops here for the night” は、私自身がホテル業界に従事していることもあり、いつも指針の一つとして肝に銘じている。(とは言え、そんな気量は私にはないが、笑)

現在のオーナーは、Nancy と Kevin Mueller 夫妻。ミシガン州デトロイトから越してきたとても気さくで愉快な人達だ。いつも訪れる度に笑顔満面、飛び切りのホスピタリティ精神で出迎えてくれる姿にはきっと Lilian の精神が受け継がれていると確信する。

With Nancy & Kevin Muller

そんな Lilian にインタビューをする ルート66の生きた伝説、Michael & Suzanne Wallis 夫妻と Nancy の貴重な映像を発見したのでここでシェアしたい。

Lilian が亡くなったのは 1990年代後半。1993年に初めてルート66を走ったが、当時はまだ走って「観光」することだけに注力していた未熟な私は、このようばルート66の真の魅力に気付いていなかった。
Time No Wait、本当に時間は待ってくれない。今やるべきことは絶対に後回しにしてはいけないのだ。

友人、Anthony Reichardt が撮影した当時の Lilian。ああ、本当に会いたかったなぁ。

夜明けの一枚@Blue Swallow Motel

@Tucumcari

Bagdad Cafe 30年の時空を超えて

1987年に世界中を唸らせた映画、「Bagdad Cafe」の封切り後から約30年。ちょっと前になるけど、その映画の監督を務めた Percy Adlon 氏が時代を経て初めて語った記事が面白かったので紹介したい。

冒頭に「世界中を」と書いたが、読者の皆さんも知っている通り、当初は「風変わりな」ドイツ映画と見られていたのも事実。実際私自身も、正直告白すれば、一回目はあまりピンと来なかったことを憶えている。1993年にルート66を走り始めたことで何度か見るようになってジワジワとその魅力に憑りつかれていった。 内容を簡単に言えば場所はアメリカのモハヴェ砂漠にある「うらぶれたカフェ」に集う人々と、そこに突然現れたドイツ人旅行者ヤスミンの日常交流を描いた作品だ。撮影はカリフォルニア州ニューベリースプリングにあった Sidewinder Cafe を使用したが、その Cafe のオーナーは映画公開後に店名を賢く Bagdad Cafe に変更するという大技も見せた。

ドイツ映画ということもあり、「Bagdad Cafe」は特にヨーロッパではカルト映画ファンのお気に入りになり、今でもドイツやフランスからの観光客が一番多いと聞く。残念なことにモーテルは数年前に取り壊されたが、カフェは毎日営業。現在のオーナーである Andree さんがルート66と映画の精神を引き継いでいる。

Andree さんと

アドロン氏が語ったのは、映画はアドロン氏のカリフォルニア州のモハーヴェ砂漠へのルート66の旅をしていた際に触発され、Daggett と Bagdad の両小街近郊で「奇妙な光」を見たことが「お告げ」となってこの企画に結び付いたのだとか。本当に些細なことが人生を変えるのが良く分かる。

また、俳優のJack Palance はこの映画で好演したことで、彼のキャリアを一気に上昇させることが出来、1991年に “City Slickers” でオスカーを受賞することになったと公言して憚らない(笑)シティスリッカーズは勿論のこと、その他 “Batman” や、”Tango & Cash” でご存知の方も多いかと。
それと同時にTVシリーズからの”Bagdad Cafe” へ出演することは断っていたそうな。知らなかった。。。

Bagdad Cafe と言えば思いだされるのが、あの名曲「Calling You」。作曲家のボブ・テルソンが作り、これを欧州出身の歌手、Jevetta Steel さんが歌い上げた。これは彼女の作品の中でもトップ10ヒットとなり、アカデミー賞の最優秀歌手にノミネートされることとなる。その後は特にフォローしてなかったが、名作「Calling You 」は、セリーヌ・ディオン、ナタリー・コール、バーブラ・ストライザンド、ジョージ・マイケル、そしてエッタ・ジェームス等多くのアーティストによってカバーされたとのこと。

Bagdad Cafe の横の空き地にたってモーテルサイン柱を眺める。インターステートから少し距離があるので、そこは風の音しか聴こえない。そして目を閉じると自然と「あの声」が降りてくる。1987年、スクリーンで観た時空へのタイムスリップが体験できるのだ。

Jason Bourne ルート66に降り立つ❕❓

何ともエキサイティングなニュースが入ってきました。
2020年11月6日に公開予定の、あの Matt Damon 氏が主演を務める映画、「Stillwater」のワンシーンがオクラホマ・ルート66のアーケディアで撮影されることが判明!
実際の撮影は一日のみで、11月8日(金)に予定されていたとか。
現地ニュース ⇩
https://okcfox.com/news/local/matt-damon-movie-filming-in-arcadia-at-least-one-day

映画の大筋は、石油掘削作業員に扮する主人公(マット・デーモン氏)がマルセイユ(フランス)にて無実の罪で投獄された娘を、言葉や文化、さらに法律の壁と闘いながら助けに行くという内容で、かのジェイソン・ボーン・シリーズで私も彼の大ファン。

オクラホマでの撮影の殆どは、登場人物の故郷という設定で同州の Coyle (コイル)という街で行われるそうだ。コイルは アーケディアから北へ約30マイル(48キロ)ほど。車で行けば30分強の距離である。私もまだその街は訪れたことはないが、次回アーケディア近辺を通る時は是非行ってみようと思う。街自体はとても小さく人口は300人程度で、いわゆるルート66上にある小さな街と通ずるものがある。ネット上でも中々ぴたりと来る画像が探せなかったが、こんな感じみたいだ。いずれにしても、 デーモン氏の映画の中に映り込むルート66を観るのは待ちきれないほど楽しみである。

ではそのアーケディアとは一体どんなところ?という方。詳しくはこのブログの2017年4月より連載した「Acadia Neon Fest」の一連をご覧になって頂きたい。アーケディアは、私の友人である、Jim Ross 氏、Shelle Graham 女史の、ルート66重鎮夫妻が居を構える街でもあり、幾つかのユニークな観光スポットもある人気の高い街だ。

街で一番目を引くのは Pops Route 66 だろうか。
見渡すほど地平線の広がる田舎に忽然と建つ巨大かつシンプル、そして近代的なオブジェは、日が暮れると綺麗にライトアップされる必見のスポット。
ポップソーダをテーマにした、ガソリンスタンド、ダイナー、そしてギフトショップが併設されている。(ガス代はちょっと高めだけどw)

そしてアーケディアと言えば歴史的なランドマークである「ラウンド・バーン」。1898年に地元農家の William Harrison Odor 氏によって建てられた。1988年には直径60フィートもあるその屋根が崩落する事故もあったが、4年後の1992年に無事修復作業は完了。現在1階はお土産屋さん、アートギャラリー、そして観光案内テーブルが置かれ、2階は結婚式披露宴ができる素敵な宴会場となっている。
このラウンド・バーンは文字通りラウンド(真円)、六角形でもなければ八角形でもない、何とアメリカ唯一の丸い納屋なのだ。
報道によると撮影クルーはこのバーンのトイレと休憩スペースを使わせてもらうらしい。映像にも出ないかなぁ(笑)

最後にもう一つ。アーケディアの観光スポットの一つして友人のお店、Glassboy Studio を紹介。ネオンサインのチューブ等、ガラス工芸を扱っていて、もちろんお客さんはガラス細工を体験できる。
また Tourist Trap Tee というシリーズでルート66各州で語り継がれている御伽噺をテーマにしたTシャツも秀逸。私もオクラホマ、テキサス、アリゾナ州の3つを持ってます。近郊訪れた際は是非!





66 Drive-In Theatre 70周年記念で青空市開催へ

「66ドライブイン」は今年70周年を迎えることにあたって、オープン・エア・マーケットという初めての試みを開催するらしい。

66ドライブイン・シアターはミズーリ州カ―セイジという街のほどない郊外にある。そう、ルート66で私の最も好きな街の一つ、カ―セイジだ。
開催日は今週末12日(土)と13日(日)の2日間。入場料は3ドル(約324円)で昨今流行りのフードトラックも幾つか登場するとのことだ。

ジャスパー郡裁判所を中心に街のダウンタウン地区

ドライブイン・シアターが最初にオープンしたのは 1949年9月22日。時代の流れの影響によって 1985年に閉鎖されたのだが、その 13年後に見事復活を遂げ、現在でも毎週金、土、日曜日に毎晩2本の映画が上映されている。

さらに言えばこのドライブイン・シアターは、US’s Very Best Drive-In Theatre で何と 6位にランク付けされたこともあり(微妙な順位だけど)、ルート66上で今日現在稼働している唯一ドライブイン・シアターでもあるのだ。 (2003年に米国国立史跡に登録済)

地元のニュース

最近の流れだけど、このような広大な面積を誇るドライブイン・シアターは季節限定の営業なので、冬の間は「ただの空き地」と化してします。そんなところに目を付けた人々がオープンマーケットや、ウィンターマーケット、または冬季版移動遊園地などを開催して収益を増やす傾向がある。
こちらのオーナーさんである、マクドナルド夫妻もそのチャンスを逃さなかったようだ。

私はまだここで映画を実際に観たことがないが、70年前のアメリカのノスタルジーを誘う、ネオン、子供の遊び場、チケットブース、コンセッションスタンド/プロジェクションブース、そして高さ66フィートのスクリーンなど、ほぼすべてが2019年の今日も変わらず多くの人たちの人気を集めている。

そうそう、カ―セイジの名物モーテルのインキーパーであり、大の友人でもある Debbie が、以前到着前に連絡をして夕飯を一緒にできるかどうか聞いた時、こんなことを言っていた。
「今晩映画を観る予定になってるから、オープンシアターだけど、トシも来るか?」
腹が超減っていたのでその時は遠慮してまず自分で腹ごしらえしたのだが。。。次はその手の誘いには是非乗ってみようと思う。

2020年のフィールド・オブ・ドリームス

1989年に見た映画「フィールド・オブ・ドリームス」、正直当時はあまり感動しなかったことを憶えている。むしろどちらかと言えば、ストーリー的にも、分かったような分からなかったような(笑)
何かいきなりケビン・コスナー氏をディするようなことになったけど、真意はそうじゃない。(むしろ彼は好きな役者の一人だ)
そんな映画のタイトルを何年も後になって、カンザス州バクスター・スプリングスを訪れたときに再び思い出した。同街にある「フィールド・オブ・ドリームス」と名付けられた施設を訪れたときのことだ。

いや、正確にはその施設の名前が書かれた看板の前を通りすぎたときだろうか。二度見をした私は思わず急停車。ギアをバックに入れてその標識をわざわざ確認しに行ったことを憶えている。

その「フィールド・オブ・ドリームス」をまた!鮮明に蘇らせてくれたのが昨月のアイオワ州デモインの地方紙「Des Moines Register」に掲載されたこの写真記事だ!

何とMLBは来年2020年、ニューヨーク・ヤンキースとシカゴ・ホワイトソックスの試合を同州ダイアーズビルで開催することを発表したのだ!
マジかっ?!と記事を目にしたとき疑ったのは言うまでもない。え?なぜ?
無数の疑問が頭の中を駆け巡る。
でもよく考えるとそんな無粋な質問はどうでもいいではないか。興行してくれるというのだから有難く楽しませて貰えればそれで良いのだ!

映画を観た方はよく憶えていると思うけど、この映画の撮影にあたって、ダイアーズビルは実際のベースボール場を建造したわけで。その後もその施設は土地の所有者によってしっかり保存され、今でも勿論使用できる立派な現役の施設さんなのだー!もはやベースボールファンにはたまらない「聖地」だね。(昨今この表現がメディアでも多い(汗)

MLBの公開したポスターによれば、試合予定日は2020年8月13日。しっかりホワイトソックスのスケジュールにも載っているぞ。

しかも当日は試合だけではなく、ベースボール・クリニックの開催を中心としたファンサービスも半端ないという。。。
あー観たいな~、行きたいな~、チケット取れるかな~
オールスター戦の1か月後かぁ。
日本はお盆かぁ。
また一つ悩みのタネが増えちゃったよ!

シカゴの高架鉄道、初体験!?

唐突で恐縮だが皆さんはシカゴの高架鉄道、乗ったことはあるだろうか?渡米して30年、シカゴに住んだ経験はないが行った回数は数限りない。ダウンタウンや空港周辺を始め、シカゴの大体の場所は地図なしでも行けるぐらい知っている。だけどシカゴ・ダウンタウンの名物?高架鉄道に乗ったことは一度もないのだ。

私にとってシカゴ高架鉄道といえば、真っ先に思い出すのは1993年公開の映画「Fugitive」(逃亡者)だろうか。奥さんを殺害された主人公役のハリソン・フォード氏が犯人を追い詰めるたり、追っての警察を撒くシーンに使われた部分だ。


今回のシカゴ滞在は最終日1泊。ダウンタウン地区に宿泊することに加え、MLBホワイトソックス対かカブスの「シカゴ・ダービー」を堪能する理由から、一念発起、是非乗ってみようと決意した。現在一時的とは言え東京に住む身としては、シカゴですら中々簡単に行ける街でもなくなってしまったので、非常に良い機会かなと勝手に不要な理由付けもしてみる。

 

 

宣伝する意図はないのだけれど、シカゴの宿泊はダウンタウンループ南にあるコンベンションセンター近辺の「Home 2 Suites」、ヒルトンブランドの全室スイートタイプの長期滞在用ホテルだ。たった1泊だけど、この長期滞在用スイート施設が私は大好き。異ブランドだが、以前働いていたホテルの施設がそうだったこともあり、その利便性と魅力にすっかり魅せられてしまった。

ついでだから言わせてもらうと、この施設はヒルトンが最初の「試験」として世界中 5,100 あるどこよりも先駆けて作ったトライ・ブランド施設。
ヒルトン系列のハンプトン・イン、ガーデン・イン、そしてホーム2スイートの異なる3種の施設が一つの建物を共有するというものだ。
英語版になるが興味のある方は下記リンクを読んでみて頂きたい。

https://newsroom.hilton.com/hampton/news/hilton-opens-first-tribranded-hotel-at-chicagos-mccormick-place

話は逸れてしまったが、要はこの施設からはダウンタウンに行くにも、ホワイトソックスのスタジアムに行くにも高架鉄道が最も便利で移動時間が早い、ということだ。
少し見に難いが、シカゴの鉄道はこのようにダウンタウンをループ(環状)に回りながら南北東に向かって伸びている。かなりのエリアをカバーしているので意外と(怒られちゃうね)便利だ。


ホテルのあるのが McCormick Place というところで、駅に向かって3、4分程度歩くことになる。治安的には正直良いエリアではないので、米国に住んだことがない方は少し怖い印象を受けるかもしれないが日中は大丈夫だ。
更に便利なのは、REDLINE と GREENLINE が駅こそ違うが、お互いに3分ほどの距離にあるので乗り換えも差ほど苦にならない。
スタジアムに行くには REDLINEが良いのだが、ダウンタウン地区はホテルからだと、GREENLINEの方が少し街中に着いて便利だ。

さて駅に着くと早速切符の自動販売機がある。切符の購入は基本自販機なので、小銭や1ドル札、または5ドル札あたりを持っていないとちょっと不便になる。
100ドル札などは当然入れることができないが、もし入れられたとしても正確に動かない場合も少なくないので、そんな大金を入れてみようなどと思ったことすらない。東京の地下鉄は平気で10,000円札が入れられるので、とても安心な国だ、と帰ってつくづく感じた。

改札も当然?無人。切符を入れて通過すると階段をひたすら上る。エレベーターもあるが古い感じで途中で止まったら面相だな的なものだ。密室という状況を作りだす場所でもあるために、身体に特に故障がない場合は100%階段がおススメ。

駅自体はとてもコンパクトにまとまっていて、見渡しも良いし表示もしっかりしている。日本と違ってきちんとした時刻表の表示はないものの、待ってれば大体10分もすれば来る。どこの街でもそんなものだ(笑)それだけに「2分後に必ず来る」とわかっている東京の朝のラッシュ時になぜ多くの人がホームを走って駆け込み乗車をするのかがいまだに理解できない。

暫くするとお目当ての電車が来たので乗ってみる。ラッシュ時ではないので車内は比較的空いた感じで無機質だが小ぎれいだ。乗り合わせた観光客がとても明るい気さくなご夫婦だったので、彼らを交えて何人かで会話が始まったのだが、最近はこの高架鉄道に乗る観光客が増えているらしい。理由はシカゴの街はレンタカーで走るには金がかかりすぎるから、らしい。そう言えばシカゴは郊外でもない限り路駐ができないので、どうしても有料駐車場を利用することになる。2,3時間も停めれば平気で40ドルを超える。ホテルだって一晩車を預ければ50ドル~60ドルが相場だ。しかもフリーウェイを筆頭に渋滞は非常に醜い。まさにその通りだと納得した。

GREENLINE に乗ってついたのがここ。まさにシカゴダウンタウン地区の中心。ミラクルマイルと言ってレストランやブランド店、デパートなんかが立ち並ぶ。私のお目当ては一箇所、NHL ブラックホークスのオフィシャルショップのみだ。その他ベアーズやブルズを始めシカゴのスポーツチームの商品を一気にみられるお店もあるので、スポーツファンの方にはおススメしたい。

その後今度は REDLINE に乗ってスタジアムのある35丁目駅まで南下する。時間はすっかり夕方。McCormick 駅のホームからは何とチャイナタウンの入り口が良く見えた。アメリカの大きな街で(いや、大きくなくとも)チャイナタウンのない街なんぞない、と言って差支えないと思うが、特にチャイナタウンを探すことはないので、いきなりの登場に驚きと感動が入り混じった!((´∀`))ケラケラ


ホワイトソックスのスタジアム、今はスポンサー企業の冠名がついた「Guarantee Rate Field」という。ホワイトソックスのスタジアムは長らく「Cominsky Park」と名前でファンに親しまれてきたので、私も今でもそのように呼ぶ。1991年に新しくスタジアムが建設され暫くはそのまま使われてきたが、2003年に「US Cellular Field」と名前を変え、その年のオールスターゲームは「シカゴはベースボールタウン!」というのを強烈に印象付けた熱狂を現地で体験している。2005年のワールドシリーズを含め沢山の思い出のあるこのスタジアムに還ってくることはいつも嬉しい。

そんなことを考えながらスタジアム駅に到着した。さあシカゴ最後の夜の宴の始まりだ!

友人 Rhys Martin

間違った印象を伝えたくないんだけど、ルート66は一年中走れるし、楽しめる。まずこれだけはしっかり憶えて頂きたい(笑)
が、多くのライダーはやはり冬はシーズンオフ。イリノイやミズーリの寒さは半端じゃない。以前ミズーリのあるモーテルに2月も後半に入ってから泊りに行った時のこと。「トシが今月初めての客だよ!」って歓待されたことが。。。汗

そんなオフシーズンも、3月の声を聴くと沿線上で様々なイベントが始める。残念ながら参加することは出来なかったけど、友人の Rhys Martin が2日、彼の地元であるオクラホマ州タルサで「The Allure of Route 66」と銘打って、2013年以来彼が愛して止まないルートの魅力について、彼自身の経験を基に講演する。(これを書いている段階では「した」が適切かな)
今日はちょうどそんなタイミングだったので、その Rhys Martin 氏を紹介したい。


Rhys は1981年、タルサで生まれた。28歳の時、彼は全てを投げ打って国を後にし、約10か月に渡って東南アジア、ヨーロッパをバックパックで歩きまわった。その時彼は「写真」に魅せられ、帰国後新しい目で自身の故郷や州の遺産を発見、その流れからルート66 に出会った。それ以降、Rhys は精力的にオクラホマ州を中心としたルート66 と、マザーロードを継ぐ大小様々な街を巡ってはその歴史的意義、素晴らしさを伝えている。Rhys の作品は「The Land」「Route 66 Magazine」「The Oklahoman」、そして「Tulsa World」等、多くの雑誌や書籍に掲載されており、自身でも”Cloudless Lens” を立ち上げ、Tシャツやカレンダー等、多くのデザインをプロデュースし、販売しているんだ。

これらは実際のカレンダーとオクラホマ&ルート66シールドのTee。私が持ってるのは赤いバージョンだけどね。

とは言いながら、私が Rhys と出会ったのはまだ僅か2年ちょっと前のことだ。ルート66のコミュニティでお互いの存在は知り合い、FB上では度々やり取りしたものの、実際に会ったのは2年前のタルサでのこと。Route 66 Alliance の Ken Busby 氏、「ルート66の父」Cyrus Avery 氏をお爺様に持つ Cyrus Avery III 氏、そして 「タトゥーマン」の愛称で世界中に知られる Ron Jones 氏を含めた5人でタルサで会食する機会を頂いた時だ。それまでのやり取りのせいか、初めて会った時も初めての気がせず、彼のルート66の深い洞察、真っすぐな愛情はすぐに理解できた。


カリフォルニアとオクラホマでは中々会う機会はないものの、ルート66のイベントになると多くの知人友人には約束せずとも会えるものだ。
昨年春のミズーリのへイゼルグリーンでガスコナーデ橋保存運動をした時は、朝早くから John’s Modern Cabin の見学に付き合ってくれた。Rhys と一緒に行動したからこそ、その時 Trail of Tears という、全く知らなかったネイティブアメリカンの歴史に触れることもできた。
https://en.wikipedia.org/wiki/Trail_of_Tears (日本語ページあり)

で、更にその夏には再び「Birthplace Of Route 66 Festival」でも時間を共にすることが出来、彼の愛妻 Samantha にも会うことが出来たんだ。


ルート66は、ルート66、そう只の道だ(笑)。そう言ってしまえば元も子もないが、私はルート66の一番の、そして最大の魅力は、彼を含む「人」だと思う。写真家、アーチスト、ヒストリアン、更には沿線上でお土産屋さん、モーテル、ダイナーを始めとする様々なビジネスを育む人達、ルート66をアメリカの歴史の大きな一部、財産として真剣に守ろうと、後世に伝えるために保存しようと一生懸命駆け回る人達、そんな沢山の素敵な人達に出会えたことは心から嬉しく、感動的ですらある。私はルート66を走り始めてから20年経つけど、つい数年前までは余り積極的に交流して来なかった。後悔はしていないけど、知人友人が増えてから以前とは比べものにならないぐらいルート66が好きになった。皆さんも、ルート66に出たら出来るだけ多くの人達と交流して頂きたい。
話が逸れちゃったけど、これが Rhys のオフィシャルサイト。
http://www.cloudlesslens.com/

たまたま YouTube で彼の1月に行った講演の模様を(スライドだけど)見つけたので、掲載します。時間のある方はお聴きください。

 

 

Award Winning “Hell or High Water” & Route 66

そこまで映画の話をするのが好きなわけではないんだけど、旬の話題なのでご勘弁を(笑)
昨日?だったのかな、アカデミーかオスカーかグラミーか、良く分からないんだけど(筆者はその手のものが大嫌いなので)発表にミスがあってネットニュースが随分騒いでたよね。その賞の一つに選ばれていたらしいんだけど、 “Hell or High Water” 皆さんはもうご覧になったかな?


その映画、撮影された場所のクレジットがトゥクムキャリ、モリアルティ、そしてアルバカーキ、とニューメキシコ州のルート66とドンぴしゃり!私の大好きな俳優さんの一人、Jeff Bridge 氏も素敵な演技を見せてました。

内容についてはネタバレになるから割愛。Hell or High Water は映画批評サイト、Rotten Tomatoes でも98%の 「Fresh 評価」を獲得してましたし、興業収入でも大成功になりました。
ただこの作品、元々予算は非常に低かったようでUS$ 1200万ドル強しかなかったらしいんだけど、積極世界中での興業成績は何とUS$ 3100万ドル!だそうですよ。
話の中では場所はテキサス州西部だけど、実際に撮影されたのはニューメキシコ州。同州はかなり寛大な映画税額控除プログラムがあると聞いているので、それが大きな理由になっていることはきっと間違いない。2015年の春に実際の撮影が始まった時、撮影場所は(Comancheria とリストされたけど)トゥクムキャリだったそうで、同街のルート66 のアイコン、Tee Pee Curios とRockin’ Ys’ Roadhouse を俳優さんたちが訪れたそう。

その他では、Portales(ポルタレス)、Clovis(クロヴィス)、それにEstancia(エスタンシア)等の小さい街々でも撮影が行われたらしい。

ディズニー作品の “CARS” のように、どうせならもっとルート66を盛り上げる材料に使ってくれればいいのにね。でも全く関係のないスクリーンで見るルート66は本当にワクワクするもんだよ。

では最後に恒例?、予告編の掲載です。



 

Fermosa Cafe とハリウッド映画


最近つとに人気のある映画「La La Land」、もう見た人は多いのでは?批判を覚悟で言えば、この手の映画は私の好みではないのでほぼ観ない予定なんだけど(汗)、ここに出てくる Cafe が何とカリフォルニア・ルート66では著名な “Formosa Cafe” だと聞いたので無視するわけにはいかない(笑)
Formosa Cafe は賞金稼ぎの Jimmy Bernstein 氏によって1925年に創業。その後パートナーを組んだ Lem Quon 氏が後を継ぎ、彼の孫 Vince Jung 氏に引き継がれた。聞いた話だけど何人かの従業員は40年、50年と働いていたらしい。
その Formosa Cafe、何と昨年クリスマスの直後に閉店してしまったというから、ルート66関係者は大慌て。閉店の理由は詳しく聞いていないんだけど、再開の目途はない模様。
但し!関係者をホッとさせたのはこの事実。実はこの建物は市の保存条例によって保護されているものの一つらしく(外装の殆どとネオンサインも含む)、建物の賃貸管理をする不動産会社は、向こう一年以内に長期契約をしてくれる顧客を探し、そのスペースを何等かの形で再開すると豪語しているとのこと。そう、建物は少なくとも残るわけだ!あー良かった。また一つランドマークが無くなるのかと冷や冷やしたよ。
Formosa Cafe が有名な理由はもう一つ(というか、これが一番かも)この場所の周りには大小多くの映画スタジオがあるので、俳優さんたちが撮影の合間なんかに寛ぎにに来ることで知られてるんです。古くには John Wayne、Elizabeth Taylor、Marlon Brando、Elvis Presley、Clark Gable 等多くの著名人の目撃記録が残っているらしく、今ではCher、Bono、そして Jack Nicholson さんが現れるとか現れないとか。(大きな声じゃ言えないけど)決して料理が格別美味しかったわけじゃないので、近年はそのようにハリウッドスターに会えるかも?で行くお客が多かったとも聞いてる。残念。

“La La Land” も良いですが、この Cafe、ロスアンゼルスではもう一つ超有名な映画に出てくる場所でもあるんです。分かります?そう、”LA Confidential” なんです。Kevin Spacey、Russell Crowe、Guy Pierce ら錚々たる名優さんたちが出てました。今ではスターとなった Russell Crowe は実はこれがハリウッドデビューだそうですよ!当時まだ若かった私も Kim Basinger の妖艶な魅力にクラックラしてたのを憶えています(笑)

では折角なのでその “LA Confidential” 、Cafe が出てくるシーンをご覧頂いて今日はおしまいです。

 

 

 

 

 

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