そして前回触れた「2編」の二つ目をここで。 今回はニューメキシコ州サンタフェで発行されている日刊紙「サンタフェ・ニューメキシカン」紙に先月18日に掲載された記事、「Musician Travels through New Mexico for Route 66 Composition Field Research」の紹介です。同紙は「米国西部で最も古い新聞」と言われ、何と創刊号は1849年11月28日なのだ! 2004年に本社をサンタフェ市内のワン・ニューメキシカン・プラザに移転し、同州最大の街で発行するアルバカーキ・ジャーナルも実はここで印刷されている。
余談だけど、かくいう私はこのサンタフェ・ニューメキシカン紙とはご縁があり、(10年以上前になるが)サンタフェに住んでいた当時、黄葉の秋を郊外の Tesuque、Chamisa、そして Black Canyon Trail を家内と散策していた際の様子が写真と名前入りで同州に載せてもらったのだ🤩
2016年のニューイヤーズディよりスタートしたこのブログ。最初の題材は、夜中のネットサーフィンで何気なく発見した「Songs from the Mother Road」という、私のハートを一瞬で鷲掴みにしたタイトルのCDだった。すぐさまダウンロードして聴いた時の興奮と喜び、「こりゃ良いものに出会ったなぁ。次の旅のお供はこれだよ、これ!」は、今でもはっきり憶えている。
実際すぐには旅に出るチャンスはなかったものの、スマートフォンに落とし込みチャンスがあれば聴いていた。それから10か月、イリノイ州エドワーズヴィルで行われる「Miles of Possibility」という、イリノイ州ルート66アソシエーションが主催するカンファレンスで、Road Crew というバンドがゲスト出演するという情報を得た私は、それまで実は行こうかどうか迷っていたけど、主催者に即レス、参加する旨を伝えた。(Debyjo、Chery すまないw)
イリノイ州とは言え、エドワーズヴィルがあるのは州のかなり南、ほぼミズーリ州との境近辺だ。だから金曜日を一日だけ有給取れば、3日間は余裕で週末の素敵なルート66 小旅行に変わる。
Miles of Possibility は決してルート66愛好家の同窓会でなく、様々なテーマを決め、その分野の第一人者の講演や、各組織のプレゼン等を含んだ立派なカンファレンスだ。もちろん顔見知りの大所帯でのレクリエーションもきっちり行うので同窓会の側面もあるけどね(笑)
その夜のステージは最高だった。
例のアルバムから数曲、知らなかった曲も幾つか、そして新しくリリ―スしたばかりのアルバム「Under The Neon」から。ルート66の生ける伝説、Tattoo Man、Ron を唄ったにした軽快なナンバーも心地よい。後でミーハーにも、ジャケットにサインまで頂戴したw
何もかもに満足したのに、その上何と彼らは非常に素敵な人達だった。全く気取らず、奢らず、普通の友人のように話してくれて、一緒に笑ってくれる。
やはりルート66のホスピタリティ精神は著名なミュージシャンであれ何の変わりもない。特にその中でもVocalとGuitarを担当する Joe は会う以前よりFBで繋がってもらったこともあり、とても仲良くしてくれる友人の一人だ。
“Hey Toshi, Let’s meet to dine with us around 17:00! Will call ya later.” と、簡単なSNS メッセ―ジが届いたのはその日の午後2時すぎ。おいおい、こっちにも予定ってのがあるんだよ。そうならそうと早く言えよ!と腕時計と睨めっこしながら間に合う距離にいるのか再確認。
もちろん皆で一緒に夕飯するのは大きな楽しみの一つだけど、自分の予定は曲げられない。でもちょっとばかり足早気味に行動、彼らからの場所の連絡を待ちながらBristow、Depew、Stroud の街での撮影に精を出す。
さて、時間は午後5時17分、Arcadia の街に入る。予定より若干遅れたが許容の範囲だ。が、一向に連絡がない。
“hey guys, where you all? Ain’t know the place yet.”
“Oh Toshi, forgot to text ya. We all at XXX.”
とまあいつもこんな感じだ(笑)
指定された店は典型的なアメリカン・フード。オクラホマのアメ食だ。心からホッとする。美味い。